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目が覚めると、今度は畳の部屋だった。
天宮 尚(5歳)
目が覚めると花音と自分の両親がいて、園長先生達も来ていた。
園長先生
朝比奈先生
園長先生
天宮 尚(あまみや なお)
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
一咲家の母
天宮 尚(5歳)
一咲家の母
後ろを向きながら花音の母親がそっと呟く
天宮 尚(5歳)
園長先生
尚の母・幸子(さちこ)
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
自分たちは、火葬場へ行き、花音の御骨拾いをはじめた。
正直、まだ当時の年齢的に〝死〟や〝愛〟をよく理解できていなかった。
それでも、もう あの手を繋いで小学校の門を歩く約束は果たせない。 どこか冷静で、それでも確かに狂いそうになっている、自分の感情がめちゃくちゃで、でも
一つ一つ、一つ一つ、つまめばおってしまいそうな小さな御骨を、小さく冷たい壺の中に入れた。
天宮 尚(5歳)
尚の母・幸子(さちこ)
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
一咲家の母
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
……
天宮 尚(5歳)
一咲家の父
──スッ
一咲家の母
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
そこから数日後、一咲家に、若い女性の方が綺麗な小包を持ってきた。
天宮 尚(5歳)
一咲家の母
一咲家の母
一咲家の母
一咲家の母
天宮 尚(5歳)
人骨はダイヤモンドに出来るため、花音の両親は宝石指輪にして自分にくれた。
恐る恐る指にはめると、ぴったり。
尚の母・幸子(さちこ)
天宮 尚(5歳)
一咲家の母
天宮 尚(5歳)
一咲家の母
一咲家の母
一咲家の母
花音の母親がハンカチで目を抑える。花音の父親がそっと頭を撫でる。
天宮 尚(5歳)
ふと、横を向き花音の遺影をみる。 自分と一緒にいるときが多すぎて、仕方なく写真の切り抜き。 他の写真でいいのではと言われたりしたが、尚の隣にいる時が一番いい笑顔をしているから。と両親の考えで決められた。
一咲家の父
天宮 尚(5歳)
これ、と渡して貰ったものを見ると 水に濡れて色あせ、クシャクシャになった2人の写真だった。
天宮 尚(5歳)
かおん、なおのことだいすき。ぜったいけっこんすると言われはじめて頬にキスをされた時だった。
一咲家の母
天宮 尚(5歳)
一咲家の父
天宮 尚(5歳)
一咲家の父
天宮 尚(5歳)
そっか。そうだったんだ。
一咲家の父
一咲家の母
天宮 尚(5歳)
本当に。本当にどういう顔をすればいいか分からなかった。
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
天宮 尚(5歳)
一咲家の母
天宮 尚(5歳)
一咲家の母
自分の卒園証書を開き、自分の名前が書かれている横の空白に花音の名前を書き、筒に入れる。仏壇に移動し花音の写真に向かって卒園おめでとうと皆で写真を撫で、手を合わせた。