蓮
(何とか食い止められてはいるが完全にこれを消滅させることは出来ないな、、、あとどれくらい持つか分からない。どうか、、、どうか間に合って。)
竜
早く逃げてください!ここは危険です
妖怪軍
餓鬼が何言ってんだ!ここは戦場だぞ?
妖怪軍
貴方も妖怪でしょ?人間共に好き勝手されるものか!
竜
あの砲撃が見えないんですか?!
人間軍
あれは私達の味方が打ったもの。それで死ねるなら本望よ
実験体
我々の邪魔をするな、03
人間軍
あの砲撃の前にいるやつ何やってんだ?!
人間軍
我々の邪魔をしているに違いない!
人間軍
攻撃しろ!
竜
やめてください!!
妖怪軍
1人でも多くの人間を殺せ!!死んでも殺せ!!
実験体
あれは暴食姫だ。我々の神が降臨したぞ!!
竜
もう、、、やめてください
妖怪軍
隊長!あの砲撃を受けているのは人間のようです
妖怪軍
人間だと?
竜
いい加減にしてください!ここにいる全員が今命の危険に晒されているのにどうして戦いを続けるんですか?!
人間軍
我々は死にに来たようなもの
人間軍
敵に殺されるより味方に殺された方が本望だ
妖怪軍
我々は人間なんぞに殺される訳がないだろぉ!!
竜
結局は自己満足でしかないじゃないですか!
妖怪軍
さっきからうるさいんだよ!糞餓鬼!!餓鬼はとっとと帰れ!
人間軍
お前も妖怪か?なら殺しておこう
実験体
こいつはそう簡単に死にませんよ?
人間軍
それなら何度でも殺すさ
竜
痛ッ、、、僕は死にません。だから無駄なことはしないでさっさとここから離れてください
人間軍
確かに心臓を刺しても死なないはね
妖怪軍
餓鬼!あの女、お前の仲間か?!人間と仲間になったのか?
妖怪軍
この恥さらしが!!
竜
違う!ねぇさんは
妖怪軍
隊長!どうやら半妖のようです!
妖怪軍
何!けがわらしい血だ!排除しろ!
蓮
ッ、、、
竜は弓やら剣やら能力で種族関係なしにいたぶられ、蓮に対しても攻撃を始めた。
人間軍
しぶといなぁ
竜
もう、、、いいでしょう。戦争の続きはしたかったら他の場所でしてください。
妖怪軍
まだ懲りねぇのか!
やめろ
妖怪軍
!!
妖怪軍
どうして貴方がここに
白石幸也
やめろと言ったのが聞こえないのか?
妖怪軍
白石家!!
妖怪軍
まずいぞ、、、逆らったら何されるか
妖怪軍
でも、、、確か息子の方はあまり強くないって言うぜ?
妖怪軍
叩きのめそうぜ
人間軍
妖怪の仲間が増えたところで我々は負けない!
白石幸也
少し黙れ。耳が腐る
妖怪軍
なんだと!妖怪の癖に
白石幸也
黙れと言っているのが聞こえないのか?
妖怪軍
!!
妖怪軍
この!糞餓鬼が!!
白石幸也
、、、確かに俺は親の七光りで糞餓鬼だ。
白石幸也
お前らの1人でも敵を倒したし平和な世界を望む気持ちもわからなくわねぇ
白石幸也
だがなぁ、周りを見てみろ
白石幸也
これがお前らが望んだ世界か?
建物や地面は破壊され辺りには人間なのか妖怪なのかももうわからない死体
白石幸也
こんな死体だらけの世界をお前らは望んだのか?
白石幸也
ちげぇだろ!!
白石幸也
前の戦争から何も学んでないのか?!あの時倒れていった奴らはお前達に生きて欲しくて戦ったんだ!平和を求めて戦ったんだ!それを無駄にする気か!!
白石幸也
何度、同じ過ちを繰り返せば気がすむ!!奴らの死を無駄にするのか!?敵と共倒れ?ふざけんな!
白石幸也
俺は七光りでもいい。だが、白石家4代目の誇りにかけてお前らに命令する!さっさとここから退却しろ!!
白石幸也
平和のために戦うなら流れていった仲間の血を無駄にするな。平和を求めるなら犠牲だけじゃなく少しでも生き残る術を考えろ
白石幸也
それが一番の平和への近道だと俺は思う
妖怪軍
、、、
白石幸也
何してんだ!!さっさと退却しろ!!
妖怪軍
、、、
妖怪軍
引くぞ
妖怪軍
しかし、、、
妖怪軍
いいから黙って命令に従え
妖怪軍
白石家4代目の命令だ。
人間軍
隊長!国家命令で今すぐ退却しろとのことです。
人間軍
、、、
人間軍
引くぞ
白石幸也
、、、チッ
竜
ケホッ、、、ゲホッ
竜
はぁ 幸也君、、、ありがとう はぁ
白石幸也
いや。まだ礼を言うには早い
実験体
まさか人間軍が引くとは国家は使えませんね
実験体
契約で死ぬまで撤退しないようにしたって言ってたのに
実験体
まぁ対して即戦力にはならなかったし別にいなくても大丈夫だよ230615
白石幸也
おい竜、、、
白石幸也
実験体の数わかるか?
