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私たちの戦い

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私たちの戦い

1 - 私たちの戦い

♥

12

2020年12月01日

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私の名前は涼宮星空 これは私と もう1人の私の間に起こったちょっと不思議で 怖い話

星空

はあああ……

自分の部屋へ着くなりため息を着く

星空

((今日もまた喧嘩……?!))

私の家は両親の仲が悪く いつもことある事に喧嘩をしていた

星空

((かったるいな……))

ガシャン!

バン!

星空

((え?!何今の音!!))

大きな音に驚き 私が下へ降りると 母は泣いていて 小さい弟は あの人に縋り付いていた

星空

ちょ!ちょっと?!何があったの?!
それにこれは何?!

そこには彼方此方に割れたガラスなどが散乱していた

お母さん

あ、、星空…

お母さん

ごめんね…降りてきちゃった…?

星空

降りてきちゃった?じゃないよ!
どうしたの?これ

お父さん

星空…ごめんな?
父さんこの家を出ることにしたんだ

星空

……?!

星空

ちょ、ちょっと待ってよ!!
なんでいきなりそんなことになるの?!

瑛太

やだぁ!!やだよ!お父さん!!出ていかないで!!

突然のことに驚いていると 弟の瑛太が父に泣きついた

お父さん

ごめんなぁ…瑛太。
それに星空も

ポンポン

星空

ごめんなって…
ごめんな?じゃないよ!
これから私たちどうやって暮らせばいいの?!

星空

それに!
瑛太だってまだこんなに小さいんだよ?!

お父さん

……お父さんな
もうこの家に居たくないんだ。
これからは星空がこの家を守ってやってくれ。

星空

そ、そんな!!ちょっと!!

星空

いきなり言われても……!

私が言い終わる前に父は出ていった 悲しそうな顔をしながら

お母さん

わぁああ、、

それと同時に母が泣き崩れた

星空

ちょっと!!お母さん!?
泣いてる場合じゃないでしょ?!追っかけなよ!!

お母さん

もうダメなのよ…

星空

ダメって何がよ!!

それから私たちは お母さんに全ての話を聞いた。 なんでお父さんが出ていかないと行けなくなったのか。を

星空

……っ!

星空

それって完全におかしいじゃん!

星空

なんでウチがそんなことでバラバラにならないとなの?!

母から聞いた話 それは…

この国の誰か一人が 犠牲となって国を助ける 犠牲法案というものだった。

星空

でも何で?!なんでお父さんなの?!

星空

おかしいよ!!
どうしてこんなことに……

クイッ…

瑛太

お姉ちゃん…
お父さん…帰ってこないの…?

ふと我にかえると 不安そうな心配そうな顔をした瑛太が 私の袖を引っ張っていた

星空

瑛太…

ギュッ…

瑛太

お姉ちゃん…?

星空

大丈夫……きっと…
きっとお姉ちゃんがどうにかする…!

瑛太

ホントに……?

星空

私がこの家も…
この家族も絶対に守ってみせる!

お母さん

星空…

お母さん

ありがとう…
ありがとう…っ

星空

ほら、お母さんも!もう泣かないで!

ーそしてその日の夜ー

自分の部屋へと戻った私は 早速パソコンで調べた。

星空

ええっと…
犠牲法案…っと

星空

!!

星空

何、これ、、!

そこに書かれていた内容は…

犠牲法案に 選ばれし者は その身を捧げ,たとえ身が滅びようとも 国のために戦うことを誓う

星空

何なの!これ!
こんなふざけた法案
誰が作ったの!!

星空

そ、そうだ!!他のみんなは?!

私は他のみんなにも聞いてみることにした

星空

ねえ皆!

莉羽

ん?

美咲

どうしたん?星空?

此処は私と莉羽,美咲の3人のグループ

星空

あのさ聞きたいことあるんだ

莉羽

ん?

美咲

何?どしたー!
星空が頼ってくるのって珍しいじゃん!

星空

みんなの所にも、これって来てたりする?

