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電鳴
きて！……起きて！
流菜
んん……。
流菜
ふぁぁ……
流菜
ん……？電鳴？なんでいんの？
電鳴
いちゃダメ？
流菜
ダメ
電鳴
なんで？
流菜
…言わなきゃいけない……？
電鳴
言って！
流菜
…良いけど…さ……傷ついたって自己責任だよ……？
電鳴
う……ん…
流菜
私は正直に言う電鳴、あんたの事が嫌い、大っ嫌い
電鳴
うん……
流菜
いつもいつもお母さんにくらべられるときあんたが出る…
流菜
私は…それが嫌で嫌でたまらないの…
流菜
だから嫌、嫌い
電鳴
……………
電鳴
ありがとう……教えてくれて…じゃあ部屋に戻るわ………
ﾊﾞﾀﾝ
電鳴の部屋
電鳴
っ……うぅっ……。
私は嫌
こんな世界が
昔は仲良くしてくれたのに
今では「嫌い」
私は
また昔みたいに
仲良くしたい
でも、それはきっと……
電鳴
叶わない、だろうなぁ………(ﾎﾞｿｯ
流菜
…行ってきます………
……………
流菜
……………
行ってらっしゃい、も
どこ行くの？、も
もう
言ってくれないの？
流菜
電鳴だったらお母さんは言うのに……(ﾎﾞｿｯ
流菜
はぁ……
流菜
(どうしたら、どうしたら…愛して貰えただろうか……)
男性
危ないっ！
車のクラクションが、 鳴り響いたとき
その時の
衝撃はまるで……
電流が走ったみたいでした。
流菜
へ？
ﾄﾞﾝｯ
男性
！！
男性
大変だっ！少女が！
男性
だ……か…急……車を……！！
大人の人達の、声が聞こえる
あぁ、どんどん
声が薄れていく……
私…死ぬのかな……？
それでも、いいや……
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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