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『うわぁ、、凄い、、、』
zm「観光は後やで?すっごい目キラキラさせとるけど。笑」
『国境を超えたことすらないので...どれも輝いて見えます』
sho「大先生とは行かへん方がええぞ」
真顔でシャオロンさんは言う。シャベルを車から出し、担ぎながら。 ...ん?シャベル? 頭上に!?マークが浮かぶが コネシマさんが声を掛けるのが目に入り、二人とともに近くへと行く
‹あっ!コネシマ様、シャオロン様、ゾム様。ご無事でなりよりでございます。お帰りなさいませ›
kn「おーおー。堅苦しいなぁ」
‹ふふ。信じておりました。貴方達は私共の誇りでございます ...それはそうと、そちらの方は?›
彼ら達の基地と思われる建物の前に、男性が左右に二人。 様子を見るにとても慕われているようだ。これだけ実力があればそれもそうだな、と頷き納得していれば私に話を振られる。驚いてその人の顔を見てしまえば、ほんのり頬が赤い 街に夢中だった私は言葉に詰まった 確かにただの怪しい人だな。 ぐるぐると頭を回る返事の選択肢 “敵国の後継者”と言った自分が、手に持たれた銃を向かられる場面が浮かぶ。バーンッ!と乾いた音の幻聴が聞こえた
kn「なんでお前が出てくんねんここで!!!」
『っえ、...?』
_人人人人人人人人_ > 幻聴じゃなかった <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ コネシマさんの叫び声とともに、思わず口から困惑の声がこぼれた ゆっくり目を開いた先には、金髪でにっこり笑顔の黒スーツの男性。 こちらではなく空へと銃口は向いている
‹そそそ、総統様っ!?!?›
gr「やあ諸君。御苦労だったな」
?「アンタ馬鹿ですか。国民ガン見やぞ分かっとる??」
呆れ顔で溜息をしつつ、真っ赤なマフラーを揺らして長い長い階段を降りてくる彼と総統様。 シャオロンさんとゾムさんのインカムから“え、銃声?!”との声も聞こえた。 周りからは国民とされる人達の歓声 私のイメージ通り(?)だった訳だ。 そう思った瞬間何故だか脚の力が抜け、ヘタリとその場にしゃがんでしまう。
kn「え、平気か?」
zm「ワカメみたいやったぞ今」
kn「そういう事は言わんでええねん。」
ババっと階段の前にいた二人は跪き、顔を下に向けた。 ちょんちょん横からつつかれ、やっとの思いで視線を上に向ければ クルクルと指で拳銃を回す総統様が。
gr「おやおや、ちゃんと連れて来れたようだな。感心感心」
gr「なぁトントン?」
tn「三人ともお疲れさん。急に悪かったな」
gr「え、そこ無視するとこなん?」
『そ、そ..とうさま、、、』
gr「ん?なんだ? ってか何で怯えてんの?コネシマ何かしたんか」
kn「いや別に。多分黒スーツ=ダメ系な奴とかでも思っとるんちゃう」
gr「なんやそれ。本当か◯◯」
『....』
sho「うわ、グルッペンが虐めた」
gr「何だとてめぇ。」
人形みたいな方達に囲まれてる... 助けを求めるように、横でずっと優しく突き刺してくるゾムさんに小声で話し掛けた。 すると彼は、ん?と首を傾げ大型犬のように膝を抱えた体制のまま、此方に一歩ぴょんっと近づく。
『総統様がなんでここに...?』
zm「んぅ。お前が来るの楽しみやったんちゃうかな。後あの赤マフラーはトントンやぞ、書類管理してる」
『...楽しみ、ですか』
zm「おん。せやで、だからお前が要らないなんて思わんし思っとらん んな顔しとったら掴めるもん何も手に入らんで。笑ってぇや、な?」
目を細め微笑みかけてくるゾムさん 今までに無いほどの熱さがじんわりと耳や目元から広がっていく。 あの“グルッペン・フューラー”総統様の前、それでもってお仲間の前 何も言い返せず、スカートに紅く染まったであろう箇所を埋めた。
kn「起きへんのか。服汚れるで」
『...ごめんなさい、コネシマさん』
kn「え?いや俺はええけど、一応グルッペンがわざわざ来とるから」
gr「せやな、外から見たら集団いじめだこんなの。どうするか」
『そ、そんな、、、!』
tn「中に入ればええ話やん」
...
