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ｶﾞﾁｬ
太宰
ただいま
？？？
おかえり
？？？
って…
？？？
その娘は？
太宰
拾ってきました
？？？
拾ってきたって…
？？？
…君、名前は？
柚季
ぇ、あ……
私は彼に助けの視線を送る
太宰
…柚季だって
太宰
胡桃柚季
？？？
なるほどねぇ…
？？？
ところで年齢は？
柚季
じゅ、13歳です……
？？？
惜しい…！！
太宰
森さん…？
？？？
…それで、君
？？？
家は何処？
柚季
…○、○○ー△ー□
？？？
ご両親は？
柚季
っ！！！
ｸﾞﾗｸﾞﾗｸﾞﾗｸﾞﾗ
太宰
地震…？
？？？
なかなか揺れが激しいね…
彼が私に触れる
ﾋﾟﾀｯ
太宰
……！
？？？
これは、若しかして…
太宰
でも、…
？？？
うーん…
そして、その森という人が立ち上がり
？？？
紅葉くんを連れてくるよ
？？？
ちょっと待っていてくれ
太宰
うん
ｶﾞﾁｬ
柚季
………
太宰
………ねぇ、柚季
柚季
ﾋﾞｸｯ……
太宰
…僕のこと、名前で呼んでみてよ
柚季
え、…
太宰
ほーら！
柚季
……太宰、治さん
太宰
(フルネーム……)
太宰
(あ、そうだ)
太宰
『治』って呼んで！
柚季
ぇ、……
太宰
はーやーく！
柚季
……治、さん
太宰
治
柚季
治くん……
太宰
お、さ、む！
柚季
……治
私がそういうと彼は満足気に笑みを浮かべた
ｶﾞﾁｬ
？？？
連れてきたよ
森さんが連れてきたのは、すごく綺麗な紅髪の女の人だった。
？？？
……あ、そういえば自己紹介がまだだったね
？？？
私は森鴎外だよ
森
宜しくね
尾崎
わっちは尾崎紅葉じゃ
森
…さて、柚季くん
森
君はポートマフィアに入るわけだけど、
柚季
………え、
森
あれ、言ってなかったっけ？
嘘、殺される……
太宰
柚季、そんなに怯えなくてもいいよ
太宰
僕たちは柚季に危害を加えないから
柚季
……うん、
森
それでも、此処に居たい思うかい？
柚季
………
此処にいたら、私は安全
独りじゃなくなる
柚季
……はい、
森
そうかい
森
それじゃあ、柚季くんのことは太宰くんと紅葉くんに任せよう
尾崎
…柚季、といったか
柚季
はい…
尾崎
わっちに着いてこい
柚季
は、はい……
柚季
広い………
尾崎
シャンプーとリンスはこれじゃ
柚季
あ、ありがとうございます…
尾崎
それじゃあ、わっちは着替えを取りに行ってくる
柚季
はい…
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
柚季
……
私は、湯船に浸かってみた
柚季
………！！
温かい、
柚季
(お風呂って、冷たいものじゃないんだ…)
柚季
はぁ……
柚季
(私、如何なっちゃうんだろ)
そんなことを考えているうちに数分が経過した
柚季
…あ、洗わないと
そうして、私は自分の体を洗い始めた
柚季
……よし、こんなもんかな
柚季
上がろ…
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
尾崎
上がったか、
尾崎
着替えはそこじゃ
柚季
ありがとう、ございます…
それは、黒ばかりのコーデだった
私がそれを着替え終えると、
尾崎さんが『へあおいる』というものを私の髪の毛先に塗って
私の髪を乾かした
柚季
(いい匂い…、)
ー十五分後ー
尾崎
…出来たぞ
柚季
…！！
柚季
こんなに、変わるんだ…
あ、声に出しちゃった…
尾崎
…とても似合っておるな((ﾆｺ
柚季
あ、ありがとうございます…！
尾崎
よし、太宰に見せに行くぞ
柚季
……え、
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