玲
太陽の光がカーテンの隙間から僕の体を明るく照らす
……正直、鬱陶しい
僕自身、起きてしまったら二度寝は出来ないので、渋々と体を起こす
玲
玲
季節はもう秋…。 10月の最後の方だ。
玲
僕の願いは届かず今日もまた明日が来る
だから、今日も願う
玲
……と
駅に来た
僕の家から学校まではかなり遠い。 電車を使わなければ遅刻してしまう位置にある この電車賃だけで年間いくら取られているのだろうか
学校も交通費くらい出せばいいのに…
電車をおりて通学路を進む。
この辺りまで来るとうちの学校の生徒がちらほら見え始めた
みんな、自由に登校していた
ようやく学校に着いた。 これから、8時間程勉強しなくてはならないが億劫で仕方ない
でも、やらなきゃいけないことだからやらないと…
……ならなきゃいけない事ってなんだ? 将来のため?未来のため?
僕にとって未来なんてどうでもいいことだ。 夢はない、であるならなんで僕は生きている?
玲
どれだけ世界に絶望しようとも、死が怖いから死ねない
それでも口からはいつもの言葉が零れる
玲
その一言だった
こうして授業が始まったわけだが、退屈で仕方なかった
殆どの生徒が真面目に授業を受けている
僕のように机に伏せているのは一部である この学校は緩い学校であるため こんなことをしていても起こられることはない
目蓋を閉じると以外にも直ぐ眠気がやってきた
いつの間にか、夕方になっていた
僕は教室から出ていた
気がついたら僕は、屋上にいた
そして、フェンスに手をかける。 カシャン、と音がする
ここから飛び降りれば○ねるのだろうか 地面に着いたら、痛いのだろうか…?
死んだら僕はどこに行くのだろうか…?
この赤い空のどこかに行くのだろうか…?
???
玲
気がつくと、金髪の少年がいた。 青い上履き…。 1年生のようだ。
玲
???
玲
玲
???
玲
???
???
玲
???
玲
???
玲
死にたいなんて毎日思ってる
……でも
玲
玲
???
???
???
???
玲
???
???
???
玲
???
玲
僕は彼に事情を説明した
生きる理由が見つからない事
なんで、生きなきゃいけないのか
???
???
玲
玲
場地
???
玲
???
???
???
???
玲
???
玲
???
玲
???
玲
???
やっぱり、悟ってしまう
玲
玲
???
玲
???
玲
???
???
こういうことを言う人は大体が偽善ばかりだ。
でも、この人は何か違うような感じがしていた
心から信じられる、そんな気がしていた
それから、僕達は長い時間話し続けた
僕は、彼の相談を聞いていた
???
玲
???
???
玲
玲
???
???
玲
???
???
玲
僕は、立ち上がる
???
玲
僕の生きる意味…。 それは、親身になって俺の話を聞いてくれた、こいつの役に立つこと…。
僕は空を見上げた。
1番見たくない光景だったはずなのに、今は、1番望んでいる光景になっていた
玲
???
玲
玲
???
場地
玲
玲
場地
次の日
場地 圭介が学校に来ることはなかった…
玲
玲
玲
玲
玲
玲
玲
玲
玲
コメント
13件
場地さん...うぅ最高だよ...蓮音にぃ!
アスノヨゾラ哨戒班好きな曲だし黒鴉さんの作る物語り好きなので続き楽しみです!!