僕は15で死ぬらしい
物心がついて直ぐに親からそう言われた
母
明尚 成(5)
母
僕は母の諦めた顔を見て、 あぁ、そういうものなんだ と理解した
周りが、将来の夢を語っているのが羨ましかった
クラスメイト
クラスメイト
『成は 何になりたいの?』
明尚 成(5)
『貴方は大人になれない』
明尚 成(5)
クラスメイト
クラスメイト
皆、当たり前のように誕生日を祝ってた
母
明尚 成
明尚 成
母
母さんは憔悴してた
父さんが呪いでもう居なかったから
頼りになるのは僕だけだって
僕はある夜、呪いのことが気になって調べてみることにした
いつも怖くて、受け入れたくなくて避けていたから、今調べなかったら二度と知れないと思った
明尚 成
500年前、ご先祖さまが自𓏸したらしい
明尚 成
明尚 成
明尚 成
サラッとそれを飲み込めた でも受け入れられはしなかった
何故か涙が溢れてくる。 8年前から知ってたのに、まだあと2年も残ってるのに
明尚 成
分かっ、てた、のに
明尚 成
言わないようにしてたんだ
明尚 成
僕は溢れた涙を拭う。
500年前に戻りたい
戻って、呪いなんて止めてやりたい
そしたら僕はみんなと将来の話して 誕生日にケーキを食べるんだ
明尚 成
僕は涙を拭って目を開けた
明尚 成
そこは、見知らぬ外だった
コメント
1件
こんな重いの読めないよ!もう無理! となったそこの貴方!安心して下さい。多分Prologがいっちゃん重いです 後にほのぼのとか詰め込みます👍🏻