コメント
7件
誰も救われないの悲しいけど良いなぁ…😘
ありがとうございます!(*T^T) 泣けるし、面白いし、もう本になるくらい好きです、、 続きあるのなら、私の心はボロボロですね ??
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
少し遠くの方から、ぶるーくが走ってこちらまでやってくる
きんとき
スマイル
スマイル
ぶるーく
ぶるーく
スマイル
きんとき
ぶるーく
スマイル
ちらっ
きんとき
…突然だけど…
俺、恋愛してるんだよね
好きな人は…
今、目の前にいるきんときって奴なんだけど…
きんとき
きんとき
きんときは、優しくって、スポーツ万能で、かっこよくて…
一言にまとめたら、完璧人間ってこと
そんなきんときが、俺は好きだ
きんときとは、同じクラスだ
ぶるーくは、違うクラス
俺はきんときと一緒のクラスになれて嬉しい
まあ、本音を言うならばぶるーくも一緒がよかったのだが…
仕方がなかった
きんときは、俺の後ろの席だ
もぶ
もぶ
もぶ
もぶ
もぶ
もぶ
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
スマイル
きんとき
スマイル
今の時代は多様性だけど、それでも同性愛を否定する人がいる
そんな世の中で、同性愛者はすごいと思う
そして、素晴らしいと思う
きんとき
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
きんときは、俺の顔を覗いてきた
イケメンッ!
スマイル
スマイル
きんとき
言えないよ
お前が好きだなんて
きんとき
きんとき
きんとき
俺はきんとき
今、スマイルと絶賛恋バナ中
耳を真っ赤に染め焦っているスマイル
コイツには好きな人がいる
見ればわかる!誰だか知らんけど
スマイル
スマイル
スマイル
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
スマイル
スマイル
きんとき
なんか、急に食いついてくるじゃん
引く…
きんとき
スマイル
スマイル
きんとき
そう
俺の恋など叶わない
だって、知ってるんだもん
俺の好きな人は
今
俺の目の前にいる人のことが好きなんだもん
スマイルが学校を休んだあの日
確か、1ヶ月前くらいだ
その日に、聞いたことがあった
彼と2人で下校している時
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
ちょっと、期待した
ちょっとだけ、期待をしてしまった
それが間違いだったんだ
だから、失恋したという悲しみが多くなってしまった
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
それを聞いて、なんでスマイルなの?
って…
アイツのどこがいいの?
って…
思った
思ってしまった
スマイルは、いいやつなのに
最低だよね
ずっと一緒にいる仲なのに
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
きんとき
きんとき
俺はスマイルにニコッと笑いかける
きんとき
きんとき
スマイル
スマイル
スマイルは、哀しい顔をしながら笑った
俺は失恋した
そして、自分で自分の首を絞めた
「きんときの恋を応援する」
なんて
言いたくなかった
わかってる
俺のことを好きでないくらい
知ってるもん
きんときの好きな人は
“ぶるーく”だから
わかってる
俺なんて、恋愛対象に入っていない
彼の目に映るのはぶるーくだけだ
「「「いただきまーす!!!」」」
ぶるーく
ぶるーく
スマイル
ぶるーく
ぶるーく
スマイル
スマイル
そう言って可愛らしい笑顔を浮かべる
…無自覚って恐ろしいな
きんとき
ぶるーく
彼はきんときをじとっと見つめる
やだな〜
その視線が、僕に向けばいいのに
なんて、そう思ったのは何回目?
何十回目?
僕は、好きな人がいる
それは、スマイルだ
きんときにだけ、伝えている
スマイルは、きんときのことが好き
聞いたことがあった
彼がここに居ると思って、放課後図書室に行ったあの日
ぶるーく
スマイル
スマイル
スマイル
ぶるーく
ぶるーく
スマイル
ぶるーく
僕は、スマイルの本を覗く
これ、恋愛のおまじないの本だ!
スマイル
ぶるーく
彼がこういうのを信じるタイプだとは思わなかった
彼の子供らしさにキュンとする
何回僕の胸を踊らせたんだろwスマイルw
ぶるーく
ぶるーく
スマイル
ぶるーく
少し、胸騒ぎがした
嫌な予感がした
その予感は、嫌でも的中してしまった
スマイル
スマイル
でも、彼はきんときを好きになったから、彼が好きになった人には、僕は勝てない
君の好きな人が、どんなに悪い人でも、クズでも、僕は勝てないって思う
君が決めた人だから
君の心を撃ち抜いた人だから
撃ち抜いた心は、今でも空いている
僕もだ
僕の心も君に撃ち抜かれて、その傷口は今でも塞がれていない
スマイル
スマイル
バカだな
しつこいと嫌われるのに
もちろんきんときに、好きな人に嫌われたくはない
だけど、諦めろと言われたら話は変わってくる
でも、彼はぶるーくが好きだから
確か、2ヶ月前
ある日、君の席で、君の日記を見つけてしまったんだ
俺は、その日記にすごく興味を持った
みてしまった
最低だ
ずっと一緒に過ごしてきた友達の秘密をみることになるのに
そこで、みてしまった
彼の好きな人は、ぶるーくだということを
ぶるーくに、怒りや憎しみなんて湧かなかった
だって、ぶるーくは確かにいい奴だったからだ
優しくって、人の面倒だってよくみてくれていた
そんな感謝したくてもしきれない奴を憎めなかった
スマイル
スマイル
スマイル
こんなの、ただの綺麗事だ
俺は、知ってる
ぶるーくがスマイルのどんなとこに惹かれたのか
優しいところ
可愛らしいところ
人のことをよくみてるとこ
彼は、スマイルの全てを好きになった
ぶるーくがスマイルを好きな理由、
わかってしまうのが、もう俺に勝ち目はないと思わせてくる
きんとき
きんとき
きんとき
おとぎ話でよく聞くセリフ
そのセリフを自分が言うだなんて、思いもしなかった
スマイルの目にはきんときしか映っていない
スマイルの可愛らしい目は、きんときを移すための目
そう思い、自分で自分の首を絞める
自分には無理だと言い聞かせる
諦めた方がいい
諦めなければならなかった
知ってるもん
きんときを嫌いになれない
だけど、好きにもなれない
僕の好きな人はスマイルだから
この先一生スマイル以外に心を打ち抜かれることはない
ぶるーく
ぶるーく
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