それから、里は側室の件をずっと考えていた。。。
朱里
悩んだ里は菊様に相談することにした
菊様の着物の着付け中
朱里
菊姫
朱里
朱里
菊姫
そうねーーー
菊姫
朱里
菊姫
当時宿敵同士だった上杉と武田が同盟を結ぶという話が出て、その条件として娘の私が景勝様のところに嫁ぐことになったの
菊姫
でも父上が決めたことなら仕方ない。
そんな思いで、敵方の上杉に来たの
菊姫
菊姫
朱里
朱里
菊姫
殿は寡黙な人だけど、律儀があって謙信様をすごい慕う家を大事にする人よ。
誠実で、敵だった私を大切にしてくれてるし
朱里
菊姫
朱里
里は、菊様に政宗様との全てを話した
菊姫
菊姫
朱里
政宗様のことはもちろん尊敬してますし、そばにいたいと思ってます。
ですが、正室の方のことを考えると心が痛みますし、私がその立場にいていいのかと思ってしまいます。
朱里
朱里
菊姫
菊姫
家のために正室をもらうけど、側室をももらうということは勇気のあることよ
菊姫
菊姫
里のことを大切でそばにいたいってことだと思うのよね
朱里
少し1人で考えてみます
菊姫
それから数日 里は政宗とのこれからのことをずっと考えていた。
そして、 政宗の側室になることを決意したのだった
菊姫
朱里
菊姫
菊姫
朱里
朱里
朱里はソワソワしながら廊下を行ったり来たりしていた
朱里
なんか急に城内が騒がしいことに気がついた。なんかみんなバタバタしてる
朱里
朱里
みんな騒がしいけどなんかあったの?
直江兼続
兼続は突然の里の登場に驚いて気まずい様子だった
朱里
直江兼続
朱里
何隠してんの??話しなさいよぉ
直江兼続
直江兼続
上杉景勝
手配を頼む、、、
あ、里、どうしてここに
上杉景勝も里の存在に驚きを隠せていなかった
朱里
教えてください‼️
上杉景勝
直江兼続
上杉景勝
よく聞け、里
朱里
上杉景勝
朱里
上杉景勝
上杉景勝
この最上家というのは政宗くんの母義姫の実家だ。義姫の兄最上義光が義姫に政宗暗殺計画を囁き、政宗くんの食事に毒をもった。
朱里
上杉景勝
この事実に怒った政宗くんは実の弟を手討ちにした
朱里
殺したってこと。。。
上杉景勝
上杉景勝
上杉景勝
上杉景勝
この事実を聞いた里は景勝の話の途中で走り出して
上杉景勝
上杉景勝
直江兼続
直江兼続
里は馬小屋に向かって走っていた
朱里
直江兼続
朱里
伏見に行く!秀吉様に会って話してくる
朱里
直江兼続
直江兼続
直江兼続
直江兼続
直江兼続
直江兼続
朱里
朱里
秀吉様が理解してくれなら伊達家存続のため何か変わるかもしれない
朱里
朱里
朱里
私も行かせて!お願い
直江兼続
兼続は大きく息を吐いた
直江兼続
直江兼続
直江兼続
直江兼続
直江兼続
朱里
ありがとう
兼続と里は越後から伏見へと向かうことになった。 目指すは秀吉の居城、伏見城 里は約2年ぶりの京都だった
兼続と里は越後地から秀吉様のいる伏見へ向かっていた
朱里
わざわざ伏見まで送ってきてもらって
直江兼続
1人で越後から馬になれるわけがないだろ。
朱里
勢いで出てきたけど馬を乗りこなせる自信ないです笑
直江兼続
直江兼続
久しぶりの帰郷だろうに
朱里
2年前かねと一緒に越後に来て以来帰ってないから
直江兼続
朱里
殿や菊様にちゃんとご挨拶もしてないし。
この件をちゃんと秀吉様と話せたら越後は戻って政宗様と話すよ。。。
朱里
この状況だから言いそびれちゃって
朱里
直江兼続
里の決めたことならうまくいくといいな
朱里
2人はやっと伏見に着いた
直江兼続
朱里
直江兼続
まずは秀吉様と2人で話してこい!
直江兼続
朱里
里は、馬を降りて城の中へ入っていった
懐かしい景色にホッとすると。。。
石田三成
どうしてお主がここに
朱里
ご無沙汰しております
石田三成
石田三成
朱里
今どちらに?
