アミノ酸
クエン酸
アミノ酸
アミノ酸
アミノ酸
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クエン酸
アミノ酸
アミノ酸
クエン酸
!注意! ・ご本人様に一切関係ございません。 ・地雷さんはUターン! ・通報、パクリ等はおやめください。 ・nmmn作品
アミノ酸
な
アニキがバーを出た1時間後くらい。
やっと決心がついた。
な
ふとそんな思いが過ぎる。
な
頭を勢いよく左右に振って それをスワイプした。
な
もしかしたら本当なのかもしれない。
でもまだわからないから。
本当かどうか分かるまで、 俺は待つよ。
な
そんな気持ちを胸に電話ボタンを押す。
トゥルルルルルル トゥルルルルルル
な
一応メッセージだけ送って スマホを閉じた。
な
な
な
本当にブロックされているの だとしたらまずい。
もう一度スマホ画面を開く。
な
既読が付いていた。
な
な
な
カランカランッ
???
り
な
…なんかタイミング悪い…
り
な
な
また信じられなくなっちゃうから…!!
り
りうらの声に重みがかかっていて、 どうしても俺の耳には 本当のことにしか聞こえない。
な
な
り
な
り
違う、もう忘れようとも思ってない。
違う…違うから…
り
な
ネクタイを引っ張られ顔を近づけられる。
り
な
り
りうらはあいかわらずの 笑顔でそう言った。
な
りうらの笑顔はやっぱり 何か仮面を被っているようで…
何か…裏があるようで…
な
カランカランッ
???
聞きなれた声。
聞きなれたのに…飽きることの無い声。
I
な
な
り
り
I
り
り
I
グイッ
まろがりうらを引っ張る。
り
I
な
まろの温かさに少しだけ甘えたくなった。
まろの服の袖を少しつかむ。
り
I
I
り
り
I
り
I
な
今は…本当のことが知りたい。
必死にその思いを りうらに伝えようとした。
り
スッ…
I
り
まろが真剣な表情で りうらのスマホをいじる。
I
り
りうらが非を言えないように下を向く。
I
な
I
I
な
り
り
先生
先生
先生
お母さん
お母さん
り(幼稚園)
お母さん
り(幼稚園)
昔は、望まれてた。
凄いことができる度に褒められた。
でも、それはただの親バカだった って分かってきた。
り(中学生)
お母さん
り(中学生)
お母さん
り(中学生)
その頃からかな。
従兄弟である まろ との違いを感じたのは。
お母さん
I(高校生)
お母さん
り(中学生)
お母さん
お母さん
り(中学生)
り(中学生)
I(高校生)
I(高校生)
お母さん
お母さん
I(高校生)
そう言われたまろの事が 気に食わなかった。
まろは校内でもモテてたらしい。
友達
り(中学生)
友達
友達でさえも俺を利用しようとした。
り(中学生)
お母さん
り(中学生)
り(中学生)
お母さん
り(中学生)
お母さん
お母さん
り(中学生)
りうらの方が1000倍も頑張ってる。
りうらの方が何倍も苦労してる。
りうらだってまろに追いつきたいから。
頑張ってるーーーのに。
り(中学生)
死ぬ気で頑張っても まろに勝てるところなんてなかった。
まろがリア充やってる間も苦労した。
でも追いつけなかった。
だから…
邪魔をしたんだ。
徹底的に自分になくて 彼にあるものを 消してしまおうと思った。
何度も何度も悪戯をした。
回数を重ねる毎に、 いふ兄との仲が悪くなっていった。
り(大学生)
り(大学生)
まろが主人公だとしたら… りうらはきっと悪役に当たる人間だ。
り(大学生)
そしてサークルの見学の時に ないくんに会った。
運命だと思った。
今度は…いふ兄のことなんて気にせずに 好きなことを好きでいられるかな。
そんなことを思ってた。
り
り
りうらの声はすこし震えていた。
り
り
不自然な笑顔を見せるりうら。
な
ギュッ
りうらをそっと包み込む。
優しく、傷つけないようにハグをした。
り
ごめんね、今の俺が… りうらにできることは このくらいしかないんだ。
ゆっくり、伝えたいことを 選びながら話を始める。
な
な
