奏
……………
先輩
奏
本当にここにも来なくなったなぁ
戻りたいよ
あの頃に、
ガチャッ
奏
!、
奏
せんぱっ…
先輩
奏
奏
……ッ
先輩
一週間ぶりだな
奏
……………
先輩
奏。話があるんだ
先輩
明日の昼休みまたここに来てくれ
奏
……………………
先輩
じゃあな
奏
っ、
奏
…………て
奏
ッ…………てよ
待ってよッ!
先輩
、!
先輩
………………
ガチャッ
奏
ハッァ、ハッ…
奏
ヴッ……
奏
なんで、
奏
なんで…………
振り返ってくれないの
俺の話を聞いて
俺を見て
俺のッ!!
気持ちを…っ…
知ってよ_。
奏
先輩っ…
冷たい何かが頬を伝う
涙なんだろう。
だけど
俺の思うなにかが
泣いてるって認めたくなかった
ガチャッッー!
紫雲
奏ッ!!
奏
し、ぐも先輩…
紫雲
大丈夫かッ…?
奏
ヒックグスッ
紫雲
辛かったよな…
紫雲
俺が来たから、大丈夫
紫雲
あっちは桜が行ってる
奏
ッェッウッッッウゥ
紫雲
もう我慢するな
紫雲
好きなだけ泣け
奏
……ッウェぇっグスッウゥァアァ
紫雲
何もしてやれなくてごめんな
紫雲
俺達はこれくらいしかできなくて
ごめんな
茜色の空の帰り道
遥翔
奏大丈夫か、?
奏
……………うん
遥翔
ッッ…、
遥翔が一緒に帰ってくれた日
遥翔
奏
奏
、
確かに
彼は僕につげました
遥翔
好きだ。お前のことが
遥翔
あの先輩のように悲しませない
遥翔
一生守るから…
遥翔
付き合ってください
と
嘘じゃない。
夢じゃない。
奏
、え?
突然の告白の驚きと
先輩からのショックが
入り混じって
複雑を超える気持ちでした
ここで遥翔の手を取ったら
なにか変わるかもしれない
先輩と遥翔
どっちをとるなんて
どっちも大切なのに
大切に、したいのに
奏
…………………
奏
。
遥翔
、!