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機械奇怪

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機械奇怪

2 - 第2話 目覚め

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2024年04月13日

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優人

これは、今すぐどこかに捨てたほうがいい。

木下

ちょ、ちょっと!そんな真剣な顔されて言われたら怖いよ!

ナギ

何か分かったのか?優人

優人

ぷっはははw

木下

ナギ

優人

冗談さ。特に何もわかっていないよ、でも変な物に変わりないから捨てたほうがいいよ。それか交番に預ける

ナギ

そうだな

木下

それより早くゲームしようよ!

優人

そうだね。

ナギ

おう

優人

楽しかったよ!今日はありがとう。それじゃあ僕はもう帰るね。

ナギ

俺もそろそろ帰りますかねー。

木下

分かった!また来てね。

ナギ

あー…もう終わっちまったか。明日は土曜日、また繰り返すのか、退屈な日々を…

ナギ

そういえばあの黒いキューブ、ほんと何だったんだ?交番ここから遠いし、また今度でいいや、今日は疲れた早く帰ろう。

家に到着…

ナギ

ただいま〜

ナギの母親

お帰り!ナギちゃん今日帰り遅かったけど何かあった?

ナギ

木下の家で遊んでただけだよ。

ナギの母親

あらそうなの、なら良かったわ。

ナギ

さて、もう寝よう。

ナギは黒いキューブを机の上においた

ナギ

心の声『時間って早いな。もう夜だ、もう寝る時間だ、このままでいいのかな、また考えてしまっている。今のままでいいのかなって』

深夜1時

ナギ

zzz...

黒いキューブ…

ピッ

ナギ

んっ…zzz

黒いキューブ…

ギィギ、ピッピッ

ナギ

んぁ…もう朝か…

黒いキューブ…

おはよう

ナギ

んっ…?はっ!?

黒いキューブ…

ナギ

ナギ

今、このキューブが喋ったのか?
お、おい!
誰かいるのか?

黒いキューブ…

おやすみ

ナギ

間違いない、このキューブが喋っている…何だこのキューブ、盗聴器か、それとも寝ぼけ、いや無い無い
今聞いたじゃないか、ホッペをつねっても痛くない。

ナギは黒いキューブを取った。

ナギ

お、おい
盗聴器かなんだか知らねえが相当趣味が悪いようだな、

黒いキューブ…

ナギ

何とか言えよ!
おい!!

ガチャッ(ドアが開く音)

ナギの母親

ナギちゃん…?どうしたの?叫んでいたから心配で、

ナギ

あ、いや何でもないよお母さん、

ナギの母親

そう?もう遅いから早く寝なさい。

ガチャン(ドアが閉まる音)

ナギ

一体何だったんだ…家族にバレたらまずいよな、隠してしまった。
まぁいいや、
今日は寝よう…

学校にて

ナギ

それでな?深夜にこのキューブが喋りだしたんだよ。

木下

うんうん。それはやばいね!事件の匂いがする!

優人

あれ?捨てなかったの?

ナギ

あ、あぁ…昨日は疲れててそこまでする気力が無かったんだ。今日必ず捨てに行く、それか交番だな

木下

あ、それよりさ!今日転校生来るらしいぜ?めっちゃワクワクしてきた〜どんな子なんだろ〜

ナギ

正直、土曜日の学校があるのだるすぎて、あまり楽しいものとは思えない。

木下

まぁまぁ!そんなこと言わずにさ?3時間だけ出し頑張ろーぜ?

ナギ

まぁそうだな、

ガラガラ〜(ドアを開ける音)

先生

はーい。おはようございます。
今日は土曜日ですがしっかり頑張っていきましょう。それじゃあ出席を取りたいんだが、

先生

その前にご報告で、今日からこのクラスに新しい転入生が入る事になった。

クラス全員『ざわざわざわ』

木下

ちょ!聞いたかよ今の!このクラスなのかよ!

木下

やばい心臓がバクバクしてきた笑

先生

それじゃあ入って来て挨拶お願いします。

ミハル

始めまして、私の名前は月野ミハルです。よろしくお願いします。

木下

ちょっ!めっちゃ可愛いじゃん!やばいこのクラスの女子力が上がってるわー!

ナギ

お前は興奮しすぎなんだよ

優人

とても綺麗な子だね。賑やかになりそうだ。

先生

それじゃ、ミハルさんの席はあそこだから座ってね。

ミハル

はい。分かりました。

ミハルはナギに視線を向けた。

ナギ

あ、何だろう?

3時間後…

木下

いやー、今日も大変だったな〜

優人

来週はテストがあるからね。皆勉強頑張ってね。

木下

は〜い

ナギ

それじゃ俺も帰るか、おっとこのキューブ捨てなきゃ

木下

じゃあまた来週〜

優人

じゃあね

ナギ

おう。じゃあな

山にて…

ナギ

ここら辺でいいか、
土の中に埋めとけばいいよな?

黒いキューブ…

ピッ

ナギ

ん?音が

黒いキューブ…

捨てないで?

ナギ

うわぁ!

ナギは持っていたキューブを落とした。

ナギ

お、お前また喋ったな?やっぱり盗聴器系か、何なんだお前!

ナギ

悪質にも程があるだろ

黒いキューブ…

敵じゃない。味方

ナギ

は、はぁ?

ナギ

だから、何なんだよお前、もういい交番に預ける。犯人を特定してもらうからな

交番到着…

ナギ

すみません。このキューブが話しかけてくるんです。多分盗聴器系だと思います。

警察官

なるほど、ちょっと見せてもらえるかな?

