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死神の心霊浄化

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死神の心霊浄化

2 - 黒猫と少年と死んだ私と

♥

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2020年03月14日

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ミカ

……

ミカ

どうしてこんなに怖いんだろう

ミカ

いつも歩いてる
帰り道なのに

辺りには町の人たちも大勢いた

ミカ

(もしかしてこの中に
殺人犯が……?)

ミカ

……まっまさか
そんなことはないわよね

黒猫

うみゃあ~

ミカ

あら

ミカ

子猫ちゃん

ミカ

どうしたの

不気味な男

あの~

ミカ

はい

不気味な男

その黒猫をこちらに
渡してください

ミカ

ペット何ですか?

不気味な男

まぁ…そんなところです

ミカ

……?

黒猫

フシャアア――!

ミカ

!?

すると黒い子猫が 男に向かって威嚇した

ミカ

ねこちゃんどうしたの?

不気味な男

早くこちらに

ミカ

あっあの

不気味な男

早く寄越しなさい!

ミカ

きゃっ!

男はミカの腕を掴んだ

ミカ

離してください!

不気味な男

ではそちらの黒猫を
渡してください

ミカ

いやっ

ミカ

誰かぁ!

ミカ

なっ……

そこには普段と変わらない景色と 人形みたいに固まってしまった 町の人たちがいた まるで時が止まったかのように

ミカ

なんなのよ
これも……夢?

不気味な男

夢ではありませんよ
死にたくなければ
その猫を渡しなさい

黒猫

みゃあ!

すると子猫が道路の方へと 走り出した

ミカ

待って!
猫ちゃん

ミカも続けて 走り出した

不気味な男

仕方ないですね

ミカ

猫ちゃんどこ行くの?

ミカ

そっちは道路よ!猫ちゃん!

ミカは猫と一緒に 道路に飛び出した

パッチンっと 指をならす音が後ろで聞こえた 気がした

すると時が動き出した

ミカ

えっ……

不気味な男

だから渡しなさいと
いったのに……

ミカの前に動き出したトラックが 勢いよく迫ってきた

ミカ

あっ…

トラックにぶつかった 瞬間ミカは意識を失った

ミカ

ん……

ミカ

ここは……

ミカ

真っ暗だわ

ミカ

いつの間にか寝ちゃったのかしら?

ミカの父

見ろ

ミカの父

人間がいるぞ

ミカの友達

ほんとだわ

ミカの友達

食べちゃいましょう

ミカ

え……?

ミカ

夢と同じ?

ミカ

何よこれ

ミカの父

安心しなよ

ミカの父

お前は死んだのだ

ミカの友達

そうよ
かわいそうに

ミカ

あんたたち悪魔なんでしょ!?

ミカの父

へぇ驚いた
お前の近い存在に
化けてたんだけどな

ミカ

あんたたちが怖がるアイツ
はそろそろ来るわよ

ミカの父

なんだと!?

ミカの友達

消されるわ!
早く逃げないと!

ミカの父

ああ
いいか小娘
次は必ずや食ってやる

ミカの友達

楽しみにしてるわ

悪魔はそうに言って消えた

ミカは辺りを見渡して 叫んだ

ミカ

ねえどこにいるの?

するとひとつの光が 差し込んできた

不思議な少年

驚いた

不思議な少年

未来を読めるのかい?

ミカ

そんな能力ないわ

ミカ

ただ夢を見ただけよ

不思議な少年

なるほど

不思議な少年

予知夢だな

不思議な少年

自分が死ぬことを
わかっていたのか

ミカ

やっぱり
私死んだのね……

不思議な少年

いや
君の場合はそうだな

少年はしばらく考えて 落ち着いた声でいった

不思議な少年

死んでないようで
死んでない

ミカ

どういうこと?

不思議な少年

体から魂だけが抜けたのさ

ミカ

何で?

ミカ

だって私……
トラックにひかれたのよ?

不思議な少年

確かにそうだな

不思議な少年

でも多分体は無傷のはずだ

不思議な少年

最近君の町で
変死体が見つかる
という事件が起きなかったかい?

ミカ

あっ……!

ミカ

あったわ!
無傷でまるで
体から魂だけが抜けたような死体

不思議な少年

やっぱりか…

ミカ

どうしたの?

不思議な少年

君がこうなったのは
僕のせいだ

ミカ

えっ……?

不思議な少年

とにかくこの話は
此処を出てからにしよう

不思議な少年

また悪魔に見つかると
面倒だ

ミカ

わっ…わかったわ

ミカが頷くと辺りが 一気に眩しく輝いた

ミカ

ん…

ミカ

あっ……

ミカ

ここは私の家?

ミカ

あれも夢?

不思議な少年

いや現実だ

ミカ

あっ…あんた!

ミカ

そうよ私どうなっちゃったの!?

不思議な少年

詳しく話すから少し
落ち着いてくれないかい?

ミカ

わかったわ…

そうして少年は語り始めた

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