「「あ、確かに」」
gr「んで何の話だっけ?」
kn「お前な...」
os「あ、これも食べてええよ。君シュークリームとクソ絵になるから」
gr「おいそこ」
トントンさん、という方の一言で基地の中に入った私は いわゆる“総統室”に招き入れられた。 壁には屋根まで届く本棚 奥には愛用しているのであろう ゴツゴツの武器たちが飾られている。 背中を押され言われるまま中に入れば、幼い頃に出会った外交官様...〝オスマン〟さんがソファに座っていた。その瞬間硬直してしまう私の顔をマジマジと見つめ、ニヤリと微笑んだかと思えば今の状況に。 話を聞きば物凄く甘党のようだ とても甘そうな可愛らしい見た目のデザートが目の前には並んでいる。
『すごい美味しそう、、』
os「せやろ。変なのは入ってへんから食ってええよ」
tn「なーんかその言い方だと誤解が生じるんですが大丈夫ですかね」
kn「怪しさMAXやな」
os「なんやとぉ?」
ちらりと見れば総統様はふわぁ、なんていう欠伸をこぼしている。 どう視点を変えてみても、戦争を終えた国には見えない 衝撃を受ける事が多すぎるがとりあえず悪い人達では無さそうだ。 初めは監獄にでも入れられるとか思っていたなんて言えないが。 緊張と疑問とで上手く笑えずにいれば、それを見た総統様がパンっと手を叩く 内ゲバが始まる直前だった彼らも、そちらに目を向け口を閉じた。
『(い、一瞬で...すっごい....)』
なんて謎に感動していた私だが “では◯◯・エステル”、と聞こえた声でその感情は吹き飛んだ。
gr「改めて名乗らせてもらおう。 このW国が総統、グなっちゃらだ 君は元外交先であったルシェート国の後継者、◯◯・エステル・ルシェートで合っているな」
『...はい。◯◯・エステル・ルシェートでございます』
真っ白な手袋をした指先で、とん、とん、と一定の速さで机を鳴らす音 淡々とした赤色の目が私をしっかりと捉えている。 この圧迫感。あの人と似ていた
gr「君の国だからといって、私達の狙いは君の父親だ。人体実験にも捕えたりもする気も無い、それだけは分かっていてくれ そして突然の契約、了承してくれた事。感謝する 詳細を託した前衛部隊第一隊長、コネシマに聞いておるだろうが、直接きちんとした契約書を用いて結ぼうと思ってな。この国に来てもらった 君の能力は外交官、オスマンと副指令官兼情報管理隊のロボロが把握している。ただの鳥籠の中の姫ではない事をな」
gr「君にはそれを生すのを、ルシェートではなく ここ我らW国でお願いしたく思う。 此処には魔法医務室を設けてあるんだが、どうやら仕事が忙しいらしくてな。どうしてなのかは知らん。」
『(絶対戦争が多いからだな...。)』
gr「んで、此方の国だったら何も囚われずに好きな事が出来るだろう この選択は間違っていない」
gr「君、聞いてみたら国民からの支持率高いしぃ〜。」
tn「..本音を言えばW国の領土を広げるしな。他国から狙われとる農地も魔法植物も手に入るし、◯◯さんも手に入る、...つったら可哀想やけど この契約が一石二鳥以上って事や」
『私が...あの人達に?』
gr「うん。あのー何つったっけ?」
os「ルマン・エステル?」
gr「あ、そうそう。それよりも天と地の差だった」
『(も、モノ扱い。) 、、父は生きているんでしょうか』
sho「生きとるんちゃう?内部にはもう居なかったで。チキン過ぎて」
gr「うむ。近い内に君を奪い取りに来るだろうな、あ。取り返しにか」
生きている その言葉は変に耳に残る。 オスマンさんの話をされた時と違う、嫌な予感がした。 あの人は欲深い人。 人とは言えないほどに、黒く染った地位と金に溺れている 死んだ母親の、臓器を売るぐらいに 細くとがった総統様の目が、紅く怪しく光った。
