一覧ページ

奴隷になった宝石

第10話 - 普段の仕返し No.I ダイヤモンド

2025年07月24日

#irxs

#桃赤

#白黒

#水青

奏雨

いらっしゃいませ。当店に足を運んでくださりありがとうございます

それでは本日のメニューのご確認をお願い致します

irxs nmmn 注意主従関係宝石要素,年齢操作があります IV×Ⅰ Ⅱ×Ⅴ Ⅲ×VI Ⅰ,Ⅲ,VI(赤,白,黒)→宝石 IV,Ⅴ,Ⅱ→人間 ※一部のメンバーさんの話し方が全く違います →主に黒,青苦手な方、地雷がある方はご注意ください

以上になります。それでは行ってらっしゃいませ

Ⅱ

っ、わ、っ…！？

いつの間にかソファーで眠っていたのか悲鳴と共に目を覚ます

Ⅴ

…変な声出してどうしたん、飯一緒に食べるんやろ？

Ⅱ

う、うん…ごめん、少しだけ手貸して

Ⅴ

…ええけど、冷や汗凄いやん。やな夢か昔のことでも思い出しとったん？

Ⅱ

いふくん拾った頃のこと…思い出して気持ち悪い

Ⅴ

……水飲むか、？

Ⅱ

少し休んだら大丈夫

Ⅱ

っっ……

Ⅴ

茹でダコみたいな顔なっとるやん、熱でもあるんか？

熱がないか心配した声音で額に触れ、熱を計る

心配でしていることは理解出来る。理解出来ても彼に触れられると頬が赤く染まる

Ⅴ

…熱はないけど引き始め………なんかな。消化にいい物に飯変えるか、？

Ⅱ

大丈夫、！全然元気だから気にしないで、！過去のことに恥じてただけだよ

Ⅱ

薬物中毒者だとしても…ああいうのはしたら駄目だって……後悔してたの

Ⅴ

やからええって…薬中やった俺も俺やったしお互い幼い時の過ちやろ？

Ⅱ

それも……そうだね

当の本人が気にしていないなら僕が気にしてばかりじゃ良くないか

Ⅱ

…いふくんのこと意識してもしゃーないし、ご飯食べる

Ⅱ

今日のご飯は何作ったの、？

Ⅴ

無難なの…

Ⅱ

いふくんの料理全部…手混んでるけどどこら辺が無難なの？

Ⅴ

…っ、？作りやすさ意識しとるだけ。最近はちっこいのに懐かれたから簡単な料理しか作れへんけど…

Ⅱ

……懐かれた、……？いふくんあの子達とあまり関わり無いはずだよね、？

誰も出入りできないように部屋は施錠している筈なのに何故。子供達が入ってこれるんだ。

内心と言葉は嫉妬で溢れているのに…声と表情は背筋が震える程、冷たい

彼の声音と手が震えている。怖がらせてしまうのは拾って何年経っても良くある。

Ⅴ

隠し扉。勝手に入ってくるんやから…仕方ないやろ

Ⅴ

それに追い出したら…ないこに何されるか分からへんから…面倒見てるうちに自然と懐かれただけ

Ⅴ

やからあんま怒らんといて。俺からは仲良くしてへんから…

Ⅱ

…怒ってないよ。あの子達と仲良くしてあげてね

Ⅴ

……ん、にゃ、、ぁ、…

Ⅱ

触られるの嬉しい、？

Ⅴ

別に…………嬉しな、い…

Ⅱ

っふふ…可愛げなさすぎ…。手掴む程、嬉しいなら嬉しいって言ったらいいのに

頭を撫でると毎回嬉しそうに喉を鳴らし、もっと撫でてほしいと、頬擦りをする。

Ⅱ

それにご主人様って一回は呼んで欲しいな〜

そうは言っても恥ずかしがり屋な彼の口から「ご主人様」と呼ばれることはない。

期待しても意味無い。分かっていても一度は呼ばれてみたい

Ⅴ

……ご主人様、もっと……

Ⅴ

……もっと撫でて…くださ、い

頬を赤らめて言う表情に手馴れていない触れ方。そんな彼にご褒美を与えるのが主人の務めというものだ

Ⅱ

よしよし…いふくんは本当に…良い子で従順な猫だよね

嬉しそうに喉を鳴らして、満足気な表情を浮かべたと思ったら、距離をとる。

Ⅴ

……別に従順ちゃう…

Ⅱ

部屋戻るならチョーカー着けよっか、いふくん屈んで

Ⅴ

ほんま、趣味悪ッ…

文句を言いつつも、チョーカーが着けやすいように屈んでくれる

Ⅱ

何年も着けてるのもあっていふくん似合ってるね

Ⅴ

…似合うか阿呆

まぁ、ーた…二人だけの世界に入ってる…

子供が居るんだから目の前でイチャつかないでよ

Ⅱ

イチャついてない、ただ自分の猫を愛でてるだけだよ

そういうならそれでいいけど、…

(…無意識に猫以上として愛でてる自覚がないのが怖いんだよなぁ)

