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殺人鬼と少年(続編)

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殺人鬼と少年(続編)

1 - 殺人鬼と少年(続編)

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2018年12月16日

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れん様!ノート見せて下さい!

れん

何回目だよ...はい。

ありがとー!

れん

ったく...。雪、お前、俺の彼女になった自覚あるんだろうな?

あるから、わざとノート取らずに近づいてるんじゃん。

れん

あっそ

扱い酷くない?

れん

いやいや。それを聞いたの
何回目だと思ってんだよ。

由良

れ~んくん♥

れん

あ、由良

由良

一緒に理科室行こ~?

れん

え、でも...

いいよ。先に行ってて

由良

雪ちゃんもこういってるからさ~

由良

一緒に行こうよ?

れん

あ、うん。分かった。

...やっぱりモテるんだな。

女子生徒A

ねぇ、雪?

ん?何?

女子生徒B

あんた、れん君と付き合ってるんだって?

なんで知ってるの!?

女子生徒A

風の噂よ。

女子生徒B

言っとくけど、れん君にふさわしいのは由良だから。
あきらめな、由良の可愛さに勝った人なんかいないんだから。

...そんなの関係ないじゃん
かわいさで勝てる?誰が決めたの?

ガタン

女子生徒A

何よ、急に立ち上がって

女子生徒B

喧嘩しようっての?

私はさ、昔殺人鬼だったんだ。

女子生徒B

は!?殺人鬼!?

女子生徒A

え?殺人鬼は牢屋に行きなさいよ!

うっさい。私は人に使われるのはごめんなの。

そーだねぇ...あんた達位の力ならナイフさえ持ってればすぐ殺せるかな♪

女子生徒B

...!行きましょ。

女子生徒A

えぇ...。

...(気味悪がられたよね。ま、いっか)

理科室に移動中

ガラ

れん

あ、遅かったな。

...うん。

美樹

雪?どうしたの?

美樹、大丈夫だよ。

美樹

雪の「大丈夫」は信用出来ない。

美樹、これは私とれんの問題なの。美樹は入ってこないでほしい。

美樹

そっか、ごめんね。

大丈夫、後、れん。

れん

どうした?

私、しばらくれんと関わらない。

れん

え...

美樹

雪?二人は付き合ってるんでしょ?それは無いんじゃない?

ついさっき、分かったの。
由良はれんの事が好きなんだよ。しばらくは由良と関わって。私は少し考えたい事が出来たの。これは私の問題。私が解決しなきゃいけないから。...ごめん。

れん

...雪が言うなら仕方ないな。
分かったよ。

放課後

由良

ねぇ?雪ちゃーん?

...何?

女子生徒A

由良、こいつは殺人鬼だよw

女子生徒B

そーだよ。間違えないであげてーw

由良

あ、そっかーwwwww

ねぇ、用は何なの?早くしてくれない?

由良

れん君にふさわしいのは私だから。殺人鬼のあんたなんかに負けないから。

私はしばらくはれんと関わらない。しばらくは安心して話しかけな。用はそれだけ?

由良

なーんだ。あんたら仲悪いじゃん。

違うよ。解決したい問題があるの。

女子生徒A

行かない?由良

女子生徒B

そーだよ。バカらしくなってきた

由良

それもそーね。じゃあね👋
殺人鬼さん?

あんた達、調子に乗らないことね。

れん

あ...雪?

何?

れん

今日は一緒に帰ろうぜ。

...うん。

れん

雪、お前遠慮してるだろ

え...?

れん

由良が俺の事が好きだってどうでもいい。雪は俺の彼女なんだから。

うん...あ、じゃあね。

れん

あぁ。明日な。

翌日

美樹、おはよう。

美樹

あ、おはよう。雪!

由良

おはよう。貴方達

...ごめん。美樹、私は先に行ってる。

美樹

え?でも...

じゃあね。後で

美樹

雪...!

女子生徒A

あいつ、私達を避けてるのよww

女子生徒B

怖いのかしらねぇwwwww

由良

ふふ、あいつに地獄を見せてやりましょ?

れん

あ、美樹、由良。後...由良の奴隷。

女子生徒A

奴隷って失礼ね!

れん

似たもんだろ。

由良

だよね~!

由良

ねぇ、れん君。

由良

私さ、れん君の事が好きなんだよね。あんな弱い奴捨てて私と付き合ってくれない?

れん

お断りだ。

由良

え...

由良

なんで...?あんな奴より
私の方が絶対いいよ!

れん

俺はな!

れん

お前見たいに人をバカにする奴は嫌いなんだよ!

れん

お前と付き合うんだったら
絶対に雪の方がいい!

由良

...れん君、酷い...

れん

俺は雪を追う。

れん

俺はお前となんか関わらない。あきらめな。じゃあな。

美樹

あ!れん君!これ、雪に
渡してくれない?

れん

何これ?

美樹

走ってるときに落としてた。多分今日の部活で使う物。

れん

分かった。渡しておく。

れん移動中

れん

雪!

! れん...?私と関わらないでって言ったのに...

れん

放課後、校舎裏に来い。
後、これ!落としてた。

あ...ありがとう。

(相変わらず優しいな)

放課後

れん

来てくれて、ありがとう。

う...うん。

(なんで壁側に立てばいいんだろう?)

ドンッ

...へ?

れん

簡単にやられてんの。
元殺人鬼として恥ずかしくないの?

私は気づいた時には れんに腕を掴まれて壁に押し付けられていた。要するに壁ドン状態。

れん...?さすがに恥ずかしいよ!

れん

暴れんな。

れん

俺さ、お前に無茶してほしくない。

れん

分かってると思うけど、俺は雪が誰よりも好きなんだ。

れん

だから一番傷つけたくない相手なんだ。

れん

雪にしばらくは関わらないって言われたときはビックリした。雪は俺のことが嫌いになったんじゃないかって思った。

れん

傷つくから...離れたいって言わないで

...もう言わないよ。

離れたいなんて思わない。
ずっと大好きでいる。

れん

...ありがとう。

その後、二十歳になった雪とれんは 結婚しいつまでも幸せに暮らしました。(終わり)

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