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ードズルside
重い瞼をゆっくりと持ち上げ、
まだぼんやりとしている意識で
部屋を見渡す。
何故か起きなきゃいけない気がしたんだけど
それは何でだっけ。
立ち上がろうとした時
足に体重をかけようとした時
立ち上がれなかった。
ご飯も食べずやせ細った体も支えきれないほど
足も手も弱くなっていた。
元々僕はMen程では無いけど
体格は大きかったはずなんだけどな。
それが今や立つことすら出来ないなんて。
視界の端が霞む。
なんでだろう。
もう、眠くないはずなんだけどな。
あーーー
まずいな。
くらくらしてき…っ
ドズさん
ドズさん
ドズさん
おんりー
おらふくん
ぼんさん
Men…
皆僕を優しく支えてくれる。
枯れたはずの涙が
とめどなく溢れてくる。
皆
”いつも通り”の
優しい笑顔を僕に向けてくれて。
ぼんやりと霞んでいく視界の中で
ろくに力も入らなくなった腕を
身体を必死に動かして。
皆に抱きつく。
ドズさん
ぼろぼろと涙が床にこぼれ落ちて。
時が止まっていた家がまた”刻み始める”
暗く冷たい空間が
すぅーっと
明るく暖かい空間に変わる。
いつの間にか僕は立っていて。
身体が元通りになっていた。
そしてなにより
心に空いた穴が塞がっている。
だってー
ー目の前に”皆”がいるからーー
.꒰ঌひすみる໒꒱·̩͙(主だぁ)
らて
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