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「焼肉」

第1話 - 「焼肉」

2021年06月18日

#ホラー

熱々玉ねぎ

5月1日 14:30

ヒロミ

通話
15:14

ヒロミ

お母さんもう直ぐ着くから

佳子

分かった。気をつけておいで

ヒロミ

お母さんに

ヒロミ

久しぶりに会うの楽しみ！

佳子

そうか。ありがとう

佳子

美味しい物たくさんあるからね

ヒロミ

😊

ヒロミ

15:00

ヒロミの実家

佳子

久しぶりだね

ヒロミ

お母さん！

佳子

少し合わんうちにまた綺麗になって

ヒロミ

笑笑。ありがとうお母さん

ヒロミ

何年ぶりだろ？

ヒロミ

この実家に帰ってくるのは

ヒロミ

そう言えばお父さんは？

佳子

お父さんはね

佳子

ヒロミ

え、？

5月8日 21:00

由香

ヒロミ！

由香

だーれだ？笑

ヒロミ

由香でしょ！笑

由香

正解ー！笑

由香

最近ヒロミが元気無いからさ

ヒロミ

うん、ごめん

ヒロミ

自分でも分かってるんだけど

由香

だから今日は！

由香

焼肉を私の奢りでーす！

ヒロミ

あ、ありがとう。

由香

えーー！もう何でそんなに
元気ないの？焼肉だよ

ヒロミ

あ！そうだね笑
焼肉だね焼肉！

由香

そーだよ！焼肉だよ！

由香

お肉を焼くんだよ！

由香

一回聞いたら忘れられない
あのお耳に心地いい

由香

お肉を焼く音！

佳子

ヒロミー！

ヒロミ

ただいま

謎の男

え？

由香

ヒロミー！

ヒロミ

お母さん？ゆか？

由香

え？なーに言ってんのよ！

由香

由香だよ笑

ヒロミ

あははは

ヒロミ

そうだよね

ヒロミ

よし焼肉行こう！

由香

おう！笑

ヒロミ

笑笑笑笑笑

ヒロミ

美味しい、

由香

ねー凄く美味しい！

ヒロミ

ど、

由香

ん？何か言おうとした？

由香

何を！言おうとした？

ヒロミ

いや全然何でもないよ😊

由香

遠慮なく言ってね😊

3時間語

由香

あーたくさん食べた

ヒロミ

そうだね、

ヒロミ

ここの焼肉屋来たの初めてだね

由香

そうちょっとこのタイミングに

由香

ピッタリかなって

ヒロミ

そうなんだ。

ヒロミと由香は焼肉を終え2人は帰った　　25:00

ヒロミ

んー、

ヒロミ

あ！

ヒロミ

私家に帰ってきてたんだ

ヒロミ

お母さん、お父

ヒロミの家のインターホンが鳴る

由香

由香だけど

ヒロミ

あ、直ぐ出るね

由香

焼肉たべたらもう私には
合わなくてOKとか思ってそう

ヒロミ

い、いや笑そんな事ないよ

ヒロミ

奢ってくれて本当にありがとうね

由香

いやいや！ヒロミが元気なさそう

由香

だったからお役に立ててよかった！

由香

私偉い！笑

ヒロミ

うん偉い！笑

由香

ありがとう。

由香

所で、さっき話した事

焼肉屋に入って1時間語

ヒロミ

実は

由香

ん？

ヒロミ

ラインでも言ってたと思うんだけど

由香

うん、

由香

ヒロミ最近元気ないよね

由香

今日ひろみに元気になって貰う

由香

由香より！

由香

ん？

ヒロミ

あ、あの

ヒロミ

元気が出るってどう言う事？？

由香

それは来てからのおっ楽しみ

ヒロミ

あはは

ヒロミ

ねぇ、私の話聞いてほしい

由香

え、うん聞くよ笑

ヒロミ

絶対由香には！

そして2人の会話に戻る

ヒロミ

この前実家に久しぶりに帰ってね

