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鍵を差し込み、クルッと回す。
カチャリという音とともに玄関のドアが開いた。
素早く靴を脱いだ。
わくわくしながらリビングのドアを開けると
そこにこぎつねの姿はなかった。
沙利
一体どこに行ったんだろう。
置いておいたこぎつね用の御飯を確認する。
油揚げは、なし。
ちゃんと食べたみたいだ。
隣の部屋?
...いない。
じゃあ寝室に行ってみるか。
バッグを床に置き、コートを脱いで寝室に向かった。
――その時だった
開かれていた寝室のドアが、突然音を立てて閉まった。
沙利
嘘でしょ。
何よ...今のは、
私以外の人がいるはずないのに、勝手に扉が閉まるなんて。
狐が出来るわけがない。
考えられるのは、
沙利
でも、玄関の鍵はちゃんと掛かっていたし...。
どういうこと...
寝室のドアノブに手を掛け、ゆっくりと回す。
勢い良くドアを開けた。
――真っ暗な部屋
自分の心臓の音だけが響いた。
すばやく電気のスイッチを押す
パッと明かるくなった室内には、誰もいなかった。
こぎつねもいないし、あるのは見慣れた家具だけ。
沙利
開けて確かめるが、誰もいなかった。
ベッド下にも、異常なし。
沙利
でも確かに、ここの扉が閉まったのに。
寝室を後にして他の部屋も見てみたけど、異常はなかった。
やっぱり、気のせいなのかな。
...それにしても、あのこぎつねは一体どこに?
そう考えながらリビングに戻ってきた。
そこで信じられないものを目撃する。
沙利
???
知らない男の子が外に出て行こうと
窓枠に足をかけていた
――
あまりに驚きすぎて、言葉が出てこない。
ただ、ぼう然とその場に立ち尽くす。
彼は私に見つかった事であたふたしていたが
しばらくして、
観念したかのように窓から離れた。
???
その声にハッとする。
沙利
???
???
???
沙利
沙利
沙利
???
???
沙利
???
沙利
???
そう言って、バツが悪そうな顔をこちらに向ける。
沙利
沙利
沙利
???
???
沙利
意味不明。
沙利
???
???
???
???
???
何よ、それ。
都合が良すぎる。
でも、言い訳にしては...
かなりチープ。
沙利
別の質問をすると、“えーっと”とモゴモゴ答える。
???
???
???
???
???
???
???
沙利
…
沙利
???
???
沙利
沙利
そういうと、彼は首を傾げる。
???
???
沙利
???
???
???
???
???
――...。
沙利
沙利
沙利
沙利
???
そう言って彼は微笑んだ。
???
彼は窓の方へ振り返る
沙利
???
沙利
???
沙利
???
彼は驚いて、また私の方へ振り返った。
沙利
沙利
???
沙利
沙利
???
???
???
沙利
???
???
沙利
???
沙利
???
沙利
昨日拾ったこぎつねの正体
それは、別の世界から来た男の子?
――信じられない。
...でも嘘をついているようには見えないから。
沙利
深く深呼吸をした。
自分でも、どうかしていると思う。
沙利
???
沙利
沙利
沙利
???
彼は勢いよくガッツポーズをして
“ぃやったー!”と叫んだ。
???
???
沙利
沙利
まさか、こんな一日になるなんて。
伸ばされた手をとり、固く握手する。
青天の霹靂
奇想天外
人生って、なにが起こるかわからない。
沙利
クラリ
沙利
沙利
クラリ
沙利
クラリ
沙利
◇正体◇End ...続く。
いよいよ登場しました、クラリです!(ずっといたけど… これから沙利とクラリの同居が始まります…! 糸川君も巻き込んだドキドキわくわくな生活が始まりますので、お楽しみに((ノ▽`*)