莉羽

え?

美咲

何これ?知らないよ、?

星空

えっ、

2人の所へは来ていない… やっぱりわたしの家にだけ来ている……

星空

そっか、ごめんね?変な事聞いて

莉羽

星空?どうしてこんな事?

美咲

もしかして何かあった?

私は2人に今日の出来事 あったこと全てを話した

莉羽

え……

美咲

そんな事が…

星空

だからね…
私はどうしてでも
お父さんを助けてあげたいの

莉羽

そっか!

美咲

私達も応援するよ!

星空

ありがとう…皆

星空

そこで私考えたんだけど…

私は2人に作戦を伝えた

莉羽

ええ?!

美咲

直接送り込まれたところに乗り込む?!

莉羽

でも危ないよ?!

美咲

そうだよ!それにもし捕まったとしたら…
星空だけじゃなくて
家族も危ないかもなんでしょ?

星空

うん、それでも私は
この危険に賭けてみたいんだ

美咲

でっ、でも!!

莉羽

分かった。私も手伝う

美咲

莉羽?!

莉羽

だってそうしないとどっちみち
星空の家は大変なことになるんでしょ?

美咲

それはそうだけどっ…

美咲

どこで捕まってるかも分からない
どこの誰がそれをやってるのかも分からないんでしょ??

星空

それなら大丈夫

星空

これを見て

星空

これを見たら
そこに場所がわかる動画が写ってるの

莉羽

あ、

美咲

ホントだ、、

星空

これを手がかりにすれば

星空

お父さんや
その周りの人達も助けることが出来る

莉羽

そうだよね!

美咲

わかった。私も手伝う!

美咲

それで私たちは何をしたらいいの?

星空

莉羽と美咲は
連れていかれた人達の家族に話を聞いてきて

星空

私はその間にもう少しこの事について探ってみるから

莉羽

わかった。

美咲

無理しないでね?

星空

うん。ありがとう。
美咲達も無理しないで

美咲たちとのLINEを終えたあと 私は直ぐにパソコンを開き もっと詳しく調べてみることにした。

星空

まずはtubuitta-だよね

星空

((そこに行けばまたなにか情報があるかもしれない……))

私はtubuitta-で犠牲法案と検索し なにか情報がないか調べてみることにした

星空

((特に情報は無し…か))

星空

ふぅ…

星空

((待っててね……お父さん…))

星空

((絶対に私が助けるから…!))

パソコンを閉じた私は 明日からに備え寝ようとした。 その時美咲からの電話が来た

星空

美咲?!

星空

通話終了

通話
04:50:30

美咲

私たちが調べた結果
そーゆー事だった…

星空

そっか、、

星空

ありがとう美咲

美咲が教えてくれた話によると 攫われた人達は様々で 親や兄弟 おじいちゃんやおばあちゃんを攫われた人達までいた。

星空

でもさ

星空

どんな人達なんだろうね?

美咲

どーなんだろう…

星空

結局みんな何も知らされないで攫われてるわけでしょ?

美咲

うん

美咲

何がしたいんだろ、、

星空

んー、、

美咲

とりあえず今日の収穫はそれくらいってとこかな…

美咲

明日からまた莉羽と二人で聞き込み行ってくる

星空

うん、お願いね

星空

私ももう少し色々探ってみる

美咲

じゃ、また明日。学校で

星空

おやすみ

美咲との通話を終え もう一度今まで起きたことを考えてみた。 共通することは 国の管理者を名乗る女性が家に来て 「国のためだ」そう言って連れていかれたこと。

星空

(これの何処が国のためよ……)

星空

(お父さん……)

ーその頃施設ではー

お父さん

(あんな感じで出てきてしまったけど……)

お父さん

(星空も母さんも)

お父さん

(怒ってるだろうなぁ…)

監視A

おいお前!!ちゃんと働け!

お父さん

は、はい

ここに連れてこられた人達は皆強制的に働かされていた

お父さん

(話と全然違う……)

お父さん

(ここにこれば幸せになれるって言われたからきたのに……)

少女A

お、重い……

少女A

きゃっ?!