ナギ

はい。

黒いキューブ…

ナギ、敵じゃないよ。私は味方

ナギ

うわぁ!

ナギは持っていたキューブを落とした。

ナギ

こいつ!こいつまた喋りやがった!残念だったな?今の音声は警察官も聞いてたはずだ!これで証拠も揃った!

警察官

何を独り言を言っているんだい?

ナギ

え?今喋ってましたよ?このキューブの声聞こえませんでしたか?

黒いキューブ…

ナギ、私はあなたにしか聞こえない

ナギ

ほ、ほら!また喋りました

警察官

君…薬物をやっているのか?

ナギ

え、

警察官

さっきから何を一人芝居をしているんだ?

警察官

こっちも仕事なんだ。おふざけなら他所でやれ。

ナギ

あ、はい。すみません。もう行きます。

ナギ

俺にしか聞こえないなんてありえない。木下の家に行って確かめればいいだけの話だ。

ナギ

おい、キューブ喋れよ?

黒いキューブ…

喋るよ。

ナギ

チッ、俺がおかしいのか、それともあの警察官が狂っているのか、もうすぐ分かる

木下宅に到着…

ナギ

木下ー

木下

はいはい?どうした?

ナギ

なにか聞こえたら教えてくれ

木下

???

ナギ

キューブ喋ってくれ

黒いキューブ…

何度も言ってるけど君以外には何も聞こえない。

ナギ

木下、聞こえたか?

木下

え、?何が?

ナギ

くっ、まじかよ

木下

ふぇ?

ナギ

すまん何でもない。じゃあな

木下

???じゃあね

帰り道

ナギ

お前、一体何なんだ?

黒いキューブ…

お前とは私のことか?

ナギ

あぁ…もしかして俺の頭が狂ったのか?

黒いキューブ…

ナギは正常だ。

ナギ

じゃあこの聞こえてくる声は一体何なんだ、それにお前何がしたいんだ?

黒いキューブ…

私がどんな物か知らないのか。
説明が必要か

黒いキューブ…

私は知恵の神と呼ばれている。

ナギ

は、はぁ?

ナギ

お前は神なのか?

黒いキューブ…

いいえ、そう呼ばれてるだけ。

黒いキューブ…

君は私が喋りかけるだけの物だと思ってそうだけど、

黒いキューブ…

ほとんど何でもできるよ。

ナギ

へぇ?なら俺の黒歴史を話してみろ

黒いキューブ…

うんいいよ。

黒いキューブ…

君は過去にヤンキーに絡まれていた女子を助けようとカッコつけた事を言ったけどボコボコにされて小便を漏らした。

ナギ

じゃあ、俺のことについて話してみろ

黒いキューブ…

年齢は16
性別は男性
趣味は特に無い。
血液型AB
好きな食べ物は果物
友達は2人 木下 優人

それと君は日常の繰り返しに退屈をしている。

ナギ

じゃあ、あの目の前に歩いてる女性の年齢と血液型を教えろ

黒いキューブ…

サーチ完了。

【対象:目の前の女性】
年齢24
血液型B

ナギ

あのすみません。

女性

はい?

ナギ

年齢は24歳
血液型Bですよね?

女性

え、あはい。そうだけど…?何で知って

ナギ

いえ、特に気にしないでください!さよなら!

その後走って逃げた。

ナギ

はぁ、はぁ、疲れた、

黒いキューブ…

現在 心拍数130

ナギ

お前、ほんとに何でもわかるのか

黒いキューブ…

あぁ。ほとんどのことは

悪い男

おいお前

ナギ

はい?

悪い男

そこどけよ

ナギ

あ、ごめんなさい。座りますか?

悪い男

おん。どけ

ナギ

あ、はい

黒いキューブ…

態度の悪いやつだな。

ナギ

ここら辺だと珍しくも無いんだ。

ナギ

喉乾いた、ジュースでも買うか

ナギ

あ、やべ財布無いじゃん…

黒いキューブ…

お金など無くてもジュースは手に入るだろう。

ナギ

それ、犯罪

黒いキューブ…

ならお金を増やせばいいってことだね。

ナギ

黒いキューブ…

案内するからそこに行くんだ

到着…

ナギ

ここどこだ?

黒いキューブ…

ここは将棋の大会場だね

ナギ

俺は将棋できないぞ、

黒いキューブ…

あぁ。君はね

黒いキューブ…

そこにある紙を見て

ナギ

えーと、大会優勝者には10万円!?

ナギ

なるほど、そういう事か、

げんっちょ

おやおや、新規参加者でございやすかねぇ?

ナギ

あー、まあそんなとこですね

げんっちょ

将棋の経験はございやすか?

ナギ

んー数回程度

げんっちょ

あはは笑
初戦敗退でやすねぇ

げんっちょ

煽ってるわけではございやせんよ?
ただ今回の大会に出場する猛者が

龍王

そこを退きなさい

げんっちょ

あぁ!これは失礼しやした!

ナギ

何だあのじじい

げんっちょ

あの人はただの爺さんではないでごやす。

げんっちょ

名人…つまり将棋で最も強い…そういうことでごやす。

げんっちょ

多分賞金10万円で釣られてやってきたんでございやすよね。無理無理

ナギ

それはどうかな

げんっちょ

自信あっても戦略無しでございやしたら、まぁ頑張るでやんす。

ナギ

あいよ

その後受付を終え、一試合目…

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