Ⅰ

…っ、ご主人様…初兎ちゃん、眠たそうなので部屋連れて行っていいですか？

子供はもう寝る時間だもんね〜俺は寝かし付けるけどりうらはまだ起きてる？

Ⅰ

…ご主人様が寝るまでおにぃさんと待ってます

っそっか〜そういうことだからりうらのこと任せていいかな？

年下の面倒見たことないので…泣かせても文句言わないなら…

泣かせないように面倒見るの頑張ってね〜

…努力はします。りうら一緒に部屋で待っとこか

Ⅰ

……う、ん…、！！ご主人様おにぃさんと待ってますね

頭を軽く撫でてから部屋の扉を開け、部屋に入る

Ⅴ

なぁ、ほとけ…

Ⅱ

ん、なぁにい、？

Ⅴ

ほとけは俺以外…意識すんなよ

Ⅱ

……は、っ、、？？！

Ⅱ

いふくんなんか、意識してないよ、！

Ⅴ

…俺は意識しとんのにな？

Ⅱ

……っ、…そんなの、知らない

顔が赤くなっていませんように。そう願っても頬は赤く色づく

Ⅴ

…首輪とか猫やないんやけど…あの阿呆どういうつもりで着けとんねんやろ

Ⅰ

いふさん…独り言言ってどーかしましたか？

Ⅴ

んん、〜？チョーカー着けた意味…別に無くてもええやろ

Ⅴ

ってか、いつの間に入ってきたんよ…

Ⅰ

……っ……おにぃさんとほ、ん読もうとしたんですが、気付いたらいふさんのお部屋に入ってました

Ⅴ

…壁にもたれたんやろ。ないこが帰ってくる前に部屋に戻りぃ

隠し扉から部屋に戻るように言うと何か言いたげにその場に立ち止まる

Ⅰ

…あ、あの、又来てもいいです、か、？

関わっても問題ないとは言っても主人意外と仲良くなれば、今以上に束縛されることは目に見えている

主人に隠れて会うなら問題はないだろう。

Ⅴ

ええけど、ないこに見つからんように気ぃつけぇよ

Ⅰ

…戻る時は…気をつけるのでおにぃさんと一緒に居ていいです、か？

Ⅴ

ないこが戻ってくるまでなら…ええよ
何して遊ぶ、？

Ⅰ

…ほ、ん読んでもらえますか、？あの、…おにぃさんと読もうとしてたので

Ⅴ

…絵本か………子供らしいなぁ

隣にクッションを置いて隣に来るようにクッションを叩く。

Ⅴ

…立ちっぱなしは疲れるやろ、隣おいで

Ⅰ

……失礼しますっ

Ⅴ

んな、隅っこやなくていいよ。もう少し近い所来ぃや

Ⅰ

……は、い…っ、…っ…！！いふさん暖かいですね

Ⅴ

りうらが冷た過ぎるだけやなぁ、暖かい服装しとくか？

膝の上に毛布を被せて、子供向けの絵本を読み始める

最初は夢中で聞いていても終盤頃には眠そうに瞼を擦る

Ⅴ

そろそろ…寝よか、。りうらおいで

Ⅰ

っ、大丈夫です。ご主人様のお部屋に戻ります

Ⅴ

転びそうなんやから…ここで寝ぇよ
ないこには会ったら伝えとくわ

Ⅰ

……おに、ぃさんにも、迷惑かかるの、……で……

Ⅰ

っっ……

Ⅴ

床で…寝とったら風邪引くよ

床に小さく丸まって、寝息を立てる子供の体を抱き上げベッドに下ろす

Ⅰ

…、ぅ、っ………

Ⅴ

ないこが迎えに来たら起こすよ。やからそれまで寝ときぃ

初兎ちゃんお布団入ってお兄さんと一緒に寝よっか〜！

Ⅲ

二人で寝たいって言ったら我儘になりますか、？

それなら連れて来るよ。待っててね、俺の部屋に居ると…

…ないこさ、ん失礼します

悠佑、…話してたから丁度良かった〜初兎ちゃんの寝かしつけ変わって貰っていいかな

分かりました。俺がここで寝たらないこさんは何処で寝るんですか？

……どっかで寝るから気にしないで

一旦離れるけど、直ぐに戻って来るね〜

隠し扉に触れ、隣の部屋に毛布を持ち足を踏み込む。

Ⅰ

………

Ⅰ

…

Ⅰ

っ、…

……っ、りうら…おにーさんとお部屋戻ろ

Ⅰ

ごしゅ、じん、様………っ

暖かい手が頬に触れ目を覚ます。寝起きで回らない頭で腕を広げる

Ⅰ

……抱……きしめてくださ、い

寝ぼけてるりうらも可愛いね

Ⅰ

っ、…ん、っ…っ、…ん、…

ベッドに腰掛けて背中に腕を回してそっと抱きしめる

漏れた吐息、触れようと伸ばす手。それに反応して主人が指を絡め、手を握る

…目離した隙に猫と仲良くなるのはいいけど俺の相手もして、ね？

Ⅰ

……っ？

Ⅰ

……ボクにできることなら…努力します

怯えなくても簡単なことしかお願いしないよ

