テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
53
こっぺぱん
200
春の暖かな陽気
江戸の町は今日も賑わっていた
白璃
白璃は日傘を差しながら、きょろきょろと辺りを見渡す
故郷の星とは違う景色
道端では子ども達が駆け回り、店の人達は元気よく声を張り上げている
八百屋
パン屋
活気あふれる町並みに、白璃は自然と頬を緩めた
白璃
ふわりと甘い香りが風に乗って届く
白璃
香りにつられて歩くと、小さな団子屋が目に入った
団子屋の店主
白璃
財布を取り出し、一本買う
白璃
受け取った団子を一口
白璃
もちもちした食感
甘じょっぱいたれ
白璃
思わず笑みがこぼれる
白璃
店主は嬉しそうに笑った
団子屋の店主
団子屋の店主
白璃
その言葉に店主は豪快に笑う
団子屋の店主
白璃
団子屋の店主
白璃
団子屋の店主
白璃はおまけしてもらったお団子を大事そうに抱え、町を歩き出した
その笑顔は、まるで年相応の十六歳の少女そのものだった
しかし、白い髪、青い瞳、日傘
その姿に、道行く者の何人かが足を止める
天人
攘夷志士
天人
誰かが小さく呟く
天人
白璃はその視線に気づかず、空を見上げた
桜の花びらが風に舞う
白璃
その頃
宇宙では静かに、とある情報が広まり始めていた
『白月の姫が江戸に現れた』
まだ、白璃は知らない
その噂がやがて、自分の運命を大きく変えていくことをーーー
コメント
1件
わあ、今回も素敵なエピソードでしたね!白璃ちゃんが江戸の町に初めて足を踏み入れて、団子屋さんとの温かいやりとりにほっこりしました。もちもちの団子を食べて「美味しい…✨️」って笑顔になるところ、すごく愛らしくて思わずこちらも笑顔に。でも最後の「白月の姫」という噂が運命を変える伏線、ドキドキします…!次回が待ち遠しいです🌷