昼休みに入ると一番見たくないものを目にする
「ねぇ、先生ぇ、、授業で分かんないとこあったから教えてくださいよぉ…」
ああ、、今日もやってんのか…
先生に媚びを売りまくるってるクライスメイトジョングクの姿がそこにはあった
ジョングクっていうのはうちのクラスの男子
顔も体格も運動神経もいいらしい
まあ案の定そういう人がいればクラスの女子の目は釘付けなわけで
隣の席になってしまった私は毎日のように女子の痛い視線を浴びている
こっちとしたらいい迷惑だからやめて欲しい
この間なんて飲みかけの炭酸飲料を頭からかけられた
ベタベタになったわ前髪どうしてくれんだって思った
なんでこんな勉強が出来なくて顔がいいだけのやつがそんなに好きなんだか…
ジョングクは女子生徒への対応が荒い
泣かされた女は数しれず
それでもめげないハイエナ達。そういうとこは尊敬。ほんと。
けどそんな女子に対する扱いに比べて先生には媚びを売る
先生達も大変だよなぁ…女性教員はメロメロだけど。
まあそんなこんなで私は今職員室前にいるわけですが、
今日は国語科で古典を教えてくれてる朴先生を困らせていた
朴智旻¦ん~…あのねぇ、、ジョングガ…ここ割と簡単なんだよ、、教科書にやり方書いてあるから見て問題解いてみな。
柾國¦え~でもぉ、、僕先生に教えて欲しいなぁ…?
朴智旻¦ッ…そんなこと言っても僕忙しいの!自分で頑張りなさい!!
あーあ、、ドア閉められた~
ほんとあの人何してんだろ、。
柾國¦…ちぇッ、、なにあいつ…
うっわぁ、、性格悪…
柾國¦ん?…なに、なんか用?
あ、見てんのバレた
婾拏¦別になんもないよ。
柾國¦あっそ…早く失せろ
婾拏¦なんであんたに指図されなきゃ行けないのよ。
柾國¦は?
婾拏¦…そこ分かんないなら教科書の23ページ読みなさいよ。
柾國¦は?なんでお前の言うとうりにしなきゃ行けねえんだよ。
婾拏¦うるさい。あんた馬鹿なんだから。
柾國¦ッ、!
『あ、いた!グゥ先輩~!』
柾國¦うわッ…一年の女子…
婾拏¦………
柾國¦あ、ちょッ、!お前ッ!
『グゥ先輩ッ♡』
柾國¦……引っ付くな。気持ちわりぃ…
『えッ……』
あーあ、、あの人酷い…
なんでみんなアイツみたいな顔だけのやつが好きなのかなぁ、。
腕時計を覗くともう少しで昼休みが終わる時間だった
次の授業の準備しなきゃいけないし、ここにいると面倒くさそうだったからそそくさと教室に戻った
次は…英語か…
英語科のナムジュン先生はすごくいい人だ
教え方も上手いし相談も乗ってくれる
不器用だから物をよく壊すけどそんなところも可愛いと思う
そんなこんなで始業3分前
ジョングクはまだ来ない
南俊¦…今日はテキストの48ページやるからね~…
あいつが来ない間に先生はもう授業の準備を終えていた
女子生徒は先生の美貌に目を奪われてる訳だが…
イケメンであれば誰でもいいのかと心底見損なう
南俊¦お、時間だね。はい、号令。
『起立。』
結局間に合わなかったアイツ。
今頃サボってんのかな。
そんな思いで号令を済ませて着席する。
南俊¦婾拏さん。もしかして…またジョングガは遅刻?ㅎㅎ
婾拏¦はい。多分。さっき職員室前で一年の女子に捕まってたので疲れきってサボったんじゃないですかね。
淡々と話す私に痛いぐらいの視線
何よ。事実を言っただけでしょ。
南俊¦ㅎㅎそっかそっか。でもそろそろ遅刻治してくれないと評定がねぇ… ㅎㅎ
そうだよね。だって今までの授業ずーっと遅刻。
しかも居眠りするし。それなのに先生には媚び売って。何してんだか…
やっぱりアイツ馬鹿だなと思いながら私はテキストを開いた。
コメント
16件
なんかぐぅさんかっけぇ(
うん。えぐいわ。 今後どうなるか楽しみッ♡♡♡♡
うん。好き。結婚しよ?(