俺のは山田 晴太( 17 )
俺は今 、───
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心の底から嫌いなやつのヒートに立ち会ってしまった ..
はっ、と我に返り周りを見渡す
俺 山田は今日 部活に行くんのが死ぬほどだるいbayだったからサボるために保健室に来たわけなんやけど ..
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誰も居ないにしても曲がりながりにも保健室なのにも関わらず大声を上げる俺に「 それはこっちのセリフ .. 」と気怠そうに応えるたくぱん
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途端 、 色々と余計に察したであろうたくぱんの顔色が悪くなる
数秒の間のあとに、恐る恐るたくぱんが重たい口を開く ..
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ym
tk
「びっくりした」、ってそれはこっちのセリフや。 急に深刻そうな面持ちで「お前まさか..」って言われたβの気持ち考えたことあるんか???
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息苦しそうに陰キャ特有の長々とした質問をされた俺は 陰キャたくぱんくんと違ってキッパリと一言で「 ズバリ 部活がダルかった!! 」とだけ言った
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いつものたくぱんなら反撃をしてくると思われるとこやったけど 何せ今は状況が状況やったし , 絶賛ヒート中のたくぱんは山田様のことを睨むことしか出来ひんかったみたいやわ。
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まあそんな感じで思う存分ヒートたくぱんくんを煽り散らかした俺は取り敢えず たくぱんの座ってる向かいの椅子に座った
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始まってから何分放置されたか分からへんけど 相当しんどそうなたくぱんを見て俺は心配以外の .. まあ 、 何や 。 卑猥な感情を抱いてしまった 、
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ギッと俺の方を睨みつけてくるたくぱんに対して俺は腕をぶんぶん振って「 いやいやいやいや、違うで!?」と必死に弁解を試みる
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伏目で珍しく真面目に話す俺にたくぱんがしんどいなりに少し慰めの視線を送ってくれてたみたいやけど 「何ならムラつくし」と最後に付け足すと「最ッ低 。 」とまたさっきのように俺を睨みつけてきた
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不本意ながらも重たい話に持っていってしまったことに気付いた俺は落としていた視線をたくぱんの方に戻す
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「おーい」、と何度も声をかけるが一向にこっちを向いてくれへん、何やねんこいつ。
と思って俺も視線を前に戻そうとしたら 急にたくぱんがまた喋り出す、
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え、今、コイツ、何 … ッ
しれっと物凄い爆弾発言をされ 戸惑って目をぐるぐると回している俺に 「 まあ聞いてよ、」とたくぱんが話を戻す。
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「その、」「ええと、」「つまり、」と唐突に陰キャみたいにキョドり出す。 いやこいつ陰キャか。
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と 冷酷な視線を送る俺にたくぱんは苦しそうに「 うるさい … ッ 」とせめてもの抵抗をする
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適当に相槌を打っていたが俺は一応話聞くタイプやし もう話し終わったかな、とたくぱんを見つめているが 其方も一向に話す様子はない──
意を決して 俺は「……で?」とだけ言ってみた、
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色々と察した俺は若干冷や汗をかきながらたくぱんから視線をそらす
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tk
コメント
2件
やまだ部活サボるなら保健室行かずにそのまま帰れよって思った人。心の中で留めておきなさい。