嘘みたいな恋

私の彼氏はモテる

ファンも沢山いる

でも、嫉妬してるなんて 絶対言えない

始まった…

徹がかっこいいことくらい 知ってる

やっぱりあの告白 嘘だったのかな

考えてみると、何も接点がなかったのに告白するなんておかしな話だよね…

そう思う日が毎日…

徹は好きって言ってくれる

ハグもキスも特別扱いも してくれる

でも、やっぱり疑ってしまう

だって、私といるより

ファンのこといる方が たのしそうだもん…

ところがある日の事…

これ以上聞きたくない

私のことを好きか 分からないから尚更…

でも、やっぱり 本当だったのかな…

それでも私は徹を 信じたかった

だって

私は本当に 徹のことが好きだったから

気づけば放課後になっていた

帰ろうと思った時、教室に忘れ物をしたのに気がついて教室に戻った

この行動が間違っていた

早く帰っていれば

こんな悲しい思いなんてしなかったのに…

嫌い、大っ嫌い

本気だったのは 私だけだったんだ

私は無我夢中で走った

気づけば家に着いていた

あぁ、追いかけてくれないんだと思った

でも、信じてた 私もいけないから

ただ、本気で好きって 言って欲しかっただけ