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俺は、大好きな人に嫌われています

第19話 - 少しぎこちない平穏

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2024年12月17日

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わわ

ｶﾞﾁｬ

はぁ、はぁ…つ、疲れたぁ”ぁ”ぁ…

そりゃあ、競争しながら帰ってきたらこうなるやろがい！

みなさん、…速すぎですよぉ…

うりがそんなこと言うからぁ…

ご、ごめんって…

許さねぇ…マジで…

学校から家まで、どのくらいの距離があると思ってんの…

あの一連の騒動が終わって、学校からでた時、

うりが突然、競争しようって言い出して、

前に居た組は、強制参加となった

そして、この長〜い距離を走り終えて、

今、全員床に崩れ落ちてます…

息が苦しいし、お腹痛い…

そうして、座り込んだ10分ほど後…

ｶﾞﾁｬ

ただいまです〜！…って、ｗ

な、何やってるんですか…ｗ

この茶色いバカのせいで…

そんなに？ｗ

やらなくてよかった〜、ｗ

うん、ｗ

…今からるなさん以外、全員走らせてきましょうか？

ｴ､ｴﾝﾘｮｻｾﾃｲﾀﾀﾞｷﾏｽ

ﾀｲﾍﾝﾓｳｼﾜｹｺﾞｻﾞｲﾏｾﾝﾃﾞｼﾀ

よろしい、

…で、今日の夕食、どうする？

疲れましたもんね〜、

みんな、ごめｎﾑｸﾞｯ

どぬくさんのせいじゃないから、

…うん、

でも、

「でも」じゃない、

…わかった、

ありがと、

どぬくさんは悪くないんだから、

そんなこと言ったらいけないよ

俺らが悲しくなるだけ

…わかった、もう言わない、

ごめんｎ

だから、

謝っちゃダメなんだって、

お願いだからｯ…、

わ、わかった、

ありがとう！

よかった、ﾆｺｯ

えっ、2人、…

仲良く、なりま、した…？

…何言ってるの、

…

口を閉じかけてしまったもふくんに、

俺は次に「全然だよ」なんて、冷たく言われてしまう事を考え、

少し怖くなってしまったけど…

昔からこれだよ、

昨日までおかしかっただけ、

…！

俺とえとさんを除いたメンバーは、まだ理解ができていないようで、ぽかんとした顔をしていたが、

その一言に、心の底から喜びが溢れた

彼に抱きつきたくなるのを、必死でこらえる

…そっか、

友達に無闇に抱きつくの…おかしいか、

「友達」、だもんなぁ…

友達、

トモダチ…

…

まぁ、どうする？

今日は、コンビニ弁当で済ます？

そうだね、そうしちゃおう！

誰が行きますか？

そうだな…じゃんけんで！

OK！さいしょはパー！ｗ

じゃっぴ、それはずるいよぉ！ｗ

ごめんって、ｗ

真面目にいくで！

さいしょはグー…

と、いうわけで、

どぬともふくん、2人でお願いします！

は〜い…

めんどくさ…

俺、代わりに行こうｋ

いや、平気

それじゃあ、行ってくるね、

いってきま〜す！

ﾊﾞﾀﾝ

…やっぱりｗ

もふくん、断ったよｗ

な？そうだろ？ｗ

どぬと一緒にいたいんだよｗ

えぇ、マジで!?

じゃぱぱ、お前鈍感すぎるんやｗ

どぬからもふくんは気づいてたけど、

まさかもふくんからどぬも…

いやいや、気づくでしょ普通、！

ちょっと、あの態度じゃわかりにくかったけどね〜、ｗ

全然わかりませんでした…

なお兄もｗ、

あの二人…何かありました？

えとちゃん、さっきからすごい笑顔でどうしたんですか！

…さぁね、

二人だけの、秘密なんだと思うよ！

そう、誰も知らなくていい

これは、きっと二人だけの世界の中でいい

私だって、知ろうと思わない

すべては話さなくていい、

だって、…

二人で、幸せを見つけてほしいから

…

…、

目的の買い物も終わって、

二人で並んで家に向かっている

家からは、たった10分程度の距離

だけど、

もう、とてつもなく長い時間が流れたような気がする

…昔のことを話して、

隣にいるのに、

少し伸ばせば届く距離なのに、

小さいころのように、手をつないでいないことが、違和感に思えて仕方がない

もう大きくなって、お互い変わったというのに、

俺はまだ、昔の感覚を望んでしまっている

あの、希望に満ちた毎日を、

少しの可能性でも信じられた、あの日々を

…もふくん、

重い空気に耐えかねて、俺は口を開いた

どうしたの、？

彼は、優しく答えてくれた

その分、俺の心には期待と喜びと、虚しさと切なさが湧き上がって、

薄暗いピンク色が、心の中に注がれた

なんでだろｯ…

今のほうが、辛いや…

昨日まで、叶わないって確実に言えたけど、

今は、少し光を見ちゃったから…？

希望も持っちゃったから…？

あぁ、もう、

ほんとに、やだな…

…ごめん、なんでもない、

そっか、…

ぎこちない空気が流れる

俺らの間に吹いた、季節外れの生暖かい風は、

希望か、はたまた涙の前兆か、

〜数時間後〜

夕食も終わり、

なんだか疲れてしまった俺は、

何をするでもなく、ソファに座ってテレビを眺めていた

内容は全く頭に入らず、

アナウンサーの発する音が、俺の耳を通り抜けていくだけ

俺は溜息をつき、リモコンのボタンを押した

映像が切れ、静寂が訪れる

…もふくん、

嫌われて、なかったんだ、…

よかったぁ、…

…でも、

それだけじゃ、満たされてくれないのは、

なんで…？

その時、いきなり後方で音がした

ｶﾞﾁｬ

どぬちゃ〜ん、

あっ、なお兄！

どうしたの？

いえ、話したいことがあったので、

うん、どうしたの？

どぬちゃん、

…？

僕、実はどぬちゃんのことが好きなんです、

付き合ってもらえますか？

…?!?!

ここで、いいなんて答えたら駄目ですよ、どぬちゃん

自分に正直に答えてください、

もし、OKだなんて言われた時には、

怒るどころじゃ済まないですから、

俺は、大好きな人に嫌われています

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この作品はいかがでしたか？

1,240

8件

ぁゎゎー

さすがにOKできないはず？続き待ってるよー！

別の意味だけどなおどぬ最高😆物足りないっての可愛すぎる❤️もふどぬが近くなって来てワクワク倍増てえてえばいぞうでハッピーハッピー😃次回も楽しみすぎる😊

わわ

プロフィール

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