竜
10万、、、いやそれ以上いる。
白石幸也
全員蹴散らすか
竜
、、、
竜
実験体の者に告ぐ。僕はねぇさんの弟にして元実験体03。不死身の竜だ。
白石幸也
おい、何してんだ!
実験体
やはりそうか
実験体
あいつが?
竜
僕の紹介が済んだ所で本題だ。今から1分以内にここから退却しなければ
竜
ねぇさんの変わりに僕がお前らを喰う
白石幸也
おい!何さっきから訳の分からんことを!!
竜
10秒経過
白石幸也
(こいつ、本気だ。殺意が滲み出てきている)
実験体
所詮03は戦闘能力に欠如している。恐れることはない。攻撃を開始しろ
竜
どうやら僕がどうして生き残ったか
知らないらしいね
知らないらしいね
竜
不死身だから生き残れたんじゃない。
竜
僕は頭脳戦ならねぇさんにも負けないから
実験体
な!!
白石幸也
(敵の攻撃を全部避けきっている?!いや、、、それだけじゃない。敵同士を攻撃させるように誘導している。)
竜
僕は戦闘能力は皆無だけど知恵は誰よりもあると思うよ
白石幸也
自分で言うのかよ
竜
僕は実験体の時全ての攻撃を避けきりそして相手の力をとことん利用する。大人数じゃなきゃ出来ない僕の戦闘スタイルだよ
竜
(でも大人数と言ってもこの数を相手にするのは流石に厳しい。)
白石幸也
こいつら全く退却しねぇな
竜
僕ら実験体は死を恐れることは無い。むしろ死にたい奴らが多い。生きようとするのはほんのわずか、、、もはや考えることすら出来ない実験体もいる。
実験体
我らは死ぬために生まれて来たのだ。そして今、最高の死を神が我々に授けてくれた!
実験体
それに逃げても砲撃が落ちればこの世界は開放される
実験体
後はあの砲撃さえここに落ちればいいだけだ。
竜
そんなことはさせない!
実験体
止めれるものなら止めてみろ!!
白石幸也
そんじゃあ手加減無用だなぁ?
ドカーン!!
白石幸也。能力、、、狼男+爆発。範囲位は狭いが全てを爆発させることができると同時に一歩間違えれば大惨事を起こすほどの威力を持っている。
実験体
ぐああああああ!!
竜
え、、、えげつない
白石幸也
うるせぇ!!吹き飛ばされてぇか!!
実験体
あんな奴に殺されてたまるか!!暴食姫、、、姫様に殺されたい!
白石幸也
あいつ!赤龍寺に
竜
ねぇさん!
白石幸也
(この距離じゃダメだ!!)
実験体
あなた様は何がしたいのですか!
実験体
価値のない者達を助けてなにになるというのですか!
蓮
価値、、、ね。価値があったら助けるのか?まぁそこまでの考えに至らせたあいつのせいではあるが
蓮
私は誰に対しても価値なんてつけることはない。
蓮
確かに私にだって大切な者がいる。でも私からすれば価値が低い者も高い者もいない。。ただ私は
蓮
何も知らない者たちが無惨に殺されるのが嫌なだけだ。
蓮
それが誰であろうと私は助けるだろう
蓮
お前たちのおかげで吹っ切れたよ。
白石幸也
なんだ?赤龍寺の様子が
竜
一体何をするつもりなんだ?!
竜
ねぇさん!!
蓮
正直、もう私はこれ以上耐えられない。だから終わらせる
蓮
竜、、、ごめんね。私は今から
蓮
半妖をやめる
竜
ねぇさん!!
竜
(ねぇさんの妖力がどんどん上がっていく!?ねぇさんの体は一体どうなってしまったんだ?!)
蓮
醜い姿になるけど、、、竜なら私が変わっても変わらず家族のままだよね
竜
、、、当たり前だよ
蓮
クッ、、、
白石幸也
(なんだ?!あいつの体。)
蓮の体は変形し始め色んな妖怪がごちゃ混ぜになったなんとも人型ではないおぞましい姿へ変えた
竜
ねぇさんは、、、自分の支配の能力で自分の体をコントロールしていたのか、、、
白石幸也
じゃああれがあいつの
蓮
人型にするにはこうするしかなかった。これが本当の私。妖怪の赤龍寺蓮だ。
蓮の妖力は留まることを知らずどんどん力を増していった。
蓮
あいつの、、、美奈崎翔吾の計画全てを終わらす。
蓮
精々あの世で悔いてな
ドカーン!!
辺りは凄まじい光に包まれた
竜
クッ、、、
竜
ねぇ、、、さん?
蓮
終わった、、、竜
バタン
竜
ねぇさん!!
全て終わった、、、が蓮だったそれは完全に化け物となってしまった
白石幸也
なんてやつだ
白石幸也
(化け物にならないためには半妖の道しかなかったのか、、、なんて悲しいやつだ)
竜
ねぇさんの所に行こう。白石k
竜
ウッ、、、
白石幸也
どうした!?
竜
頭が、、、あ、、、あ、、、
白石幸也
(なんだ?!竜の妖力がどんどん上がってる?!)
白石幸也
おい!しっかりしろ!!
白石幸也
誰だ!!
?
やっと終わったね。お姉ちゃん、、、竜。
白石幸也
その声は、、、あの時の!!
竜
あ、、、あ、、、おま、、、
白石幸也
竜!!大丈夫か!?
竜
り、、、ん、、、、?
凛
久しぶりだね。竜