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クラスメイト
クラスメイト
ズキッズキッ
クラスメイト
ドクンッ
結望
ワタシは走った
海に向かって
結望
ザーッ
結望
真っ青な海に飲み込まれそうだった
結望
死んでしまいたい
そう思ってしまった
結望
考えれば涙が出る
思い出せば苦しくなる
結望
何もかも嫌だった
結望
声にならない
ワタシはそのまましゃがみこむ
結望
結望
結望
結望
ザーッ
ワタシの声は波音で掻き消える
桜
結望
一瞬誰か分からなかった
結望
ワタシは
"馬鹿にしに来た"
と疑った
桜
結望
何をしてくるか
何を言ってくるのか
分からなかった
目的が全く読めない
それが怖かった
桜
結望
結望
声が震え
言葉に詰まる
結望
本当に言いたいこと
それが言えない
桜
彼はひと言呟く
そして、ワタシは1人になった
ガヤガヤ
結望
あのことを言われるのか
不安でしか無かった
クラスメイト
クラスメイト
結望
いつもと変わらなかった事に安心する
もう悪口も
ワタシでいるのも
慣れてしまった
……………はずだった
あの人がまた現れるまでは
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