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火曜日: a.m.10:00

リク

…、濃くなってるな。

ライム

ほんとだ…もうどうなってんの…?

リク

─あのメモを思い出す。

昨日、翡翠たちが実体と遭遇した時までのメモだ。

リク

(…これで、もしまた19:00に呪力が強く出ていたら、)

リク

(…少し “ ピース ” が掴める。)

ライム

ライム

う〜ん…僕に頭脳プレイは無理だな。

何か考え込む凛久を横目に、

来夢は頭の後ろで腕を組んだ。

ドアの開く音がして、

室内の4人は顔を上げた。

リク

ただいm…

リク

リク

…何やってんだ?

ヒスイ

見ての通りだよ

ナギサ

じゃあ、続きいくで。

渚彩がカルタの読み札を構え、姿勢を正す。

ナギサ

「犬も歩けば…」

キキョウ

い…い…い…、

ヒスイ

(…犬か、この札は見送ろ。)

リク

(…翡翠が探しもしない。)

リク

(アイツほんとに犬苦手だな。)

キキョウ

キキョウ

──っあ!!

トア

取った。

キキョウ

カルタの札の上、叶空と桔梗の手が重なる。

…若干叶空の方が下だろうか。

トア

よっしゃ、このワンコは俺のな。

キキョウ

私の方が早かった!!!

桔梗が叶空を指さし、不正(?)を訴える。

トア

トア

…渚彩、翡翠、

ナギサ

ごめん桔梗、私は叶空に付くわ。

ヒスイ

…めちゃくちゃ叶空の手の方が下だったよ。

翡翠がそっと桔梗の肩に手を置く。

キキョウ

………ウラギリ者だ…。

完敗した桔梗が肩を落とした。

キキョウ

外壁から埋めるとか卑怯だよ叶空!!

キキョウ

覚えとけよ〜!!!

トア

はいはい…w

リク

リク

…あれ?

ヒスイ

ヒスイ

どうしました凛久さん?

リク

リク

…いや、なんでもない。

ヒスイ

…?

リク

なんか今、手掛かりが思いつきそうで思いつかなかった。

リク

お前らの会話聞いてて、なんかピンと来た気がしたんだけどな…

ヒスイ

…カルタで何か閃くモノがあるんですか…?

水曜日

25:00/旅館

リク

…う〜ん……。

水曜日、25:00までの偵察をまとめたメモを眺めながら、

凛久はペンをノックしては唸っていた。

ナギサ

駅での呪力が強まるのは、

ナギサ

決まって平日の10:00と19:00…

トア

霊の割には、随分と朝から活動してるな。

キキョウ

朝じゃないと出来ない事でもあるのかな…?

ライム

桔梗の言う通りだったとして、じゃあ19:00にもっかい強まるのはなんで?

4人

う〜ん……

それぞれが思い思いの考察を交わしながら、度々唸る。

─と、

リク

 コンコンっ

ヒスイ

ユウキ

ユウキ

─倉橋です、夜遅くにすみません。

リク

…、倉橋さん?

ノックされた扉の向こうからは、依頼人の悠貴の声が聞こえた。

リク

どうしました?

ユウキ

…その、大したことじゃないかもしれませんが、

ユウキ

ユウキ

少し、伝えたいことがあって。

リク

…単刀直入で申し訳ないんですが、

リク

伝えたいことって…?

悠貴を部屋に入れた凛久は、早速彼女に用件を尋ねた。

ユウキ

ユウキ

…最近、あの駅で女子高生の姿を見ないんです。

ヒスイ

…?

ユウキ

元々は1日か2日置きには姿を見かけていたんですけど、

ユウキ

不思議とココ最近は…、

ヒスイ

…それって、いつからか分かりますか?

ユウキ

…正確には分かりませんが、

ユウキ

多分火曜日くらいからな気がします。

リク

…なるほど。

凛久がサラサラとメモを取る。

リク

リク

情報提供感謝します。

ユウキ

こちらこそ、調べて下さってありがとうございます。

ユウキ

力になれれば幸いです。

リク

……倉橋さんも霊に会わなくなったとなると、

ヒスイ

ヒスイ

…本格的に人目を避け始めてるね。

リク

…だな。

凛久が再びメモに視線を落とす。

ライム

ライム

…あ、

ライム

なぁなぁ凛久兄。

メモ帳を覗き込んでいた来夢が、急に凛久の袖を引っ張り、

気づいた凛久が振り向いた。

リク

どうした来夢?

ライム

…なんかさ、

ライム

10:00と19:00に呪力が強まるのって、

ライム

ライム

…学校に行ってるみたいじゃない?

ヒスイ

ヒスイ

…学校?

キキョウ

…っあ、確かに。

キキョウ

私たち今学校休んでるから、気づかなかったな…w

ナギサ

…だとしたら、なんでやろ?

トア

今までの推理だと、この霊ってイジメが原因で自殺したんだよな、

トア

…霊になってまで学校に行きたい理由ってなんかあるか…?

ライム

…そ、それはそう…。

ヒスイ

ヒスイ

(…学校か、なるほど。)

ヒスイ

(確かに朝と夕方過ぎ頃に強まるなら、)

ヒスイ

(その可能性もあるな…。)

ヒスイ

ヒスイ

(…でも、人目を避けるほどの「やましい事」があるかもしれないのに、)

ヒスイ

(…なんで「学校に行く」んだろう?)

リク

リク

…「学校」か。

リク

斬新だけど、有り得るな。

ライム

凛久に納得して貰えたのが嬉しかったのか、

来夢の顔が明るくなる。

リク

リク

…どちらにせよ、

リク

周期は見えてきたとはいえ、中々に同じことの繰り返しではあるし、

リク

倉橋さんも霊と遭遇しなくなったとなれば、

リク

…ちょっと埒が明かないな。

ペンを回しながら少し考えて、

凛久が再び口を開く。

リク

リク

─偵察の時間を30分ずつズラそう。

リク

…何か新しいコトが見つかるかもしれない。

ヒスイの不可思議事件手帳

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301

コメント

7

ユーザー

ただただ純粋に続きが楽しみです!!

ユーザー
ユーザー

次回更新予定日:10/16 閲覧ありがとうございました!✨ …今回短くない?(((作者) いや違うんすよ、今回まあまあ情報量多いから敢えて短いとこで…(間に合わなくて短くしたとかじゃない) …コホンッ、次回もよかったら読みにきてください!"(ノ*>∀<)ノ

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