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ひとりじゃなかった。
けれど、
ひとりにならなければ、だめだった。
あの放課後の帰り道から 2週間が経った。
みこちゃんは本気で 俺と一緒に居てくれた。
一緒にお昼を食べた、
登下校もした…から、
だから…みこちゃんの、ッ
忘れるなんて有り得ない。
昨日の放課後、靴箱に入れてた。
そんなのみこちゃんが、 一番よく分かってるはずなのに…。
それなのに…忘れるなんて。
それは
誰かに、 はさみやカッターで切られたような
マジックペンで、 ぐちゃぐちゃに塗りつぶされたような
…確かだったのは、忘れた訳じゃない事。
………誰かに、された事。
そして…
「……っし、連絡事項は以上だ。」
「何か質問あるかー?」
<なーい
<てか早く帰りたーい
「先生もだー……よし、」
「何もないなら、このまま終わるぞ。」
「じゃ、さようなら。」
<さよーならー
<ハァ…だる、まじ腹減ったし、、
「みことー」
「ちょっと、職員室来てくれー」
<待ってんの?
<みことくん、待ってんの?
<ふーん、
<ねぇ?
<あいつ、今日スリッパだったっしょ?
<あれ、クラスみんなでやったって…
<………知ってた?w
<そ、みーんなで。
<ウザいから、
<あー違う違う
<ウザいのは───
『学校で人気のあの子が告白したのに 断ったから。』
『酷い振り方したんでしょ?』
『気持ち悪いって、 罵ったらしいじゃん…最低ー』
確かに、告白されて断った。
でも、罵った覚えは無い。
けれど、だれも話を聞いてくれない。
『ウザいのは、お前だよ。』
考えても考えても、変わらない。
結局俺なんて…
消えた方がいいんだ…。
最終回_俺が、守ってあげるから。
コメント
1件
日付超えてからすみません🙇♀️ 昨日は親の誕生日で、終日お祝い会だったので、ほとんど携帯に触れる暇もなく…💦💦 今日は今日の分として、🌈🍑の方も公開いたしますので、ご安心ください🙇♀️ ほんとに遅れてすみませんでした🙇♀️💦