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#大衆食堂
#コメディー
#すれ違い
#追放
――――優華のマンションに着いた。
マンションの道路向かいにあるパーキングに車を停める和彦。
車をバックさせる和彦に色気を感じ、この想いを見透かされやしないかとソワソワする優華。
サッと車を降り、優華の座っている助手席まで行く和彦。 コインパーキングには隣にも車が停まっていたので、今回は自分でドアを開け車を降りる優華。
優華
和彦
和彦はちょっぴり緊張している雰囲気。
優華
和彦
優華
優華が引っ張るようにして和彦の手を握っている。
そうして、優華を先頭に仲良く階段を上がって行った。
――――ガチャリ。
鍵を開け、和彦を先に部屋へと通す優華。
和彦
靴も脱がずに振り向き和彦。
優華
和彦
優華
アロマディフューザーのガラス瓶を指さす優華。
優華
和彦
優華
和彦
エアコンのスイッチをすぐオンにする優華。そして二人掛けソファーに和彦をいざなった。
二人の太腿と太腿が触れ合っている。
ときめきと情熱で蕩けそう。ドキドキ……。
優華
和彦
立ち上がろうとした優華の手を握り、和彦が引き留めた。
和彦
優華
和彦が強く優華を抱きしめ、ソファになだれ込む二人。
いけないわ。口が焼き肉臭いはず
優華は
優華
と伝えた。
和彦は、そっと腕の力を抜き緩やかに優華から離れた。
座り直し優華の長い髪を手櫛で梳かしてやっている。
優華
和彦
優華は大きなバスタオルを2枚用意した。
優華
バスルームから桜色の顔を覗かせた優華。
和彦
優華がシャワーを浴び終わると、次は和彦がシャワーを浴びた。
優華はお気に入りのネグリジェを着て待っていた。
しばらくするとバスタオルを腰に巻いたたくましい和彦の姿が。
程よい筋肉、引き締まった体。
優華のおなかがキュン! とした。
ソファーで二人、アイスコーヒーを飲んだ。
和彦
優華
二人は夢中になって唇を交差させた。 その甘美な調べはとどまることを知らない。
ガマンできなくなった和彦は華奢な優華を抱きかかえベッドへ連れて行った。
二人は一つに溶け合った。
トニックウォーターをエスプレッソがゆっくりと染めて行くように、和彦は優華を愛で、また、優華も日焼けしたコーヒーみたいな和彦の体にすべてを委ねた。
愛を堪能し合った後も何度も口づける二人。
優華
和彦
***
その日はジャガイモがなかったので肉じゃがは作れなかったが、和彦は、優華の作ったキャベツたっぷりのお好み焼きを夜ごはんとしてごちそうになり帰ることとなった。
――――玄関で和彦を見送った後、優華はベッドに横たわり唇を触っていた。
***
――――夢のようなデートの翌日、今日も『大衆食堂時家』へ元気に出勤する優華。
優華
大将
優華
ママさん
優華
まだ耕太も隆も出勤していない。 タイムカードを押した後、エプロンを着けオープン準備を始める優華。
ドアガラスを拭いている時、耕太の自転車が停まった。
優華
耕太
相変わらず元気がない。
麻衣子ちゃんとどうなったんだろう……。舞衣子ちゃん、元気かな
そこへ隆がゆっくりと歩いて来た。
隆
優華
うなだれたままの耕太と、マイペースでお気楽な隆が対照的だ。
皆耕太のことを見守っている。要らぬことは言わない。
――――10時になり、時家が開店した。
朝からお客さんが多い。土曜日なので休日レジャーの人が多いのだろう。
優華
大将
ママさん
隆
耕太はウォーターピッチャーを持ち、次々と少なくなったお客のグラスにお冷を注ぐ。
15時までお客さんがひっきりなしにやって来た。今日は8月一番の売上かもしれない。
厨房の大将とママさんは汗だくだ。
ママさん
ひと息つき、厨房の麦茶をグラスに入れ一気にゴクゴクと飲んだ優華。
優華
大将
ママさん
激混みの中にあっても、合間を見て優華と隆はお昼ごはんを食べた。
大将に勧められたが耕太は
耕太
と食べないまま働いていた。
麻衣子ちゃんと……別れちゃったのかなあ、耕太君
――――優華は思い出す。2年前に「彼女が出来た」と嬉しそうに自分に話してきた耕太の笑顔と、その時にした会話を……。
それはこんな具合だった。
***
耕太
優華
耕太
優華
耕太
優華
耕太
***
あんなに嬉しそうだったのになー……耕太君
――――優華と和彦は8月の太陽よりも熱々だ。
耕太に笑顔を取り戻して欲しい優華。
***
今夜は和彦が、優華を自分のマンションに招待するという。
時家からの帰り道、あれこれ空想してはニッコニコの優華。
――――約束の18時半に和彦が部屋まで優華を迎えに来た。
和彦
優華
和彦
優華
呼び慣れず、少し恥ずかしい。
和彦
優華
おすましし、和彦のペースに乗っちゃう優華。
和彦
優華
パンプスを履くと、ギュ! っと和彦が優華を抱きしめた。 クラッとしたのはヒールの高さのせいじゃない。和彦の魅力ゆえ。
***
優華
モノトーンを基調にしたシックな色調の部屋は3LDK。リビングは18畳だという。
優華
優華が子どものするよう手を広げ、クルクル回って見せるとギュギュッ! と和彦に捕まえられた。
和彦
そう言ってキスの嵐。
やっと離してくれた和彦に
優華
と優華。
二人は4人掛けのソファーに並んで腰かけた。
和彦
優華はひと呼吸置き話し始めた。
優華
和彦
優華
和彦
優華
和彦
優華
和彦
優華
和彦
優華
優華は改めて思い出した。舞衣子ちゃんがバンドのボーカリストであることを。
和彦
優華
和彦
優華
和彦
優華
和彦