石田三成
マウスが終わると思う。
終わったら声をかけるから、茶々様のところへ挨拶に行ってこい
石田三成
朱里
里は走って茶々様の部屋に向かった
朱里
勢いよく襖を開けた
朱里
淀殿
淀殿
朱里
越後からとんできたんです!!!
淀殿
ひとまず入りなさい
朱里
淀殿
朱里
景勝様や菊様にもよくしていただいて
淀殿
淀殿
楽しく生活してる様子は知ってたから
淀殿
朱里
そのことで話がありまして
里は茶々様に政宗様とのことを話した
淀殿
淀殿
淀殿
淀殿
朱里
朱里
淀殿
石田三成
茶室に行こう
里は三成と一緒に、秀吉様のいる茶室へ向かった
石田三成
豊臣秀吉
茶会は終わった。利休を送ってあげなさい
石田三成
殿、その前に
三成の後ろから里が顔を出した
朱里
豊臣秀吉
帰ったのか?元気だったか?久しいの
朱里
殿はお体大丈夫ですか?
豊臣秀吉
豊臣秀吉
豊臣秀吉
朱里
朱里
朱里
里は恐る恐るこの名前を口にした
豊臣秀吉
豊臣秀吉
朱里
政宗様はそんな悪い人ではありません
心優しく、何よりも周りの人のことを大切にするお方です。
殿のことも気にかけておられました。
政宗様に決して豊臣家への反発の気持ちはございません
豊臣秀吉
朱里
朱里
朱里
朱里
里は震えた声で秀吉様に伝えた
遅れて兼続も到着した
直江兼続
豊臣秀吉
直江兼続
私からもお願いです。どうか伊達を許してやってはくれませんか
直江兼続
わたくしたち上杉も決して反発の気持ちはございません。そして、伊達側についたわけでもございません。
しかし、東北同士、縁があるのです。
どうか友も許してください
兼続と里は頭を下げた
豊臣秀吉
政宗も色々あるらしいな
今後の対応は考える。。
それで良いか
朱里
そのとき、政宗様が伏見城に到着した
伊達政宗
朱里
直江兼続
豊臣秀吉
空気が凍ったのを兼続と里は感じていた
伊達政宗
最上の好き勝手にはしたくなかったのです。
勝手な行動をして申し訳ございません
豊臣秀吉
伊達政宗
政宗は深く頭を下げた
ことなきを得た状況に里はホッとした
廊下
直江兼続
朱里
朱里
しかし、政宗の様子がおかしかった
朱里
政宗は急に里に怒鳴ってきた
伊達政宗
朱里
伊達政宗
伊達政宗
伊達政宗
伊達政宗
俺の威厳が損なわれるだろ
伊達政宗
お主にこんなことをしてもらう義理はないぞ
政宗の怒鳴り声が城中に響いた
伊達政宗
それか。。。
伊達政宗
伊達政宗
もう東北な用はないだろ
朱里
いつもの政宗様と違う言動に里は圧倒されて声も出なかった
直江兼続
直江兼続
直江兼続
直江兼続
伊達政宗
伊達政宗
里はこれ以上この場に入れなくて!泣きながら走っていった
朱里
直江兼続
直江兼続
これはあんまりでは。。。
直江兼続
直江兼続
直江兼続
心当たり、あるのでは?
伊達政宗
直江兼続
ほんとはわたしが行きたいところですが。。
直江兼続
直江兼続
伊達政宗
直江兼続
兼続は強引に政宗の背中を押した
政宗は何かに気付いたかのように走り出した
同じ頃、里は中庭で泣いていた
そこに、茶々様が現れた
淀殿
淀殿
朱里
里は茶々様の胸に飛び込んだ
淀殿
殿に何か言われた?
朱里
事の成り行きを全て話した
淀殿
淀殿
淀殿
淀殿
淀殿
だから戻っておいで
朱里
朱里
里は伏見に戻ることにした
そこに、兼続と話し終えた政宗が息を切らして走ってきた
伊達政宗
淀殿
ちゃんと話してからどうするか決めるといいわ
そう言って淀殿は去っていった
伊達政宗
朱里
伊達政宗
さっき言ったことは忘れてほしい。
朱里
朱里
里の手には政宗からもらったビー玉が
政宗様にビー玉をもらったあの日からずっとビー玉を持ち歩いていた
朱里
朱里
生まれも育ちも違う。政宗様は棟梁です。私とは釣り合わない。
側室の件は断りますね、、お幸せになってください
朱里
楽しかったです。。
里は震えた声で政宗に思いを伝えた
伊達政宗
朱里
伊達政宗
里と政宗の関係は終わった
そして
里は秀吉の元に戻った。。。