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なんで…?

何故あなたが謝るのだろう

そんな必要は無いはずだ

いつしかの少女

あの日の夜

いつしかの少女

火山が噴火した瞬間

いつしかの少女

私達は呪われたの

呪われた?

私達?

??

いつしかの少女

日常を壊されたショックや悲しみ、怒りを混ぜて、

いつしかの少女

私達自身が自身を呪ったの

いつしかの少女

気付いているでしょう?

いつしかの少女

ここは夢の中なのよ

言われてみればそうだ

朝焼けだか夕焼けだかは色を変えていないし

僕はここへ来た記憶がないし

何より

死んでいない

いつしかの少女

私がいられる所はあなた達の夢の中だけよ

いつしかの少女

そして

いつしかの少女

あなた達はあの日を繰り返しているの

いつしかの少女

これが呪いよ

成程

僕達はあの日いつも通りを願った

だから

あの日を繰り返すのだろう

あなたはあの日人々が死なないよう願った

だから

人が死なない生き返る世界に取り込まれたのだろう

願いは思わぬ形で叶い

それ故に呪いと呼ばれる

呪いが無くなったら僕達はどうなるんだ

いつしかの少女

きっと本当の死を迎えるわ

結局はそこに落ち着く

諦めるしかないのだろうか

いつしかの少女

でもね

いつしかの少女

呪いを上手く使えば…

ああっ……

突然視界が歪む

何が起こっているんだ

いつしかの少女

ダメ!まだ行かないで!

いつしかの少女

最後まで聞いて!

どうやら夢から醒める時間が迫っているらしい

あなたの顔も霞んで見える

いつしかの少女

あの日を繰り返すなら!

いつしかの少女

阻止してみせ…………………………

もう音も聞こえない

またあなたの話を最後まで聞けなかった

本当にすまない

口にする間もなく

体はストンと地に沈んで行った

続々続々

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