ドンっ

お父さん

(あ……。)

監視A

こらお前!何を落としてるんだ!

少女A

ご、ごめんなさっ…わざとじゃな…

監視A

いいから来い!!

少女A

やっ!やだよ!!お母さん!!お母さん!!

監視B

騒ぐな!

ーズルズルー

お父さん

(あの子大丈夫かな……。)

お父さん

(あそこを連れていかれた人達はどうなるんだろう…?)

そんなことを思いながらその日の仕事を終え やっと宿舎の方へと帰れた

お父さん

(はぁ……今日も疲れた……。)

お父さん

(何がここにこれば母さんの病気が治るだよ……)

おじいさん

もしもし…そこの若いお方……

お父さん

あ、はい?

ふと声をかけられ思わず返事をしてしまった。

おじいさん

此処に居た若い女の子を知らんかの……

お父さん

え?いや、知りませんけど…

おじいさん

そうか…何処へ行ってしまったのかのぉ……

そう言うとおじいさんは 妙子妙子と呼びながら徘徊してしまった。

案の定監視に見つかり 一人部屋へと移動されられていった 監視の話によると チホウがあり 連れてこられた時から 今はもう居ない妙子という奥さんを探しているのだという

お父さん

(あのおじいさんも…妙子さんに会えるって言われて連れてこられたんだろうか…)

お父さん

(酷いことするなぁ……)

ー次の日ー

星空

(あれからずっと色々調べてるけど…何も出てこないまま…)

星空

(今じゃあもう規制も入ってて,お父さんたちの様子すら見れない…)

星空

(お父さん…元気かな……)

そんなことを考えながら ただボーッと考え事をしていると いきなり1階に居た母から呼ばれた

お母さん

星空!!星空!!ちょっと来て!!

星空

お母さん?どうしたの?

母の只ならない声を聞き 急いで階段を降りていった。

星空

(もしかしてお父さん達になにか……!)

お母さん

ちょっとこれを見て……

母にそう言われ 付けっぱなしのテレビから流れてくる映像を見てハッとした

お母さん

これ……父さんたちがいる所よね……

星空

だと思う……

そこに映し出されていたのは 紛れもないお父さんたちが連れていかれた施設の映像だった。 施設の中から一人の幼い少女が脱走し 今もこの街にいるかもしれない 気をつけるように。という話だった。

お母さん

この子…こんなに小さいのに…
1人でこんな所に連れていかれてたなんて……

星空

……酷すぎるよ

瑛太

ただいまー。
お母さん?それにお姉ちゃんも何を見てー…

そこまで言いかけて 瑛太が突然叫んだ。

瑛太

あ!!!

星空

瑛太?

お母さん

どうしたの?いきなり大きな声出して……

瑛太

これっ!!

瑛太

この子知ってるよ?!

お母さん

え?!

星空

それホント?!

瑛太

うん!
いつも僕の夢に出てきて
僕の部屋とかにも来てくれて
でもいつも悲しそうな顔をして帰っていくんだ……

俄には信じられない話だった。 だってこの子は施設に居たのだから それなのにどうやって弟の部屋に来れたのか。

星空

瑛太…?
それってほんとにこの子だった?

星空

誰かと間違えてるんじゃなくて…?

瑛太

ううん、ほんとにこの子だよ?

お母さん

待って……
それが本当だとしたらこの子はもう……

星空

……私も同じこと考えてた

瑛太の話がもし本当だとするならば この女の子は既に亡くなっていて 魂だけが瑛太の所へ来ている。 何かを瑛太に伝えようとしている。 そう考えるしか無かった

お母さん

瑛太
その女の子はいつもなんて言ってる?

瑛太

えっとね…
私はもともとあそこにいて
連れてこられるときに
亡くなったお父さんに会えるって言われて連れてこられたんだけど
実際はウソで
ずっと働かされてた。って言ってたよ

星空

……!

