小学6年生の夏
少女は悲しい目をした少年に出会った。
とても澄んだ綺麗な目で
凛としていた。
でも、どこか寂しそうな その目は
病室のベットに横たわりながら
窓の外を静かに眺めていた。
少年
少女
急に話しかけられ
驚いた様子の少女だが
少女
戸惑う私にお構い無しというように
フイッ
少年はまた、窓の外を眺める。
風が吹いて 少年の青色の髪を 優しくなびかせる。
綺麗だ。
でも今は見とれている場合じゃない
少女
少女が少し大きめの声を出すと
少年は
ビクッ
と、体を震わせ こちらを見た。
少年
少年は真っ直ぐに私を見つめた。
とても悲しそうな目で
少女
そんな目で見つめられると
言葉がでなくなる。
少年
少年は もう一度、少女に聞く
少女はゆっくりと、話し始める。
少女
少年は 少女の話を
うん、うん
と、頷きながら聞く。
少女
そう言って手に持っていた
紙袋を少年の目の前に差し出した。
少年
少年は驚いたような声をあげ、
目を丸くした。
少女
少女は すぐに手を引っ込めた
が、
少年
紙袋を受け取ろうとした少年は
そのまま前のめりになり、
バンッ!!!
と、音を立て少年は
机に おでこをぶつけていた。
少年
少年はおでこを擦りながら
そう呟く。
少女
少女の顔が みるみる青ざめていく
少女
何度もペコペコと頭を下げていると
ガンッ!!
と、ベットの柵におでこをぶつける。
少女
少女も少年と同じく
おでこを擦りながら、そう叫んだ。
少年
少年は突然吹き出したように笑い出す。
少年
少女
少女は訳が分からず、間抜けな声を出す
少年
まだ、少し笑っていた少年だが、
少年
と、すぐに落ち着き
蒼
片手を前に差し出す。
少女
少女はまだ分からず、首を傾げる
蒼
蒼は そう言うと
少女の手を取り、
蒼
と、呟き自分の手のひらと重ねる。
少女
少女は蒼の手を握り
少女
蒼
これが、君と僕の出会いだった。
初投稿です。
温かい目で見てください。
よろしくお願いします。
コメント
3件
はいっ!ありがとうございます! 無理しない程度に、お願いします!
猫月さん ありがとうございます! 出来るだけ 早く投稿できるよう 頑張ります!
初投稿なのにこのクオリティやばいですよ!いい意味で! 続き楽しみ〜♪( * ॑꒳ ॑* )です