/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
ここでちょこっと報告です！
ファン確認では、私としては多めのハートが来ていました！
してくれたみんな、ありがとうございます！
これからも、見てくださいね！
では、どうぞー！
ーーーーーーーーーーーーーー
未玖
…はぁ
未玖
テストが…テストの点数が…！
未玖
やばーい！
先生
そこ、少し声を小さくできないか？
未玖
あ、はい、すみません…
未玖
（やばいやばいやばい…こんな点数、お母さんに見せたら…！）
未玖のテスト…なんと、15点！！
紗奈
おーい、未玖ー？
未玖
え？はい！
紗奈
なになに、私だよ笑
未玖
あ、なんだー、紗奈かー！
未玖
先生にまた叱られるかと思ってドキッとした…
紗奈
ふふっ、テストどうだった？
未玖
…ギクッ
未玖
え、えーと、それは…
春馬
15点
未玖
…え？
春馬
え？ってお前のテストの点数、15点だろ？
未玖
あ、そうだけども…
紗奈
…まーた勉強がんばらなきゃね…
未玖
そうだね…ていうか、春馬くん？
春馬
何？
未玖
私にとっては、15点は…15点は屈辱なんだよ！
春馬
屈辱って、お前のテストの結果はいつもそんな点数だろ
春馬
そもそも、なんでお前はテストなんか気にするんだよ？
未玖
え、気にするって…当たり前じゃん
春馬
俺にとっては当たり前じゃないんだけど
未玖
そ、それは春馬が頭いいからでしょ！
紗奈
なんで未玖、呼び捨てなの？
未玖
…あ、うん
未玖
ごめん！
春馬
…いや、別にいいし
春馬
ていうか、別に呼び捨てでも…
未玖
何か言った？
春馬
いや。なんでもないよ
春馬
ま、勉強はした方がいいよな
未玖
わ、分かってるよ！分かってるけど…
春馬
忙しくて…とか、そういう言い訳は許さねえぞ
未玖
違うの！
紗奈
二人とも、仲良いんだね！
未玖
え
春馬
あ、そうか？
未玖
そうかな…（実は、私たち、付き合ってます！）
紗奈
そうだって！今までのやり取り見てたらやっぱり…
未玖
わー！違うよ！
春馬
…あぁ
紗奈
ま、もう帰ろっか
未玖
うん！
紗奈
佐々木くんも一緒に帰る？
春馬
いや、俺はいいよ
クラスの女子
紗奈ー、課題やらないのー？
紗奈
え？
クラスの女子
ほら、やらないといけないやつがまだあったじゃない？
紗奈
…あ
紗奈
ごめんね、未玖！先帰ってて！
未玖
うん、分かった！また明日ね！
春馬
…おい、未玖
未玖
…あっ
春馬
一緒に帰るか？
未玖
…うん
帰り道
未玖
…ねぇ、春馬！
春馬
何？
春馬
ていうか、無理に学校で呼び捨てしなくても、良くないか？
未玖
そうかな…？
未玖
私なんかが春馬って呼び捨てしたら、女子が…
春馬
そんなの気にするなよ
未玖
私は気にするの！
春馬
…そうか
未玖
ごめんね
未玖
一度聞いてみたかったんだけど
春馬
何？
未玖
なんで春馬は私の事なんか好きなの？
春馬
え？
未玖
いや…私、ダメダメで、勉強も運動もできないじゃん
未玖
だから、なんでかなって…
春馬
そんなの、
未玖
え？
春馬
そんなの、関係ないだろ
未玖
…関係ない…？
未玖
だったら、私と春馬はつり合ってるの？
春馬
…だから
春馬
つり合ってるとか、つり合ってないとかさ
春馬
関係ないじゃん？
春馬
俺は、未玖の事が好きだから
春馬
そんで、未玖は俺の事好き…なんだろ？
未玖
うん！そうだよ！
春馬
だったら、別に他人の目とか気にしなくていいだろ
春馬
それぞれ、好きなんならさ
春馬
付き合ってても、いいだろ
未玖
うん、そうだね
春馬
…って、俺は思うんだよ
未玖
うん
未玖
今、春馬に言われて気付いたよ
未玖
別に、春馬が頭良くて、イケメンで、モテてるからって
未玖
他の子の目、気にしなくてもいいんだよね
未玖
私…ずっと思い込んでたよ
春馬
…そうか
春馬
分かったんならいいけど
春馬
ていうか、俺の事ベタ褒めしすぎな！
春馬
モテてねえし！イケメンじゃねえし！
未玖
あれ？頭良いのは認めるの？
春馬
未玖よりは良い方だよな
未玖
ちょっと！確かにそうだけど！言わなくて良いでしょ？
春馬
ふっ、言いたいんだよ、俺が
未玖
ずるいー！
春馬
まあでも、俺が頭良かろうと気にしなくて良いから
未玖
うん…！
未玖
春馬、だーい好き！
春馬
おい、急に抱きついて…
春馬
ま、こういうのもいいよな
紗奈
ふふっ、
紗奈
お幸せに…
まあちょっと…
５月はこの1作品と、あと一つ…ぐらいでしょうかね？
ごめんね！
見てくれた人、ありがと！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
