直哉の葬儀が済み、俺は
直哉の両親に話を聞いた.
津村 薪
津村 薪
お母さん(直哉)
お父さん(直哉)
しばらく沈黙が続いた.
その後、ゆっくり教えてくれた.
お母さん(直哉)
お母さん(直哉)
お母さん(直哉)
お母さん(直哉)
お母さん(直哉)
お母さん(直哉)
お母さん(直哉)
直哉の両親は、泣き崩れた.
ずっと、知らなかった.
まさか、直哉が……
津村 薪
津村 薪
俺も感情を抑えることが
出来なくなった.
今までにないくらい
一生分の大粒の涙を流した.
あれから、随分と時が過ぎた.
今日は直哉の誕生日だ.
直哉の誕生日まで墓参りに来るのは
俺と直哉の両親くらいだ.
そこで、俺はまた
しょーもない話をする.
津村 薪
津村 薪
津村 薪
津村 薪
津村 薪
そんな事を、1人で永遠と喋り倒す.
もはや毎年恒例だ.
お母さん(直哉)
後ろから声を掛けてきたのは
直哉の母親だ.
お母さん(直哉)
お母さん(直哉)
津村 薪
津村 薪
そうだ、話しても話しても
話し足りない.
まさか、あれが最後の会話に
なるなんて思ってなかったんだから.
お父さん(直哉)
お父さん(直哉)
お父さん(直哉)
と、直哉の親父さんが
ある物を俺に渡した.
それは一通の手紙だった.
津村 薪
お母さん(直哉)
お母さん(直哉)
お母さん(直哉)
その手紙には、こう書かれていた.
『 薪へ.
手紙なんて初めてだから
ちょっと照れくさいです笑
頑張って書くんで
読んでください.
初めに、今まで病気のこと
黙っててごめん.
僕の中では1番仲がいいって
思ってる薪に、そんな重い話
どうしても出来なかった.
だって、薪優しいから
きっと僕より思い詰めちゃう.
ずっと、いつも明るくて
意外と思いやりがある薪で
いて欲しかったんだ.
覚えてる?
僕、小さい頃結構人見知りで
友達がなかなか出来なくて
その時、1番最初に
話しかけてくれたのが薪だった.
あの時物凄い嬉しかった.
なんか、ずっと
「俺はスーパーヒーロー になるんだ!」
とか言ってて正直コイツ
何言ってるんだって思ってたけど、
その時からずっと
君は僕にとっての
スーパーヒーローでした.
最後に、こんな
なんの取り柄もない僕に
優しくしてくれてありがとう.
友達でいてくれて
本当にありがとう. 』
俺はなんていい友達を
持ったんだろう.
あぁ、俺ってこんなに
泣き虫だっけ.
気づいたら、泣いていた.
後ろで直哉の両親も泣いていた.
良い奴過ぎるだろ.
なんの取り柄もないなんてこと
ねーだろ……
あれ、裏にもなんか文字があった.
【 P.S. ちなみに僕小さい頃
なりたいって言ってたものって
何か覚えてる?? 】
まったく. 覚えてるよ. ずっと.
元々、スーパーヒーローになりたい
って思ったきっかけが
おまえなんだから____
『直哉…だっけ?お前なんでずっと
本ばっか読んでんだよ.』
『お医者さんになりたいんだ.
病気の皆を助けて
皆を笑顔にしたいんだ. 』
『 …ふーん、
皆を助けるか. …
…かっこいいじゃん. 』
完結です!!🙌 読んでくれて ありがとです!!😳 ぜひ他のも 見てみてください!!🥀
コメント
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泣けました!