りうらに……

…名前で呼んで欲しいな〜と、思いまして…

Ⅰ

……………

起きて五分くらい経った頃、主人が懇願している姿に戸惑う

Ⅰ

っ…

Ⅰ

ご主人様の呼び方は…っ、…前向きに検討します

Ⅰ

…で、も…呼び方を急に変えるのは難しいので気長に待っててくださいっ、

小さく呟く言葉。嬉しそうに満面の笑みのまま体を抱きしめる。

ふわふわの髪が肩にかかる。漏れる吐息と髪が擽ったい

Ⅰ

………今日は、

Ⅰ

二人で…一緒に寝た、くて…部屋の空きってありま…

言い終える前に言いたいことが分かったのかボクの体を持ち上げる

Ⅰ

っ、高くて怖、い、から…降ろして、！！

Ⅰ

降ろし…て、！！

Ⅰ

、！お布団ふかふか〜

毛布にくるまって嬉しそうに布団に触れる子供の隣に腰掛ける。

体の重みでベッドが沈むと嬉々とした声を上げる

りうら寝る前にして欲しいことあるかな？あったら遠慮せずに言ってね

Ⅰ

………じゃ、あ

Ⅰ

寝る前に……絵本を読んでくれません、か？

何処からか持って来たのかおずおずと子供向けの絵本を差し出す

絵本を受け取って物語をりうらに聞こえやすいように読み聞かせる。

りうらを膝の上に座らせて絵本を読み聞かせる。読み聞かせる間はじっと動かないので、時々髪を撫でた。

絵本読み終え、パタンと本を閉じる。

本を読み終えた頃にははしゃいでいたりうらもこくりこくりと船を漕いでいた

船を漕いでいる状態なら抵抗は少ないだろうと頭を撫で、口付ける

最初は触れるだけの口付け。八重歯が当たらないように恐る恐る唇を押し付ける

Ⅰ

…ん、っっ、ッ

Ⅰ

っ、、あ、っふ、…

慣れてきたら体を引き寄せ、長く深く口付ける。

部屋に響く水音。手に触れ、体に触れようとする手を押さえ付ける

Ⅰ

んん“っ…、……っ、ふ

唇を離すと銀糸の糸が伸び、プツリと切れる

Ⅰ

…っ…はぁ、っー

Ⅰ

……はぁ、ー

Ⅰ

…っ、…、っ……？

涙目で咳き込む子供の腕を掴んだまま隣に寝転ぶ

キョトンと不思議そうな顔で見詰めるりうらの頭を撫でる

その顔も可愛いね

言った後にじわりじわりと頬が熱を帯びて色づく

…ん、っ…！む、

熱を帯びた頬に唇が軽く触れる。唇が触れた頬が熱い

手を握って胸元に顔を埋める。

り、ぅっ…

胸元の衣服を捲って、興味津々に肌を冷たい手で撫でる。

俺…っ、擽ったいの苦手…で、ん、っ…

Ⅰ

…っ、…

羞恥心で真っ赤に染まった顔をおずおずと触れる

ひんやりとした手で撫でられると頬の熱が引いて心地良い

Ⅰ

その顔もっと良く見せて…ください

…っっ……今見せられない顔してるから、駄目

近付いてくる顔から目を逸らす。頬を隠すのに必死で手に掴まれるのに気付けなかった

手を掴んで赤くなった頬をじっと見つめる

Ⅰ

可愛い……のに……？

………可愛いくない

蕩けきった顔。熱に当てられ赤く染っている頬の何処が可愛いんだ。

頭と目…可笑しい………

Ⅰ

可愛いですよ…

からかう言い方。にやにやした表情で体を密着させ、楽しそうに笑う。

Ⅰ

…っ可愛い表情が見れて満足しました

Ⅰ

ご主人様我儘聞いて下さりありがとうございます、！！

……っ、…〜〜

りうらが嬉しいなら…いい…けど、……

(体密着しすぎ……なんだけど…)

あ、のさ、りうら体密着し過ぎじゃ……

顔を見て言った方がいいだろうと体を動かしてりうらの顔を覗く

そのりうらの表情は……忘れられない

Ⅰ

ないこさん、が……距離近いから…

Ⅰ

……普段の仕返しのつもりでしたんですが、…

Ⅰ

普段しないので、恥ずかしい……

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

奏雨

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

奴隷になった宝石

第10話 - 普段の仕返し No.I ダイヤモンド

作者の他の作品すべて見る

#irxsの新着小説
一覧

関連するタグ

奴隷になった宝石

第10話 - 普段の仕返し No.I ダイヤモンド

作者の他の作品すべて見る

#irxsの新着小説一覧

関連するタグ

#irxsの新着小説
一覧