gr「...まぁ戦争は好きだが、罪の無い民を傷つけるほど人間性は失っていないからな。 契約の内容と同様、君とルシェート国の安全は保証しよう そのかわり、W国一体として扱うが...うん、平気そうだ。 何か聞きたい事は?許可しよう」
『...一つだけ、お聞きしたい事があります。 前衛部隊第一隊長であるコネシマ様のお話を聞くに、魔法医務室助手、と共にありました事を御説明頂きたく存じますが...』
gr「、、、、あぁ。あれか」
tn「絶対忘れてたな」
gr「気の所為じゃないですかね。」
kn「あ、まさかそれで悩んどる顔しとったん?」
『...はい。お恥ずかしいですが』
gr「分かった、質問に答えよう 率直に言えば外交を行う幹部達が迷惑がってるからだ。 ぶっちゃけ此奴ら満更でもなさそうだが、関係に支障が出たら元も子も無いからな 毎回毎回外交官の令嬢が色のついた物を顔に塗りたくって媚びを売りに来るのがウザかった。それだけだな 何月か前にオスマン先生が外交先で礼だけで済ました金髪碧眼の娘が居たと聞いて、興味が湧いたからついでに二人に頼んだ。 それが前々から噂されてた君だったわけだな。誰にでも羨まれる神のお告げを受けたとかなんとかの」
『(全く違うけど、、、) で、では、“姫”というものには深い意味は無いという事ですね。』
gr「はは、どうだろうな。 外交を行ってもらうかもしれない、魔除的な感じで。」
するとオスマンさんが笑顔になる。 何故だか鳥肌が立ったが、表情に出さないよう軽く腕をさすった トントンさんが“あっ”という顔をしている。 気づいたのならば助けて欲しいが そんな無礼なことは出来ず 一人自問自答を繰り返していた。
tn「姫って言う形で書いたのは今までもそういう扱いを受けてきて、突然環境が変わるのは負担だろうし グルさんの気遣いやと思うで」
『そうでしたか。お気遣い感謝致します お力になれれば良いのですが...』
gr「そうだな、街に行く時はそう名乗れ。何かと便利だろ」
『はい。承知致しました。総統様』
gr「んじゃ後はショッピくんが帰ってきてからやな。 ここの説明...シッマ頼めるか?」
kn「おん。どうせ休めってだけやろ。デカい傷負ってる訳やないし」
gr「じゃあ宜しく。平気でも休めよ シャオロン、ゾムもしっかり休め」
sho,zm,kn「ハイル・グルッペン」
gr「あ、◯◯。さっきから気になってたんだが」
『っ、は、はい。何でしょうか?』
gr「気軽に呼んでええぞ、総統様以外で」
『え、...ありがとうございます』
gr「あぁ。じゃ」
シュークリームが入った緑のリボンつきの箱をオスマンさんに受け取りつつ、いきなり名前を口にされた事に驚く。 言葉を聞き少し首を傾げれば手を軽くあげ、短く挨拶をされた “◯◯”とコネシマさんに呼ばれ、慌てて頭を下げ御礼を言った。 どういう意味だろう。 総統様...グルッペンさんの声が耳に残ったまま、その部屋をあとにした 次回につづく
はい、しゅーりょー! 夜投稿多いのは本当すみません(゚⊿゚ 皆さんこの小説どうですかね(突然) 正直見にくい気がして、語彙力ない気が三年ほど前からしていて 語彙力高めな他小説アプリの方を見てると心をえぐられます あっ、いいね200超えてて仰天したってのも最近の話です( ˙^˙ )スン 本当にありがとうございます。 まぁ私の話はどうでもいいですが、次回も覗いて下さると嬉しいです︎︎◌ いいねやフォローお待ちしております〜(๑⃙⃘˙꒳˙๑⃙⃘) それでは〜👋