り
するとりうらはスラスラと 自分への棘を並べた。
り
り
違う。
りうらは本当にいい子だ。
な
り
な
な
な
な
な
な
な
りうらが俺を見てくれていたように、 俺もりうらの事を見てたんだよ。
り
な
優しくりうらの頭を撫でる。
り
な
り
な
り
な
り
きっと、りうらはりうらなりの 人生を選ぶべきだから。
だから、俺なんかにずっと 執着してなくても良いの。
な
り
り
りうらが俺から離れる。
り
りうらはまだ泣いていたけれど、 渾身の笑顔でそういった。
な
り
少しだけ寂しそうな顔で りうらは上を向いた。
すると黙っていたまろが口を開く。
I
I
I
少し言い方がキツい。
な
でも、今思えばそれはまろなりの 優しさだったんだね。
I
I
り
りうらはそう言われても 泣き止めなかった。
I
まろがりうらの頭を撫でる。
り
I
I
I
り
I
り
I
2人が仲良く話しているのを 見て少し安堵する。
り
な
するとりうらは俺に向かって 指を指して言った。
り
り
な
り
りうらの笑顔はあの頃より 少し大人びていた。
な
なんて。
な
り
I
な
ありがとう、りうら。
カランカランッ
りうらが見えなくなるまで りうらのことを見つめていた。
な
一気に体の力が抜ける。
I
な
まろの優しい声。
やっぱり安心する。
な
I
な
な
I
まろはゆっくり歩き出す。
そして、いつもの左から 5番目の席に座った。
I
な
乱れたリボンを結び直す。
シェイカーを手に取った。
いつも通りのことをするんだ。
な
シュワ…
コトッ
な
I
な
甘いチェリーも辛めカクテルも 全部まとめてカクテルなんだ。
きっとチェリーみたいに甘すぎても 自分の好みならいいんだよ。
な
I
ニコッ
I
な
I
な
急に顔が赤くなるのを感じる。
な
I
俺は何もしてないはずなのに 少しだけ恥ずかしい。
まぁ…こういうとこも まろのいいとこなんだけど。
な
I
な
I
な
まろのグラスの空きを確認する。
な
I
な
な
な
I
まろが少しニヤニヤしながら言う。
I
な
な
な
ぜっっっったい無理!!
I
まろが上目遣いでこちらを見てくる。
上目遣いはイケメンでも通じるらしい。
な
I
な
な
I
そのまろの煽り切った声に 不覚にも対抗心が沸いた。
な
すると まろは目を閉じ、 俺の方に顔を向けた。
I
整った顔面に お酒のせいか少し赤らんだ表情。
な
キス…
な
な
まろはニッコリと悪戯な笑顔を見せる。
I
な
I
な
また…迷惑かけちゃうかな…
I
な
お願い…だったら仕方ないよね…
I
I
トク…
コトッ
な
I
な
I
な
I
な
I
な
まろがスマホを手に取った。
I
《材料》 カカオリキュール 45 ml 生クリーム 15 ml ガーニッシュ (飾り) マラスキーノ・チェリー 1 個
な
I
な
I
な
I
な
少しあやふやなことがありつつも、 今までの知識をフル活用する。
I
I
な
I
な
I
な
I
な
I
I
な
I
な
I
な
I
な
な
バッ
急いで首元を隠す。
まろの前でウイスキーを飲んだ あの日に付けられたやつ。
I
な
スル…
な
I
な
優しく手を重ねてくるまろ。
I
I
な
べた褒めは慣れてないから…//
I
な
I
な
I
な
I
な
I
まろは大人っぽい笑顔のままそう答える。
な
そっか、嬉しい。
…今のまろになら、 全部預けてもいいかな。
いや、全部預けさせて。
な
I
な
グビッ
手元にあるグラスの中の残りを飲み干す。
な
アミノ酸
クエン酸
アミノ酸
クエン酸
クエン酸
クエン酸
アミノ酸
クエン酸
アミノ酸
アミノ酸
アミノ酸
アミノ酸
クエン酸
アミノ酸
な
I
な
クエン酸
アミノ酸
クエン酸
コメント
3件
待ってました…! 推し3人(赤桃青)だし…もう神だし…ほんともう好きです…(?) このカクテルのような恋がほんと好きですしこのストーリーもアミノ酸 さんにしか書けないと思うと本当にアミノ酸 さんに出会って 良かったと思います…!! 今回もありがとうございました!
あー……てぇてぇし泣きました。