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Ameno kosame
Lan
Mikoto
Ilm
Suchi
みこちゃんから告白された翌日。
少し心残りであったみこちゃんは元気よくこさに笑顔を向けていた。
そんな様子を見て、残っていた不安はあっという間に消え去った。
Ameno kosame
Lan
Ilm
Mikoto
Suchi
Suchi
Ameno kosame
明るかった気分が微かに暗くなった気がした。
1人欠けただけでも、雰囲気はガタ落ち。
それぞれ、なつくんへの不安や心配を抱えていた。
……仲直り、したかったなぁ…、、
萎れた向日葵(こさめ)に水(元気)を与えてくれるのはいつだって
大切で、大好きな彼(なつくん)だった。
そんな彼(水)が居ない今日の学校は、憂鬱だ__。
昨夜から気づけば朝になっていた。
もうそろそろ家を出なければいけないが、何もやる気が起きない。
ただ喪失感に浸っていた。
こんな弱い自分が大嫌いになってくる。
俺の心奥底には着実に痛みや辛さが積み重なっていた。
「おめでとう」……も、言えねぇな、
携帯を開いた手を止め、もう一度閉じる。
黒い液晶に映し出された醜い自分の素顔。
見ていられなくなった俺は目を伏せ、携帯を傍に置く。
こさめとの壊れかけた関係が、まだ俺の光で淡く小さく光っている。
あの時、こさめの優しさに触れていれば俺は報われただろうか。
こんな思いをせず、こさめと素直に付き合えただろうか。
俺の恋は実っていただろうか──?
枯れた果てた目からはまた水が零れ落ちてくる。
悔しさと辛さが胸の中で混じり合い、絡まっていく。
強く、自分に怒りが湧いてくる。
素直になれない自分が。
素っ気なくしてしまう自分が。
すぐにキレて、誰かに当たってしまう自分が。
──こんなにも弱虫な自分が。
Hima natu
Hima natu
泣きながら、大好きな人の名前をひたすら連呼する。
「もしかしたら来てくれるんじゃないか。」
ケロッ、とした笑顔を俺に向けて来てくれんじゃないか。
そんな、叶わないような期待が胸の中で膨らんでいく。
__けど、いつまで経ってもそんな夢のような出来事は起こらない。
静かな空間だけが、俺を包み込んでいた。
冷えた体を拭うような梅雨の妖精は現れない───。
Ameno kosame
Ilm
Mikoto
Ameno kosame
Lan
Ameno kosame
Suchi
Ilm
Lan
Suchi
Ameno kosame
Ameno kosame
Ilm
Ameno kosame
Mikoto
Ameno kosame
Suchi
Ameno kosame
Ameno kosame
Ameno kosame
Lan
Mikoto
Lan
あー、
Ameno kosame
sxxn-🦈,🍍
Ilm
Ilm
Ameno kosame
Suchi
Mikoto
Ameno kosame
早く放課後にならないかな__
………というか、なつくん……大丈夫…、かな、、?
……あの時見たなつくんの瞳。
あれは、相当辛いことがある時にだけ見せる瞳だ───。
結局何もせず、今日という1日が過ぎていく。
明日も学校には行けそうになく、[休む]
その言葉だけが、頭の中で堂々巡りをしていた。
気づけば時刻は16:30。
こさめ達はもう既に家に帰っている筈だ。
俺を気遣ったのか、今日は誰にも家には来なかった。
いや、その方が今日は有難かった。
*ピンポーン*
一安心をしたつかの間、静かな空間にチャイムの音が聞こえた。
これは、誰かが来た合図。
別に、出なくても良かった。
けど、今出なければ不思議と後々後悔する気がして、
本能的に俺の体は玄関へと向かっていた。
Ameno kosame
Ameno kosame
Hima natu
扉を開けた瞬間。
笑顔を浮かばせたのは俺が大好きで仕方がなかったこさめだった。
Hima natu
Ameno kosame
ふと、周りを見渡す。
ただ、こさめの周りには誰1人として人は居なかった。
無論、みことも。
Ameno kosame
Hima natu
Hima natu
Ameno kosame
Ameno kosame
Hima natu
Ameno kosame
Hima natu
向日葵のような彼は後ろに振り返り、足を進めようとする。
そんな彼に俺は帰って欲しくなくて手を伸ばす。
ただ、伸ばした手は途中で止まる。
きっとそれは、俺の手が彼を掴んでも、彼の〝心は掴めない(届かない)から〟
彼を引き留めたい自分を精一杯押し殺したその時___
彼の進もうとした足は止まった。
そして俺に背を向けたまま、閉じていた口を開いた。
Ameno kosame
Ameno kosame
Hima natu
Ameno kosame
Ameno kosame
くるりと俺の方に向きを変え、笑顔を向けた彼。
その笑顔は、いつもと変わらぬ無邪気で向日葵のような笑顔だった。
Hima natu
Ameno kosame
Ameno kosame
Hima natu
俺は部屋に戻った否か、
服を着替えたり、髪を整えたりなどの身嗜みを整え、
床に置き去りだった携帯を、ポケットの中に突っ込む。
そして家から出ようとした時、俺の足はふと止まる。
目線の先には、雫のイヤリング。
ただそれと同時に、もし、こさめの話が「みことと付き合った」という話であれば、どうだろう__。
嬉しかった気持ちが一瞬で、不安へと包まれる。
Hima natu
Hima natu
もしその話をされた時は、その時の俺に任せよう___
必死にそう自分に言い聞かせ、机の上に置いてあった
雫のイヤリングも携帯を入れているポケットの反対側に入れた。
そして今度こそ、こさめが待っている外へと向かった。
Ameno kosame
Hima natu
Ameno kosame
俺の不安を吹き飛ばすかのように笑顔を俺に向けるこさめ。
そしていきなり俺の手を掴み、走り出す。
その時微かに、こさめの手は震えていた。
───そんなのをされたら、
Hima natu
俺の頬を撫でる風が、俺の声すらかき消して静かに溶け込んでいく。
2人だけの、特別なこの空間に──
11話 彼と自分 _ 𝐟𝐢𝐧𝐢𝐬𝐡
コメント
15件
ああぁぁああッッ、、、叫ばずにはいられない!頑張れ☔️ちゃん!🍍ちゃんに告白するんだッ!☜(゜Д゜)วイケェ-!
なんというか、、すごく情景が浮かびやすくて読んでてとても面白かったです!星空さんの語彙力、表現力すごすぎますよね、、! さぁ、🦈くんと🍍くんは多分両想い、、だから、、あとは🍵くんが👑に告白するだけかなぁ、、、うん、でもそんなに上手くいかない気もするのでっ、! 続き楽しみにしてます!
比喩表現上手すぎます!!! 早く結ばれてくれぇぇぇぇ!! 続き楽しみに待ってます!