テラーノベル
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今日は早帰りの日。
委員会が終わった人から帰宅できる。
なのに…
佐野雅
佐野雅
薄暗くなった外を見ながら靴を履く。
ポツ…ポツ…
佐野雅
ザーーーーー…
佐野雅
佐野雅
今日傘持って来てないし
濡れて帰らなきゃいけないなんて。
体育座りで、しばらく 雨が止むのを待ってみる。
って!
そんな簡単に止むか!!
仕方ない…ダッシュだ!
そう決めれば鞄をガッと掴み走り出す。
「…待って!!」
佐野雅
手首を捕まれ、思わずバランスを崩す。
阿部亮平
佐野雅
阿部亮平
振り向くと亮平くんがいた。
佐野雅
佐野雅
あー…
私…なんて女子力のない発言…
阿部亮平
そう言いながら傘を差し出す。
佐野雅
阿部亮平
佐野雅
佐野さん…
佐野…"さん"…か…
佐野雅
阿部亮平
佐野雅
阿部亮平
佐野雅
佐野雅
佐野雅
阿部亮平
佐野雅
驚いた顔…かわいいです…
女子として完全に負けた…
一緒に帰ろうとは言ったものの
ドキドキがすごい…
相合傘してるから
距離近いし…
阿部亮平
佐野雅
阿部亮平
佐野雅
阿部亮平
佐野雅
阿部亮平
阿部亮平
佐野雅
ちょっとモヤッとした。
阿部亮平
佐野雅
束の間の相合傘。
…終わっちゃった。
阿部亮平
佐野雅
阿部亮平
阿部亮平
自然に聞いてくるからびっくりした。
佐野雅
阿部亮平
今すぐにでも、雨が降って欲しい。
なんなら、毎日。
佐野雅
コメント
2件
続き楽しみにしています(*^^*)