tr
気づいたら朝。
気づいたら、手元にはカッター。
tr
腕や服は血だらけ。腕には無数の赤い線。
これから考えられるのは…
tr
俺、記憶無い。
痛くも、ない。
tr
ペリペリ…
俺は爪を上手く使い、瘡蓋を剥がす。
そうすると、案の定血が溢れてきた。
tr
どうしよう…今日暑いから長袖は着たくない…けど、バレるしなぁ…
tr
ピンポーン
tr
pe
sn
kn
kn
tr
数時間後…
tr
sn
kn
pe
pe
tr
pe
kn
tr
sn
pe
tr
kn
sn
tr
pe
sn
pe
tr
…やばくね?
pe
tr
もちろん覚えてますけど!? あの時は酔ってたって〜…
sn
pe
覚悟〜!!
tr
やばい!冗談抜きでこれはやばい!!
ペラッ
tr
やばーい…左腕に傷あるのに左腕を晒してる〜…
pe
sn
あれ、気づいてない?
kn、side
スゥゥゥ…ッ
…見ちゃいけないもの見た?もしかして?
kn
絶対見ちゃダメだったよね!?
トラゾーの左腕… リ,スカってやつ?
kn
ぺいんととしにがみ君には悪いけど…
kn
pe
sn
kn
pe
sn
kn
tr
tr、side
…いや気まずっ…
クロノアさん、怒ってる…?よね
tr
kn
tr
kn
tr
クロノアさん、いつも通りの優しい雰囲気に戻った?
じゃなくって!なんでバレてんの?
kn
あぁ、見られてたのか…
kn
tr
嫌…醜いのに…っ
kn
tr
スッ
kn
tr
辞めてよ、クロノアさん。そんな辛そうな顔で見ないでよ…
kn
tr
kn
そう俺に告げると、悲しそうな顔を浮かべながら、テキパキと何かを準備するクロノアさん。
kn
tr
tr
kn
優しい顔、優しい声で、全てを包み込んでくれそうな、クロノアさんのそういう所が俺は好きだ
クロノアさんだけじゃない。あの二人もそうだ。
黄色やオレンジなどの明るい色が良く似合う、太陽のような存在のぺいんと。
「しにがみ」という名前からは怖さを感じるが、実際はそうじゃなく、とても面白いしにがみさん。
3人に誘われた時、とても嬉しかった反面、「俺なんかでいいのか」という迷いもあった。
3人と私は、釣り合うのか。
俺は、3人のように特別何か才能を持った人ではない。
だからこそ、汚してしまうんじゃないか。
今まで3人が積み上げてきたものを
俺が壊すような事をしていいのか
でも、3人が背中を押してくれた。
それに、"沢山の手拍子"が、 沢山の人が、迎え入れてくれた。
だから今、俺は沢山楽しめている。
沢山の「ありがとう」に包まれている。
だけど、やっぱり不安になる。
不安な上、アンチなんか来たら余計に。
ただでさえ、俺は足でまといになっているのに。
これ以上、迷惑をかける訳にはいかない。
kn
tr
tr
俺は軽くお辞儀をした。
その数秒後、やはりあの質問が来た。
kn
kn
tr
俺は、上げていた顔を下に向けた。
だって言えるわけ、無いじゃん…
kn
kn
tr
kn
深く頷くクロノアさん。
kn
tr
俺だって言いたい…けど!
やだよ… 不安に押し潰されている時にアンチが沢山出てきた。
なんて言って幻滅されたら…?
嫌だ…、俺だってずっと4人で居たいのに…
俺らの絆に亀裂を入れるような事は…っ、したくない!
コメント
5件
クロノアさん優しすぎる… 新作ありがとう(߹꒳߹)応援してる!!
最高過ぎてめっちゃ今後が 楽しみです!頑張って下さい!
トラゾーさんの「私」と「俺」の使い分けがぁ!わからなぁぁあい!