星空

ねえお母さん…
それがホントだとしたら…

お母さん

…お父さんも何か嘘をつかれて連れていかれた

お母さん

お父さんだけじゃない
あそこにいる人達はみんな嘘をつかれて連れてこられた人達

星空

つまり…
本心でついて行ったわけじゃない

星空

て事は!
お父さんを救えるかもしれない!

お母さん

うん

お母さん

でも肝心の場所がわからないんじゃ……

星空

そうだよね…
あの動画事件以来
場所を移動したらしいし…
前よりもっと監視も酷くなって
動画とかも無くなってたし……

以前施設の中に ヒーローと呼ばれる人物が現れ その人が施設の現状をya-tyu-buに流す事件があったのだ。

お母さん

お父さん……

星空

……お母さん…
大丈夫だって,
今は信じて待っていよう……

ピンポーン

バンバンバン

星空

え、、?!

お母さん

誰、、?!

いきなり我が家のチャイムが鳴らされ 扉を強く叩かれたのだ

星空

もしかして…もう監視の目が私たちに…?

お母さん

そんな…

瑛太

僕がいく!

星空

ちょ!?瑛太?!

お母さん

待ちなさいっ!

私たちが動揺していた時 弟の瑛太が階段を降り 玄関の鍵を開けに行ったのだ

瑛太

わぁっ?!

星空

瑛太?!

星空

大丈夫?!

瑛太の驚く声を聞き 慌てて降りていく私達

星空

え?!

お母さん

貴方は……

そこにいた以外な人物を見た私たちは 固まってしまった だってそこに居たのは……

星空

貴方は…さっき施設から逃げ出したって言われてた…

少女A

……(。 。`)コク

お母さん

でっ、でも亡くなったはずじゃ…

そこに居たのは さっき話していた 施設にいた女の子だったのだ

星空

貴方はどうしてここに居るの…?

瑛太

違うよ?お姉ちゃん。お母さん

私たちが動揺していると 弟の瑛太が答えた。 この子はさっき言っていた女の子ではなく 妹の方だと。 捕まったお姉ちゃんを助けるために1人で乗り込んで捕まってしまった妹なのだと

お母さん

そうだったの……
辛かったね…
もう大丈夫だよ……

星空

貴方…名前はなんて言うの…?

少女A

……

少しの間沈黙して 少女は答えた

千堂紬

私の名前…
千堂つむぎです、、

星空

そう、つむぎちゃんって言うんだね

お母さん

つむぎちゃん
あそこはどんな施設なの?

千堂紬

……あそこは酷いところ……
お姉ちゃんも…あそこで……

千堂紬

私たち……お父さんに会えるよって言われて……

千堂紬

その時はお姉ちゃんしか選ばれなくて……
お姉ちゃん……お父さんに会いに行ってくる。って……
連れて帰ってくるねって……

お母さん

……っ

星空

なんて酷い話……

千堂紬

でも結局…お姉ちゃんも…お父さんも帰ってこなかった……

千堂紬

お母さんもおかしくなって…
1人で部屋のなかから出てこなくなって……

星空

それで…そんなお母さんを助けようと思って
彼処に乗り込んだんだね……

千堂紬

……こくん

私が聞くと紬ちゃんは 静かに頷いた。 そしてそこで見たもの そこでどんな扱いを受けてきたか 全てを話してくれた

千堂紬

私は……
勝手に入り込んできた
不法侵入者って言われて…
君は大きな重大な罪を犯したんだよ?って言われて…
お姉ちゃんに会いたいなら
ここで働けって言われて……

千堂紬

カンシ?さん達にも
すごく怒られ続けて…

千堂紬

そこではルールがあって…
それを破ったら
子供はみんな別の部屋…
大人の人達は ゛しょけいじょ ゛って所に連れていかれて……

星空

……!

