――数日後。
斑目
例のごとく千早の店へとやって来た斑目。
千早
いつものように対応する千早。
斑目
例のハンディカムビデオは、千早が仕方なく預かっていた。
相手方の住所も含め、斑目に調べて欲しいとの依頼があったのだ。
千早
斑目
斑目
斑目
斑目
千早
斑目
斑目
斑目
斑目
斑目
千早
斑目
千早
斑目
斑目
斑目
その場の空気が凍りつき、ただでさえ動きのない表情を、さらに千早は強張らせる。
千早
斑目
千早
千早
千早
千早
千早
斑目
ふと、その時のこと。
黒電話が、チンと短く鳴る。
あまりにもタイミングが絶妙で、飛び上がってしまう千早と斑目。
斑目
千早
千早
千早
斑目
斑目
それに呼応するかのように、今一度黒電話がチンと鳴り、千早は悲鳴を上げたのであった。
―お化け団地と人喰いエレベーター 完―
――そのお店は、山の合間にある集落の中にある。
お店の営業は不定期で、正直なところやっているかどうかは外見からは分からない。
店主が女子高生ゆえに、夕方のほうが営業している確率が高い。
もし【いわく】をお持ちの方がいたら、是非とも訪れてみていただきたい。
それなりの料金をとられることにはなるだろうが、一度行ってみて損はない。
後、可愛い猫がいる。
それだけでも価値があるから、是非とも猫屋敷古物商店へ足を運んでみてはいかがだろうか?
―猫屋敷古物商店の事件台帳 完―