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なんや此処

橙、聞こえるかい?

誰やねん、

神だ

ふざけとる場合か、父さんやろ

えへへ、バレちゃったか

バレバレやわ

で、此処は?

、死と生の真ん中…?見たいな感じ

死んだって事?

簡単に言えばな

いやー実はさ、父さんまだ成仏してなくて

…、御免

え、?

俺、駄目駄目だったよな…、

赤とか、水黄とか、兄さん達、父さんに支えて貰ってたのに、

中2で死ぬなんて…、笑

…そんな事ない

…、え?

お前が居なかったら兄さん達の、飯、面倒、全部はお前が居たからできた事

そもそも母さんと、父さんのせいだ、勝手に死んで悪かった

…、ッ

さぁ、橙

死ぬか?生きるか?

…、ふっ笑

生きるわ、じゃあ父さん、

また、来世で

おう!

ガチャッ

ん…ッ

パチッ

橙君!!目が覚めたんだ!

にゃぁ…く…ぅ

ッポロ

紫ー君だよッポロニコッ

ナースコール!

しゃ……と……に…ぃ…さ

橙ッ…ポロ

兄さん!!ッポロ

良かった生きてた!

う…ぅ…わぁあッポロ

やべ、意識飛びそ…

あぅ…?

ま ん ま ?

…疲れた

ガクッ

すぅ…すぅ

どんだけ心配させんだよッポロポロ笑

有難う橙桾

あれぇ、父さん、ないよぉ

可笑しいな確か此処ら辺に、猫が

猫どこだろっ、

怪我してたもんね、

父さんは生き物の保護施設を経営していた

だから、保護しようと思い来たら

私の夫、男として見れないのよねぇなんか胡散臭いの、笑

母さ…

母さんは俺と同じ橙色の髪をしていた

目は黒が滲んでる山鳩色

茜色の唇が、透明感を増していた

細い体に、似合った菖蒲色のドレスが、いつもに増して輝を見せていた

糞mobぅ

それはやだね、僕ならしないのに

やだぁ♡

誰…だよ、

!?、貴方

浮気かよ!!ッ

優しい父さんの顔が蒼褪めていた

兄さん…っポロ

橙…っ、帰るぞ!!

ちょっ、桃、橙!

母さんは汗を流しながら、俺らを追いかけた

話したら分かるわ!桃、橙っ!

どちらもスピードでは母さんよりは上

来んな!お前は母親じゃない…!

母さんの足が止まる、最初は綺麗だった蘇芳色のヒールも、今には臙脂色になっている

ッポロ

…ッ

赤は浮気した男との子だったけど

俺は赤が大好きだ…いや、皆んな大好きだ

今もこの先も。

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