星空

それって……

お母さん

……そんな事が……
酷い……こんな小さな子達にそんなことを……

千堂紬

私も荷物をうっかり落としてしまって…
その時にカンシさん達に
別部屋に連れていかれて…
…そこで……そこで……

そこまで言って紬ちゃんは 今までの辛さが一気に出てきたのか 泣き崩れてしまった

星空

瑛太
紬ちゃんを私の部屋に連れて行ってあげてて
瑛太は紬を見ててあげて

瑛太

うん!わかった。お姉ちゃん

瑛太

行こ?紬ちゃん

千堂紬

うん、

瑛太が紬ちゃんを連れて私の部屋へ上がったあと 私とお母さんは話し合いをした。

お母さん

……このことがもしも
政府にバレたとしたら

星空

……紬ちゃんが抜け出したこと?

お母さん

間違いなく政府は紬ちゃんを探すと思う。

星空

そんな、、

お母さん

そうなれば多分…
秘密を喋った。若しくは
秘密を知ってしまった人物として…

星空

政府に消される…

星空

そんなの可哀想だよ!

星空

ねえ!お母さん!何とか助けられないの?!

お母さん

私たちの力ではどうすることも出来ない……

星空

そんな、、!

星空

せっかく勇気を出して抜け出してきてくれたのに?!

お母さん

今はどうにも出来ない
けど
私たちでどうにか時間稼ぎはできるはず

星空

わ、分かった
私は美咲達にも手伝ってもらうように頼んでみる

お母さん

うん

お母さん

私は……
紬ちゃんのお母さんにかけてみるわ

星空

え?お母さん?
紬ちゃんのお母さんと知り合いなの?

お母さん

実はね……

星空

えっ?!そうなの?

母は紬ちゃんのお母さんと同級生であることを話した そしてその時起こった痛ましい事件のことも……

ー16年前ー

お母さん

結衣ー帰ろー!

千堂結衣

うん!

その日の帰り道 私たちは委員会で帰りが遅れていた

お母さん

結衣〜もう疲れたよー

千堂結衣

そうだね(--;)
もうクタクタだよー

お母さん

先生話長すぎー。。

お母さん

もうこんな時間!

千堂結衣

大変!早く帰ろ!

そしてその日の帰り 私たちはなんの問題もなくお互いの家の道に着くまで話しながら帰っていた

お母さん

じゃ!結衣また明日ね!

千堂結衣

うん!また明日!

そう言い合って 帰っていた時

キキキキキキー!!! バン!

千堂結衣

お姉ちゃん?!やだ、、ねえ!!何で?!
ねえ!お姉ちゃん、、!

たまたま反対側を歩いていた結衣の姉千聖が 結衣の姿を見つけ こっちへ走ってきた時 信号無視をした車に轢かれたのだ 直ぐに救急車を呼び 私と結衣は同行者として車へ乗った。 そして病院へ着いた…

千堂結衣

お姉ちゃん……やだよ、、ねえ!

お母さん

結衣……

結の姉千聖は 救急車で運ばれ直ぐに集中治療室へと運ばれた 私は取り乱した結衣をただ支えることしか出来なかった

そしてその後すぐに 緊急オペが行われたが 千聖は助かることが出来なかった……

医者

残念ですが……千聖さんは……

千堂結衣

そんな、、!嫌だ!嫌だ!!

医者

……私共も手を尽くしましたが…
…残念です……

お母さん

結衣……

千堂結衣

いやああああ!!

母は言った そこから母の友達であり 紬ちゃんのお母さんの結衣さんは 少しづつ壊れて行ったのだと……

星空

……っ

星空

そんなことがあってたなんて……

お母さん

そこから結衣は
笑わなくなって
何もしなくなった

お母さん

でも結婚したって聞いた時はやっと結衣も幸せになれたんだ。そう思ってた

お母さん

でもその一年後に…
丁度紬ちゃんのお姉ちゃんが生まれた年に
今度は旦那さん
紬ちゃん達のお父さんが事故で亡くなって……

星空

……っ

星空

そんなっ……

お母さん

そこからあの子は完全におかしくなってしまって……

お母さん

暫く立ち直れなくて
最近やっと自分の会社を作って
今度こそは幸せになれるって思っていた時に
今回のこの……

そこまで言って母は ハッとした 丁度母の友達,結衣さんが会社を作ったその年にこの法案ができたこと その時に結衣さんの会社と共同したことを思い出したのだ

星空

唯の偶然…とは言えないよね…

お母さん

うん、

お母さん

おそらくあの子が……

ーその頃施設ではー

監視A

まだ見つからないのか?!

