差し出した手を、 桜君から振り払われた。 振り払われた手を少し見つめた。
これは脈ナシ……かな。 確かに男からの過度なスキンシップは 気持ち悪い物だろう。 桜君もこういうのは嫌そうなので、 これからこういうのは減らそうと思った。
その後俺は、 何事も無かったかの様に桜君と 談笑をしながら帰った。 俺の頭の中はさっきの出来事で いっぱいになりながら
あの出来事から数日。 あれからどこか蘇枋がよそよそしい 感じがする。 いつも通り話しているし、 ニコニコ笑っているのに 少し蘇枋から変な感じがした。
そんな確証もない 悩みを朝から考え込んでいた
考え込んで居ると、 いつの間にか俺の手いっぱいに 野菜やらパンやらが置かれていた。
桜
周りからは ガハハと笑い声が聞こえ、 店からはもってけ坊主ー!笑 日頃の感謝だ! 等など言葉が帰ってきた。
ことはんとこで 朝飯を食ったばっかだったが 貰ったパン等を取り出し食いながら 学校へと足を向けた。
楡井
楡井
楡井
言う事が渋滞してる 楡井と、 その後ろでニコニコして 特に何も言わない蘇枋が居た。
桜
楡井
桜
桜
楡井
蘇枋
蘇枋
蘇枋
桜
やっぱりなんか違う。 町の奴らのおかげで 忘れかけてた思想が 戻ってきた。
桜
と、伝える前に チャイムの音が鳴り響いた。
蘇枋
蘇枋
蘇枋に促され 俺は言葉を飲み込んで、 席へ戻った。
長く感じた授業が終わり、 俺らはまたもや屋上に呼び出された
桜
梅宮
この野菜報告のためだけに呼び出されたんだと知り、 さらにイライラが込み上げてきた。
桜
杉下
杉下
と、杉下に胸ぐらを 掴み掛かられた やり返してやろうかと思ったが、 一応仲間だし 睨み返すだけにしといた。
楡井
蘇枋
蘇枋
梅宮
っと杉下と2人、 思いっきり頭をぐしゃぐしゃ かき混ぜられた。
桜
杉下はピンッと立ち 嬉しそうにしていた。 俺は表面では嫌がってるが、 嫌いって訳では無い。
蘇枋
梅宮
蘇枋がガッチリと 俺の頭を触る梅宮の手を掴んだ。 梅宮はじっと蘇枋を見つめたあと、
梅宮
梅宮
と言って、 楡井と蘇枋の頭を思いっきり かき混ぜた。 楡井はアタフタしていたり 嬉しそうだったり 忙しそうで、 蘇枋は腕を後ろに組み、 笑顔のまま固まっていた。
梅宮
梅宮の手伝って欲しいという内容は、 野菜の水やりと 小さい野菜を切る作業だった。 これ以上育たない小さい野菜を切り、 栄養を大きい野菜にいかすために するらしい。 あと雑草を取るのも手伝わされた。
桜
蘇枋
桜
蘇枋
蘇枋
と言われ、 ムキになり 辺り一変の雑草を抜き取った。 途中で蘇枋がすごいすごーいと 手を軽く叩いていた。
桜
蘇枋
楡井
蘇枋
桜
蘇枋
桜
梅宮にありがとな! 帰っていいぞと 言われ、俺らは屋上を後にした。
コメント
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す、すおちゃ?!寂しいのね…?