明里
……ん?
打ち間違え、か……?
明里
彰
彰
明里
明里
彰
彰
明里
明里
明里
彰
彰
明里
明里
彰
明里
彰
明里
明里
明里
明里
彰
彰
明里
明里
明里
……?
彰
彰
彰
明里
明里
明里
明里
明里
彰
明里
彰
明里
明里
彰
明里
明里
彰
明里
明里
明里
ちょっと違うんだよなぁ……
彰
彰
明里
明里
明里
彰
彰
明里
明里
彰
明里
彰
彰
明里
明里
彰
明里
明里
彰
彰
明里
明里の様子はいつもと変わらない
しかし、彼女との間に何か 隔たりのようなものをこのとき感じていた
明里
明里
再び 唐突に始まる会話
彰
彰
事情は帰ってから聞くことにしよう
今はただ こんな状態の明里が心配だ
彰
彰
明里
明里
きさらぎ駅……?
明里
彰
彰
明里の利用している路線にそんな駅があっただろうか
スマホで検索をかけてみるも、『きさらぎ駅』にヒットするサイトはみつからなかった
そんなに知名度のない駅なのだろうか…
明里
明里
明里
明里
彰
明里
明里
彰
彰
明里
明里
明里
明里
彰
明里
明里
明里
明里
彰
明里
明里
明里
明里
また、か………
彰
明里
彰
彰
明里
明里
彰
明里
彰
彰
彰
彰
明里
彰
明里
彰
明里
明里
明里
明里
明里
彰
明里
彰
明里
明里
やっぱり…
明里は今までのことを覚えていないらしい
でも、何故そうなったのか見当もつかない
とにかく今は明里の状況を把握しない限り、迎えに行くことすらできない
彰
彰
明里
明里
明里
明里
次々と来る 明里からのメッセージを読みながら、考えを巡らす
明里はおかしくなったのか……?
明里
いや…そんなはずはない
明里
所々 話は飛ぶものの、あの抜けっぷりは いつも通りの明里だった
明里
なら、なんで……?
明里
明里は記憶を失くしてしまっているのだろうか……
明里
それも、時間が経過していくにつれ少しずつ……
明里
…だが それだと違和感が残る
明里
彰
明里
明里
また始まった…
明里
明里
明里
明里
明里
明里
明里
明里
明里
明里
彰
彰
彰
彰
彰
なんで返信してくれないんだ
何かあったのか……?
彰
応答なし
通じない…
明里に何かあったのだろうか……
結局どうすることもできず、先程の考えに無理やり頭を戻す
もし記憶を失くしても、明里のいる場所は変わらないはずだ
それなのに、明里は不可解に移動を続けている
車から線路へ、線路から駅へ…
………
……………
やっぱり、意味がわからない
こういう時ってどうするんだっけ…?
彰
そうだ、"発想の転換"だ
物事を逆から見ないと…
……
………逆?
そういえば、明里は『時計の針が反対に回っている』と言っていた
スマホのデジタル時計も少し前の時刻を指していたらしい
明里だけ…時間を遡っている?
いや…さすがにそんなこと……
しかし一度そう思ってしまうと、ますますそんな気がしてくる
チャット上では、車に乗ったかと思えば、明里は線路を歩いていた
時間の流れが逆なら……
『見知らぬ駅で電車を降りた明里は家へ帰るために線路を渡り、途中で会った男に車に乗せてもらった』ことになる
これなら 会話がおかしくなっていたのも頷ける
おもえば、どの明里のメッセージも順番が逆で読みづらかった
どういう理屈でこうなっているのかは分からないが…
しかし
時間が巻き戻っているとして…
明里はどうなってしまうのか?
気づいた途端 言い知れぬ恐怖が胸から湧き上がってくる
明里を…助けなければ……っ
明里
明里
彰
彰
明里
あの電車に乗らなければ、明里はこんなことに巻き込まれずに済むはずだ
彰
不器用すぎるのはわかってる
彰
もしかしたら、起こってしまったことは変えられないかもしれない
けれど、どんなことがあろうとも彼女をあの電車に乗せる訳にはいかない
明里
彰
明里
ふっ と緊張の糸が切れた音がした
彰
彰
明里
明里
明里
彰
彰
彰
彰
彰
明里
明里
彰
彰
明里
明里
彰
明里
明里
明里
明里
彰
彰
明里
明里
明里
明里
明里
コメント
2件
きさらぎ駅モノのキーワードをしっかりと使用しつつ、ありきたりでないストーリーライン とてもとても面白かったです! 写真に写ってる人、透けてますもんね…… 彼女は神社できさらぎ駅に囚われたんでしょうか……