ヒロミ

その時にさ、

由香

うん。

ヒロミは突然泣き出す！

ヒロミ

お父さんが

ヒロミ

亡くなっていたの、

ヒロミは唇を噛み何かを思い出すかのように目を閉じている

由香

え、

由香

ヒロミごめんなさい

由香

私

由香

そんな事も分からないで

由香

こんな焼肉なんかに誘って

ヒロミ

うんうん、嬉しかった

ヒロミ

由香の優しさ

由香

うん、

そんな事を話していた時、店員が訪れた

店員

お客様

店員

こちら焼肉でございます

由香

あのすみません

店員

はい、何でしょうか？

由香

凄く素朴な疑問ですけど

由香

何で焼肉と言うんですか？

店員

ふふふ

店員

こちらは焼肉でございます

由香

聞いてごめんなさい

由香

は、はぁ。つまらない事を

店員

いえ、では私はこれで失礼します

店員はそう言うと小さな事で何か話しながら帰って行った。

ヒロミ

由香それでね

由香

あ、うん。

ヒロミ

お母さんは

ヒロミ

お父さんの事でおかしくなって

ヒロミ

しまったの

由香

え、おかしくなってしまったって

由香

どう言う感じで？

5月1日17:00

ヒロミ

お、お母さん何してるの？！

佳子

あ、ぐあああ

佳子

あなた、あなた。

佳子

お父さん

佳子

ねぇどうして

佳子

ぐあああああ

ヒロミ

お母さん、

ヒロミは今の自分には何が出来るのかを考えていた

佳子

お父さん

佳子

私も直ぐあなたの所に

佳子

私も

ヒロミ

お母さん！

ヒロミは佳子が持っていたナイフを強引に奪い取った

ヒロミ

本当に辞めて！

佳子

はぁ！

佳子

ヒロミ

佳子

ごめんね

佳子

お母さんヒロミには迷惑を
掛けたくないからね。

ヒロミ

私がお母さんの話し相手になって
あげるから！

佳子

ありがとうね。ありがとう

佳子は嬉しさのあまり泣いていた

由香

最高の親孝行じゃん！

ヒロミ

うん、そこまでは良かったんだけど

由香

え？まだ何かあるの？

ヒロミ

お母さんがその日から見つかって
ないんだよ！

由香

え？警察には行った？

ヒロミ

うん、だけど連絡無し

由香

えーー！

ヒロミ

お婆ちゃんの事が心配だよ私

由香

ヒロミ。

時間は24:00を過ぎていた。先程の店員が来た

店員

お客様閉店でございます

ヒロミ

あ、はい。

由香

ご馳走様でした

ヒロミ

長く話に付き合わせてしまって
ごめんね

由香

大丈夫。

ヒロミ

私少し気持ちが楽になった

ヒロミ

由香に話せて

由香

ありがとう。これからも
ずっと友達だよ！

ヒロミ

焼肉ご馳走様です！

店員

お客様準備は出来ましたか？

由香

はい。ご馳走様でした。

由香

美味しかったです

店員

それは何より。ふふ

そして2人は店を出たその男が少し笑ったのを気にしながらも

時は戻り 5月9日　25:00

ヒロミ

由香少しだけさっきの話の続きして
も良い？

由香

うん、良いよ

ヒロミ

お母さんは結婚したのは遅くて
私を大切に育ててくれたの

由香

うんうん

ヒロミ

だからお母さんにはとっても感謝
してるんだ！

由香

大人になったら分かるこの
感動話！最高ですなー

ヒロミ

何で急にそんな話し方になったの笑

由香

笑笑

ヒロミ

今日はさもう遅いからさ

ヒロミ

泊まって行ってよ

由香

良いの？

ヒロミ

うん、焼肉のお礼
少しぐらい私にはさせて

由香

じゃあお言葉に甘えて！

2人は電気を消した。時間26:45

