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○○ side
思えば、私たちの第一印象は最悪だった。
2005年、高専1年生として入学した4月。
少し古くも、木の匂いが心地よいあの教室で私たちは出会った。
教室に入ると1番最初に目が合った硝子に 少し緊張しながら声をかけた。
○○
はじめまして
家入
よろしくねー
家入
○○でいい?
○○
うん、もちろん!
私たちが話しているのが気に入らないのか 今まで黙っていた悟が急に声を上げた。
五条
仲良しごっこかよ
五条
はー、やだやだ
○○
…え、何コイツ
五条
は、俺のこと知らねーの?
○○
初対面なのに知ってる方が怖いでしょ
途端に空気は冷えきり、見かねた傑が仲介に入った。
夏油
まぁまぁ、
2人とも落ち着いて
2人とも落ち着いて
この頃の私は、悟とは極力関わらないようにしようとか考えてたっけ,,笑
入学してしばらく経った頃、初めて任務を任された。
記録──2006年4月 練馬区 病院跡地
肝試しに入った高校生5名の内2名が 呪霊に襲われ行方不明状態。
高専1年生4名を派遣。
私と悟の関係が良くなったきっかけは この任務だった。
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