唯華
樹は私と翔太が付き合っていた事は知らないはず。
翔太が伝えたのはつい最近で。
樹
樹
樹
樹
確かに、同じ学校だからバレるに決まってる。
樹
樹
樹
樹には全て見透かされている。
そんな予想も簡単に当てられてしまっている。
唯華
私がまだ好きだから、ひとりでこんなに苦しんでいるだけ。
周りの皆は誰も、何一つ気にしていない。
樹
樹
普通 の友達に戻れば、
でも、翔太は私のことどう思っているのかな。
そんな事を考えている時点で、
まだ 好き を抜け出せていない。
樹
樹の初恋なんて聞いたことがない。
そして、私の初恋は樹だったから。
唯華
唯華
唯華
その瞬間私の目からは一粒の涙が零れていた。
樹
樹は私の事を優しく抱きしめた。
唯華
その温もりはとても安心するもので、
樹の優しさを感じられた。
次の日になるまで、私は樹の腕の中で眠てしまっていた。
樹
翔太
樹
俺は翔太の隣に腰をかけた。
樹
樹
翔太
樹
翔太
ほら、少し心配してるじゃん
どうでもいい人にならそんな感情見せないよ。
樹
樹
樹
翔太
翔太
樹
俺も意地張って、
幼い頃から翔太にだけは負けたくなかった。
だけど、恋だけは何をしても勝てなかった。
樹
樹
翔太がまだ好きなの知ってるよ。
翔太
翔太
翔太
そんなの、ムカついていいよ。
俺の事ボコボコにしていいから、唯華ちゃんの事悲しませる翔太は許せない。
樹
翔太
樹
初めて唯華ちゃんの事を呼び捨てで呼んだ。
出来ることなら、本人の前が良かったな。
樹
樹
樹
翔太
樹
樹
樹
俺はそれだけの覚悟ができている、
それは翔太も同じ。
翔太
そう言って翔太は帰って行った。
樹
翔太は俺の方を見つめている。
樹
樹
樹
樹
そう言いながら、俺は泣いていた。
あんな事言っておきながら、ダサいな…笑
翔太
樹だって、応援したくないの決まってるのに
樹はいつも俺を奮い立たせてくれていた。
樹
樹
そんな事自分で言え なんてかっこいい事俺には言えないや。
この時の樹はいつもの何十倍かっこよく見えた。
俺は一度だけ後ろを振り返った時、
樹は笑いながらも、泣いていた。
そして、最後ぐらい唯華ちゃん呼び辞めろよ。
一個前までは、唯華だったのに。
でも、それが樹の覚悟だから。
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コメント
24件
えっ!やばい!最高! 樹くんの慰め方モテるわ! 2人の言い争い?みたいなやつもしょっぴーの本音が出て、切ない 樹くんと女の子がどっちとも初恋なの尊い!
めっちゃハマって学校でも見ちゃってます笑 憧れます!! 我ながらも応援させてください!!
続き楽しみ!