ふぇにくろ
特に何もない普通の日。代わり映えもなくただリビングのソファに一人座って適当にテレビをつけていた時に思わず出てきた言葉
もう特にすることもないし今日はもう寝ようかな、なんてソファから立ち上がりテレビを消すと同時に家のインターホンが鳴った
こんな夜遅くに人が来るなんて普通はない。なにか頼んだわけでもないし不思議に思いながらインターホンカメラを確認するとそこに映っていたのは同じグループに所属している青色担当のポケカメンがいて驚いて急いで玄関まで走る
ふぇにくろ
ポケカメン
ポケカメン
ふぇにくろ
ポケカメン
ふぇにくろ
ポケカメン
そう言って伏し目がちに渡されたのは青い箱にオレンジのリボンが結んである箱
ふぇにくろ
ポケカメン
ふぇにくろ
ポケカメン
ふぇにくろ
箱だけ渡してすぐに走り去ってどこかに行こうとするポケを家の前まで出てその背中を見送る
すると突然振り返ってこう言った
ポケカメン
ふぇにくろ
それだけ叫んで俺の返事も聞かずにポケは去っていってしまった。もうポケの後ろ姿は見えなかったが俺の頭の中はポケでいっぱいだ
思わずその場で屈んで「ずりぃやつ…」と呟いた
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