TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

打ち上げ終了後

キャメロン

やばい、りぃちょくんベロベロなんだけどw

ニキ

もう寝てるやんw

18号

りちょ大丈夫?

18号

家帰れる?

りぃちょ

ぅ〜ん……

ニキ

ダメだw

ニキ

全然聞こえてないw

キャメロン

仕方ないから俺送っていくよ

キャメロン

18も送ろうか?

18号

うぅん、今日はお迎えが来るから大丈夫

ニキ

カレシ?

18号

違うよ!

キャメロン

ニキくんは大丈夫だよね?

ニキ

俺は大丈夫

キャメロン

おっけぇ、じゃあまた次の撮影で

18号

は〜い、またね〜

ニキ

おつかれー

18号

ニキニキも、ばいばい〜

ニキ

はーい、ばいばーいw

ニキ

えーっと、とりあえず……

ニキ

あれ、さっきのラインボビーだけ未読だ

ニキ

いや、まぁ、言うてそんなに珍しいことでもないか

彼は大抵返信が遅く、既読も遅い

「報連相」が終わっていることで定評のある男だ

ニキ

まぁでも、体調とか気になるし一応ボビーん家行ってみるか

ニキ

ボビーん家着いたけど、なんか怖くない……?

ニキ

電気一つも点いてないんだけど

ニキ

すごい眠そうだったし、寝てんのかな

ピンポーン─インターホンの音─

……

ニキ

出ないな

ニキ

合鍵あるし、勝手に入るか

ニキ

お邪魔しまーす……

ニキ

って、暗……?!

ニキ

なんで全部のカーテン閉めてんのあいつ……

ニキ

怖いんだけど

家中の窓という窓が閉められ、僅かな光さえも入らない

表を走る車のヘッドライトすら届かず、家の中は真っ暗だった

ニキ

ボビー?

ニキ

おーい

ニキ

……居ないし

暗闇のせいか、半年近く見ていた家がどこか不気味に見える

ニキ

キャメさんが余計なこと言うから……

ニキ

ボビー、!

ニキ

おーい!

ニキ

やっぱ部屋で寝てんのかな

ニキ

だとしたら起こすのも悪いか

ニキ

……ぁ

ニキ

電気、

ニキ

なんだ、やっぱ起きてんじゃん

ニキ

編集でもしてんのかな

ボビーの部屋、寝室や編集部屋として使っている一室から紅い灯が漏れ出ていた

それはドアと床の隙間から、ゆらゆらと廊下を照らしている

ニキ

お前、居るんなら返事くらい──

ニキ

───は?

扉を開いて目に入ったのは、こちらに背を向けたボビー

大学時代に使っていたのであろうノートやらチラシやらを床の上に重ねて、力無く座り込んでいる

部屋の電気は点いていない

ゆらゆらと部屋の中を照らすのは、彼の手に握られたライター

その炎が、テカテカと光る紙の束と接触しようとしていた

ニキ

っ!!

ニキ

ボビー!!

もしもしろせんせーが

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

308

コメント

2

ユーザー

ヤバい、好み過ぎます、、続き欲しいです!!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