ヒロミ

んー、お母さん、

ヒロミ

お母さん！

ヒロミ

お母さん！

佳子

ヒロミごめんね

ヒロミ

え？何で謝るの？

佳子

お母さんね

佳子

お父さんと同じ所に行って
しまったの。

ヒロミ

え、て事はもしかして

佳子

そうお母さんはもう居ないの

ヒロミ

え、そんな嘘だ何で

ヒロミ

どうして、

佳子

私は食べられてしまったの

ヒロミ

え？なによその冗談

ヒロミ

そんな事あるわけないでしょ

佳子

本当だよ。でもね
最後はヒロミに食べてもらって
嬉しかったよ！

5月9日　早朝6時

ヒロミ

はぁ！

ヒロミ

え、今のは夢？

ヒロミ

でも私がお母さんを食べたって

ヒロミ

そんな、いや夢だよ

ヒロミ

私何言ってるんだろ

ヒロミ

でもなんであんな夢が

ヒロミ

もしかして本当に私が

ヒロミ

由香！

由香はまだいびきをかいて寝ている

ヒロミ

はぁー、

ヒロミ

とにかく嫌な夢だった

5月12日

由香

ヒロミのお母さん見つかった？

ヒロミ

うんうん、まだなの

ヒロミ

この前話した夢の話さ
もしかしたら本当かも

由香

そんな風に考えちゃ駄目！

7月1日

あのニュースの被害者はヒロミのお母さんだった。それから約1ヶ月の時が過ぎた

ヒロミ

お母さん今日もお花買って帰るから

由香

ヒロミあの事件から1ヶ月以上
たったね

ヒロミ

うん。

由香

でも私たちの行った焼肉屋さんで
まさか人肉が使われていたなんて

ヒロミ

うんもう思い出したくない

由香

そうだね

由香

あの店員やけに気持ち悪かったよね

ヒロミ

不思議な感覚だったね

由香

今日はどこ行く？

町を歩いているとヒロミはある男とぶつかった

謎の男

あ、ごめんなさい。

ヒロミ

いえこちらこそ

謎の男

あ、あの

ヒロミ

ん？どうかしましたか？

謎の男

いえ、絶対に生きて

ヒロミ

はぁ？何あの人

由香

怖過ぎ笑

由香とヒロミに男が声を掛けてきた。その顔は何処かで見た覚えのある顔だった。

ヒロミ

あ、あ、

店員

久しぶりですね

由香

あなたはあの店の店員

店員

覚えていてくれて嬉しいです
いきなりで失礼ですが貴方たちを
頂きます

2人の視界が暗くなった

ヒロミ

あれ？

佳子

ヒロミー

ヒロミ

お母さん

ヒロミ

私どうしてここに？

謎の男

ヒロミ久しぶりだな。

ヒロミ

え、お父さん

父

結局家族全員が揃ってしまった

ヒロミ

て事はまさか、

佳子

うんヒロミそう言う事なの

ヒロミ

悲しい。

ヒロミ

だけどこの場所が落ち着く

由香

ヒロミ

由香！

ヒロミ

貴方も？

由香

うん、駄目だったみたい

ヒロミ

そうなんだ。

ヒロミ

私たはどうしてここに来たのだろ？

佳子

焼肉にされたんだよ

焼肉

ヒロミの頭に5月8日の記憶が流れる

店員

お客様

店員

こちら焼肉

店員

でございます

あの、何で焼肉なんですか？

普通お肉の部位をいいません？

店員

こちら焼肉でございます

今店員が焼肉と言っている肉は果たして

この作品はいかがでしたか？

3件

ちょっとストーリー書こうと思って気づいたら2時間ぐらい集中してこの話書いてました

まさかの人肉…と言う事なのでしょうか…😨 とても恐ろしいお話でした…!! 最後全員集合したという事は…ヒロミちゃん達は亡くなってしまった…という事ですかね😱

熱々玉ねぎ

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