4月中旬
土曜の昼
外は雨が降っていた
パーカー1枚では肌寒いかなと感じるくらいの温度
私は温かいカフェオレを片手に
筆を走らせる
あの日を思いながらーー
心の綺麗なあなたには雨が降っているように見えます
見えるよね?ね?(ゴリ押し)
傘をさして2人で並んで歩く
傘が雨に打たれてパッパッと音を鳴らす
少し五月蝿い
隣で歩く君はこの音をどう思うだろう
君も五月蝿く感じるだろうか
私は隣を歩く君に聞く
君は何も答えない
続け様に私はこう言う
君はとても小さな声で呟く
そんな小さい声では雨音に掻き消されてしまうよ
それに君は私の欲しい言葉をわかっているだろう?
なのに君は私の欲しい言葉をくれない
雨は強まった
強まると共に君は激しい雨音の中に消えていく
ひとりきりの私
強く強く雨が降る中、私は傘を閉じて独り呟く
雨だか涙だか分からないこの水滴が
私の乾ききった心を濡らしていく
コメント
21件
初コメ失礼致します! こういうのは疎くて、よくわかないまま終わったけど、解説のお陰でうわああ!ってなることが出来ました!(?) ありがとうございます! これからも応援しています!
あえて名前は入れていません。その方がいいかなって思って(要は気分で入れなかったってことです)。
え、オシャレ過ぎてすき。言い回しシリーズすこ。てか、あれだね、かるちゃんの話全部好きだわ。