テラーノベル
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霧の深いヌメーレ湿原。 受験者たちはサトツの背中を追い続けていた。 しかし。 突然。
モ↑ブ↓
後方から悲鳴が響く。
モ↑ブ↓
空気が変わった。 今までの騒がしさが嘘のように静まり返る。
シオン
シオンも足を止める。 ただならぬ気配。 本能が告げていた。 ――危険。 ゴンたちも異変に気付く。 すると。 ドサッ。 目の前に一人の受験者が吹き飛ばされてきた。
レオリオ
レオリオが顔を青くする。 その先。 霧の中からゆっくり現れたのは―― ヒソカ。
ヒソカ
笑っている。 なのに。 怖い。 圧倒的な殺気。 シオンの背筋に冷たいものが走る。
シオン
クラピカも表情を引き締める。 キルアでさえ眉をひそめていた。 そして。
ヒソカ
ヒソカが静かに言った。 しかしレオリオは前に出る。
レオリオ
クラピカも並ぶ。
クラピカ
シオン
シオンも二人の隣へ。 ゴンも当然のように前に立った。 ヒソカは目を細める。
ヒソカ
そして。 ヒソカの視線がレオリオからシオンへ移る。
ヒソカ
シオン
ヒソカ
シオン
ヒソカ
次の瞬間。 ヒソカがシオンの目の前まで音もなく現れた。
ゴン
レオリオ
クラピカ
シオン
誰も反応できない。 しかし。 予想外のことが起きた。 ヒソカは攻撃せず。 ぽん。 シオンの頭に手を置いた。
ヒソカ
優しく髪を撫でる。
シオン
シオンの身体がぴくりと震える。
シオン
思った以上に気持ちいい。 無意識に目を細める。
シオン
ゴロゴロ…… 小さく喉が鳴った。
ゴン
ゴンが首を傾げる。 キルアが目を丸くする。 レオリオが固まる。 クラピカも一瞬言葉を失った。 そしてヒソカ。
ヒソカ
シオン
その瞬間。 シオンの顔が真っ赤になる。
シオン
バッ!! 勢いよく距離を取る。
シオン
ヒソカ
ヒソカは楽しそうに笑う。
ヒソカ
シオン
珍しく声を荒げるシオン。 その姿を見たキルアが吹き出した。
キルア
シオン
キルア
ゴンも笑っている。
ゴン
シオン
ゴン
シオン
レオリオは頭を抱えた。
レオリオ
そして。 満足したようにヒソカは背を向ける。
ヒソカ
霧の中へ消えていくヒソカ。 その少し後方。 一部始終を見ていたギタラクルが小さく首を傾げた。
ギタラクル
珍しく。 ほんの少しだけ。 シオンという存在を記憶したのだった――。
コメント
1件
第七話、読み終わりました!ヒソカ登場の圧がすごくて、最初は本当に背筋が冷たくなる感じだったのに、まさかシオンくんの頭を撫でて「猫みたいだね」って……あの空気を一瞬で和ませるギャップにやられました。思わず喉が鳴っちゃうシオンくん、可愛すぎて笑ったし、キルアやゴンたちの反応も自然でほっこり。ヒソカが「面白い収穫」って言い残して去ってくのも意味深で、続きが気になります!