私は、今日、めでたく結婚式をする事になった。
小さい頃から憧れてた、神社で。
その神社は、とある綺麗な川をおさめていた白狐が祀られている。
私は、今、神社でお母さんに結婚式用のお化粧をしてもらっている。
花宮 華音
んー…
お母さん
口紅塗るんだから、そんな口閉じちゃだめよ
花宮 華音
はーい…
お母さん
じゃあ、お母さんは───
ガラガラガラ…ピシャッ
スト…ト…ト
花宮 華音
お母さん、口紅まだー?
⁇
はいはい、やるわよ
花宮 華音
うん!
花宮 華音
(あれ?お母さんの声に違和感があったような…)
花宮 華音
(…気のせいか!)
花宮 華音
⁇
…はい、できたわよ
花宮 華音
うん、ありがとう!
ガラガラガラ…
お母さん
あんた、何1人で喋ってたのよ笑
花宮 華音
え?お母さんと喋ってだはずなんだけど…
お母さん
え?お母さん、さっきまで向こうの部屋に居たわよ?
花宮 華音
…え?
お母さん
もしかして、白狐さんがあなたの結婚祝いに化粧をしてくれたのかもね
花宮 華音
…そうだね