day3
昨日のことだろうか。 授業が終わったあと職員室に呼び出された。
しおり
なんですか。初対面で呼び出しって
後藤先生
いいから、とりあえずついてこいって笑
しおり
先生についていくと生物室についた。 扉から1番近い席に先生が座った。 そしてこう言われた。
後藤先生
俺のことどう思ってる?
驚きしかない。
しおり
…は?笑
あ、これはイケメンとでも言ってほしいのかな。でも……
言うわけないじゃん。
しおり
なんとも思ってません。
後藤先生
なんでもないわけねーだろ。早く話せよ!
しおり
っ!!
先生の大きな声にびっくりしてしまった。 体が少し震えている。
後藤先生
いいねぇ。なに、怯えてんの?笑
しおり
いえ、違います。
後藤先生
ふーん
こんな事で怯えたくない。 きっぱり断らなきゃ。
しおり
先生、評判悪かったそうじゃないですか。女子生徒と遊んでばっかり。
しおり
もし私にその気があるなら、私はお断りします。
強めに言った。
後藤先生
後藤先生
お前、いい度胸してんな。
なんなのこの人。
しおり
あの、もう帰ってもいいですか?
後藤先生
だめ。
やばい、巻き込まれる。早く帰らなきゃ。
しおり
では、
生物室を出ようとすると、先生が立ち上がりこちらに来る。早く出ないと。
後藤先生
まだ帰っていいとは言ってない。
生物室から足を1歩出したところで 後ろから腕を掴まれた。
しおり
えっ…
後藤先生
え、なに、触られただけでドキドキしちゃってんの?笑
しおり
あ、いや、してないです。
後藤先生
ふーん、分かった。今日は帰すからまた明日な。
もう普段の学校より疲れちゃう。
後藤先生
あっ、ちょっと待って。
しおり
まだなにか?
するとは先生はしおりの耳に小さな声で囁いた。
後藤先生
簡単に逃げられると思うなよ?
しおり
だめ。完全に先生のペースにのみこまれてる。