なんで信じてくれないんだよ

⚠注意⚠ ・恋愛系です ・まぜ太さんが苦しそうにしてたりします ・口調がおかしいところもあります ・その他諸々あります 嫌な方は回れ右をお願いします！ それでもいいよという方、見てください！

診察室

俺たちが揃うとお医者さんはさっきの診察室に案内してくれた

君はこの場にいなくて

大丈夫……だよ…、ね……？

心から安心したせいかその場に立っていられなくなってしまう

ゾッとする

回想シーン

頭の中に鮮明に残っている

体育倉庫の中に籠った饐えたにおい

手足や目隠しをされて倒れていた 君の姿

火傷していた君の肩

触れると火傷しそうな程に火照った 君の体

君のおかしな呼吸音

君が……、苦しそうにえずく声

そして

俺を『好き』といった

君の声_____

思い出すだけで息の詰まる話 みんなは静かに… だけど真剣に聞いてくれた

まぜ兄を思うと涙が止まらない…

ドアに向かって歩き出すあと兄

捕まるということは 家に3人がいなくなるということ

まぜ兄のことでバグった涙腺が崩壊するには 充分過ぎる理由だった

想像するだけで胸が痛い

そんなの…いやｯ…、

とっさに聞き返してもうたけど……、

顔が熱くなったのは…

気のせいだ…、

まぜ太Side

……ここにいるのももう慣れた

この暗闇では時間が長く感じられて 孤独が強調されているようだ……

…、おき…たら……そばにいるかな…？

ここにいない君のことを考える

君のことを考えているときだけは ここの暗闇も…孤独も

忘れることができた

心が…あたたかくなった

暗闇に眩しい一筋の光がさす

『ま_____ぃ…、』

『まぜ_____い…』

いや…、 聞き間違えるはずがない

助けてくれた

『まぜ兄ｯ……』

あぁ……

大好きだ

次の日の朝

ぷりっつSide

まぜ兄は吐き気こそ止まったようだが、 熱が下がっておらず… 肩の火傷も広範囲で酷いものだった……

……まぜ兄は…、丸一日たっても目を…覚まさなかった そんなまぜ兄に今日も俺は話しかける

ここで一人で話しかけていても辛いだけ

まぜ兄が起きたとき

俺を……一人…置いて…、いかないでｯ…

俺の声に応えるように反応した "君"

大好きな君へ

　 必死に声をあげる

素直じゃなくて…不器用で……

何もできない俺でも……、

君を呼ぶことはできる

　君を…呼びたいんだ

どうか… 君の……、名前を…呼ばせてほしい

君を守れなかった俺に…

君を呼ぶ資格も "この想い" を伝える資格も… ないのかもしれない

それでも…伝えたいんだ……

　　 自分勝手と言われてもいい

わがままと…言われてもいい、…

まぜ兄……、君のことを……、

心からｯ……