TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

醜き人間の物語

一覧ページ

「醜き人間の物語」のメインビジュアル

醜き人間の物語

1 - 醜き人間の物語

♥

102

2019年09月12日

シェアするシェアする
報告する

ここはある山の一本道。そこを、私、薫はただただ歩き続ける。

この先にきっとあるはずなんだ。人間を忌嫌い、自分たち自ら閉じこもった、妖怪の封印されし場所。

己妖封界が。

現在は、大正二年。

私は、産まれたときから普通の人間ではなかった。

真っ白な髪、真っ白な体… 私の体全ては雪のように白く、透けていた。

そんな私を誰もが嫌った。 「もうこんな世界にはいたくない」 そう、思い始めたときだった。

お父様が亡くなった。 お父様の遺品の整理をしていると、実に興味深い書物が出てきた。

その本には、「己妖封界・妖怪の住む世界。人間を忌嫌い、また、嫌ってきた者の世界。ここには、これまでの全ての歴史がある。」

人間に嫌われ、また人間も嫌う者の世界。もし、そんな者たちが住む世界があるのなら。

そして、私はその己妖封界の入り口が開く、新月の夜に旅に出たのだった。

この作品はいかがでしたか?

102

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