ユウ
ユウ
はい?
レナ
アイキ
ユウ
ユウ
ユウ
お高くとまってる感じ
初めてでしたこんなことを 言われるのは
世の中にはこんな身勝手な偏見を押し付けてくる馬鹿がいるのだと
そしてイラつきました ほとんど喋ったこともない 得体もしれない"ユウ"とやらに こんなことを言われるなんて
ケイト
レナ
全員が全員悪い人なわけじゃないしさ
レナ
アイキ
偏見だよそれは
キーンコーンカーンコーン
この日はあっという間に終わりました
翌日 登校中
ケイト
ケイト
ケイト
リナ(親友)
ケイト
リナ(親友)
ハーフじゃん
ケイト
リナ(親友)
漫画かよ笑
ケイト
リナ(親友)
壮絶な過去があんのかな笑
ケイト
家でも燃やされたんじゃないの?
リナと話すあいつの愚痴は 何故か盛り上がってしまって 勝手な妄想により私は どんどんあいつのことが嫌いになってしまった
2ヶ月後
私は今日を楽しみにしていました
学生にとっての大イベント
席替えだからです
先生
くじ引きねー
先生
ケイト
まぁよしとしよう)
レナ
ケイト
アイキ
レナ
アイキ
ケイト
アイキ
ケイト
まぁレナ居るしいっか)
ユウ
リク
まじですか
あやつウチの後ろの席ですやん
漫画かよ いい加減にしてくれ
ガンッッ
ケイト
ユウ
これがわざとかわざとじゃないか 考えるのも嫌でした
次席替えするのはあと2ヶ月後 それまでこのヤベェやつと一緒のグループ
運がないってもんじゃねぇ
シャワァァァァァァ
ケイト
学校ではあんなこと考えてたけど
ぶっちゃけあんまし気にしていませんでした
何故なら私はハーフということを 何ら誇りにすら思っていたからです
純日本人よりは絶対少ないハーフ かっこいいじゃんか
皆と違うかっこいいじゃんか
みんなの前で言われた 衝撃がデカすぎて勝手に落ち込んでいることにしていたけれど
とくに傷ついていませんでした
でも傷ついたフリしたら みんな心配してくれるかな
ここでユウを悪者にすれば、、、
考えるのは辞めることにしました
自分までクソになる必要はないと思ったからです
翌日 掃除の時間
レナ
レナ
レナ
ケイト
今週の雑巾当番はうちのグループでした
なので当然ユウもそうです
リク
ケイト
ホウキはもうやってあるっぽいからさっさとやろ
ケイト
リク
リク
俺とこいつで廊下やっからお前ケイトと教室やっといて!!
ケイト
昨日のこと)
ケイト
ユウ
リク
レナ
ケイト
ケイト
二人になれてさぞ嬉しいでしょうね!!)
ケイト
頭の中でレナを恨みました
ケイト
もう1月なので雑巾用のバケツの水は冷たくて手が痛くなるほどでした
力が入らない手で 一生懸命雑巾を絞ります
それと共に頭の上に何かが落ちてきました
ケイト
すぐわかりました
ユウが私の頭の上で雑巾の水を絞っている