監視B

隅々まで探してはいますが……

監視A

くそっ……まさか脱獄者が出るとは……

監視A

おいお前達!
ちゃんと探してるのか!

お父さん

探してますよー!

少年A

ぼくもさがしてます

老人A

探してはいるんですが…
なかなか見つからなくて……

か、監視さん!

監視A

何だ!騒々しい

それが…
子供たちが全員いません、、!

監視A

なにぃ?!

(上手くやってくれよ、、!)

監視A

探せ探せ!探すんだ!
子供はまだそんなに遠くへ行ってないはずだ!

ヴヴヴヴヴ〜

監視A

!?

監視B

なっ?!

監視A

馬鹿な!何故ここに警察が!!

バン!

警察だ!

監視A

逃げろ!逃げるんだ!

監視B

こんな所で捕まってたまるか!

グイッ

監視A

?!

監視B

!!!?!

警察A

もう逃げられないぞ!

ーこうして施設の職員含め感じの人達は全員捕まり,今までの悪態が世間へと広まったことによって長く続いていた奴隷法案は終わりを告げた

ーそしてその日の夜ー

千堂結衣

……なんでここに私を呼んだの?

お母さん

結衣……もう終わりにしよう

千堂結衣

嫌だ!!私は絶対あの日へ戻るの!!

千堂紬

お母さん!!

千堂結衣

?!

千堂結衣

つ、紬…

千堂紬

お母さんは…寂しかったんでしょ…?
お母さんの…お姉さんがなくなって
お父さんもなくなった……
それに……お姉ちゃんも巻き込んでしまった……

千堂紬

だからお母さんは
自分をずっと責めてたんでしょ……?

千堂結衣

……紬…

千堂紬

でも……もう大丈夫だよ

千堂紬

お母さんには私がいる
それに…

千堂紬

私たちのところに居なくても
見えなくても…
お姉ちゃんはいてくれてるんだよ…
お父さんもお姉ちゃんも…
お母さんのお姉ちゃんも……
天国から見守ってくれてるんだよ……?

千堂紬

だからもう…
こんなことやめよ……

お母さん

……結衣
大丈夫
こんなにも強い味方がいる。
だからもう貴方はひとりじゃないんだよ……

星空

結衣さん
なにか辛い時時は私たちが力になります!!
だからもう…
紬ちゃんを悲しませないであげてください

千堂結衣

……っ

千堂結衣

…なさい

千堂結衣

ごめんなさい、、っ

千堂結衣

紬……っ

千堂紬

お母さん……!

ギュッ…

千堂結衣

私…今度こそちゃんと前を向くね
ちゃんと償って
ちゃんと紬のお母さんになる…
だから待っててね…紬

千堂紬

お母さんならきっと大丈夫…
私、待ってるから

警察A

……さあ,行きましょう

千堂結衣

はい、

こうして私たち家族と 国を巻き込んだ戦いは終わりを告げ 今度こそちゃんとした母親になると誓った結衣

ーそしてー

星空

お父さん!!

お父さん

星空!

お父さん

それに母さんと,瑛太も!

星空

もう大丈夫だからね、、!

星空

全部……全部解決したから……

お父さん

ありがとう…

結衣さんと話をした後 私たちは直ぐにお父さんを迎えに行った

そして……

私たちは元の生活に戻ることが出来た 結衣さんの事件以来 少し元気が無くなっていた紬ちゃんも 今ではすっかり元気を取り戻し 瑛太と同じ学校へ通っている。 いつか戻ってくるお母さんのために

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